6月19日の読売新聞夕刊に「ネクタイ苦境、クールビズやコロナでノータイ定着し需要激減」が載っていました。革靴は6割減、スーツは3割減とのこと。
・・・6月の「父の日」で贈り物の定番だったネクタイ。クールビズの定着やコロナ禍などで需要が落ち込み、流通量はバブル期から8割も減少するなどし、その座を追われつつある。苦境を克服しようと、新たな商品の製造に乗り出す生産者も相次いでいる。
ネクタイ製造業者らでつくる「東京ネクタイ協同組合」によれば、国内流通量はピークの1991年には5645万本に達した。だが、2000年代以降、夏場のクールビズが進み、米アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏のようなカジュアルな服装が注目されるようになった。さらに20年からのコロナ禍で在宅勤務が広がったことも重なり、22年の流通量は1107万本まで急減した。
同組合の和田匡生理事長(68)は「最近の猛暑で夏場のノータイが定着し、父の日のプレゼントに選ばれることが減った」と嘆く。
一般社団法人「日本皮革産業連合会」(東京)のまとめでは、2024年の革靴の生産数量は765万足で、この15年間で6割近くも落ち込んだ。また、帝国データバンクによると、25年度の紳士服大手7社のスーツ事業の売上高は計3386億円と、17年度(4697億円)から3割ほど減少した。
市場調査会社「矢野経済研究所」(同)の調査では、靴分野ではスニーカーやスポーツシューズなどの需要は堅調だといい、同研究所は「機能性や快適性を重視する消費傾向が定着している」とみている・・・