お知らせ、岡本行夫さん追悼記念シンポジウム

4月24日、岡本行夫さんが亡くなられてから一年が経ちます。コロナウイルスのため、まだ、お別れ会も開けないようです。

4月29日(午前9時半~12時)に、JICA主催で「岡本行夫 追悼記念シンポジウム―海図なき世界、日本の進むべき道を考える」が、にオンラインで開催されます。当日は、You Tubeで視聴可能です。

気持ちよい春の日ですが

一時、寒さが戻った東京は、ここのところ温かく、よい天気の日が続いています。今週からは、大型連休も始まります。行楽には、よい季節です。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大で、行動の自粛が要請されています。元気が出ませんねえ。子どもたちも、かわいそうです。関係業界も、大変な事態になっているでしょう。いつになったら、本当の春が来るのでしょうか。

ところで、ある人が次のように指摘していました。
1 デパートや遊園地を閉鎖しますが、このようなところで感染が拡大したのでしょうか。
2 飲食店で、お酒を出さないとするようですが。これまで要請を守っている店でお酒を出して、感染が拡大している事実があるのでしょうか。あまりきつく制限すると、逆効果(守らない人が出てくる)になりませんか。
3 感染拡大を押さえ込むには、自粛の要請ではなく、法律できちんと禁止して、取り締まるべきではありませんか。要請を守っている人は、ウイルスを広めていません。自粛要請では守らない人がいて、その人たちが拡大しているのでしょう。一般人も、自粛疲れが出てきて、守らなくなりますよ。
4 欧米に比べ、ベッド数も医者の数も多く、感染者数もはるかに少ないのに、なぜ医療が逼迫するのですか。民間病院が多いのが理由なら、民間病院に法律で協力を義務づければよいではないですか。

どこで、どのようにして、感染が広がっているのでしょうね。マスクをして、距離を保っていたら、感染しないようですが。それでも、感染するのでしょうか。

連載「公共を創る」執筆状況。アンナ・カレーニナ

いつもの、連載「公共を創る 新たな行政の役割」の執筆状況報告です。
成熟社会の新しい不安のうち、「格差」を書き上げ、右筆たちに目を通してもらい、編集長に提出しました。今回も、右筆さんには、たくさん鋭い指摘をもらいました。いつものことながら、感謝です。

引き続き、もう一つの不安である社会生活問題を、「孤立」の観点から書いています。成熟社会の社会生活問題を、すべて孤立で説明することはできませんが、多くの悩みの元には孤立があります。
その過程で、トルストイを思い出しました。ロシアの文豪トルストイの傑作「アンナ・カレーニナ」の冒頭に、有名な文句があります。
「幸せな家族はいずれも似通っている。だが、不幸な家族にはそれぞれの不幸な形がある」。
確かにそうなのですが、現在日本の社会生活問題には、共通の根があるのです。小説は不幸の違いを描きますが、社会学と行政は共通の原因を見つけ、対策を考えます。

私は、「アンナ・カレーニナ」は、読んでいません。19世紀ロシア文学では、ドストエフスキーの「罪と罰」を学生時代に読みました。長編であること以前に、ラスコーリニコフとか登場人物の名前が長く、かつなじみがないので、読みにくかったです。時間以上に、体力が要りますね。

企業の受付対応、2

企業の受付対応」(4月20日掲載)に、読者から反応がありました。一部改変して、紹介します。出てくるA社は、私も知っている会社です。

・・・「企業の受付対応」を拝読しました。全く、同感です。
A社の受付は委託ですが、しっかりと訓練されており、レベルは高いと思います。
私が部長をしている職場では、来客者を入口でお出迎え、お見送りをする習慣がなかったので、私が率先して、お出迎えお見送りをするようにしました。
お客様からは、他の会社では、こういう対応はなかったと評価いただきました。
会社に対する好感度向上のためには、商品やサービスだけでなくこういうことの積み上げも大切だと思いました。
これが、当たり前の文化として定着してくれることを願うばかりです・・・

市役所の評判を高めるには、政策の善し悪しとともに、職員の接客態度が重要だと、拙著『明るい公務員講座』171ページに書きました。