東日本大震災からの復興では、各界から大きな支援をしてもらっています。自治体からの応援も、大きいです。
東京都は財政力や行政能力が高く、職員派遣などさまざまな支援をしてくださっています。内容は、都のホームページで見ることができます。「東京都総務局復興支援対策部」
現地の状況を、映像で発信することもしてくださっています。それぞれ2~3分の短いものです。ご覧ください。
「海外向け動画」「日本語の動画」
東日本大震災からの復興では、各界から大きな支援をしてもらっています。自治体からの応援も、大きいです。
東京都は財政力や行政能力が高く、職員派遣などさまざまな支援をしてくださっています。内容は、都のホームページで見ることができます。「東京都総務局復興支援対策部」
現地の状況を、映像で発信することもしてくださっています。それぞれ2~3分の短いものです。ご覧ください。
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「長時間労働是正の条件」、黒田祥子・早稲田大学教授の「在宅勤務、生活との境界課題」の続きです。
・・・第1にテレワークが普及すれば、誰が何をどれぐらい手掛けたかという仕事の「見える化」が進む。これまでは出勤していれば会社の「メンバー」としてみなされてきた評価体系も、より成果に見合ったものへと転換せざるを得なくなる。企業には、部下への適切かつ効率的な仕事配分と、生産性に見合う公正な評価制度を確立することが求められる。こうした体制が整わない限り、上司と部下の信頼が確立していない職場ほど、非効率なアピール合戦が生じる可能性もある・・・
・・・第2に筆者らの19年の研究によれば、労働者の自己啓発にかける時間は趨勢的に減少しており、特に00年代半ば以降、「職場での時間外」に自己啓発をする人が大幅に減っている・・・テレワークの普及により職場以外で仕事をする時間が増えれば、上司や先輩から直接指導を受ける機会も減る。企業は新たな職場内訓練(OJT)の方法を模索する一方、労働者は時代に即したスキルを自己責任で蓄積することが必要だ・・・
・・・第3に「いつでもどこでも」仕事ができる状況が広がれば、仕事と生活の境界が曖昧になることにも留意すべきだ。これは日本に限った現象ではなく、在宅勤務が普及している多くの先進諸国が抱える課題だ。欧州連合(EU)加盟国の労働問題を調査するEurofoundによれば、在宅勤務の普及率が高い国ほど「余暇時間にも仕事の対応をすることがよくある」という労働者の割合も高くなる。在宅勤務割合が約25%と高いデンマークでは、仕事と生活の境界が曖昧と答えた人が約3割にのぼる・・・
・・・より長期の視点に立てば企業による時間管理は一層難しくなるだろう。現状、テレワークの時間管理はパソコンのログや実際の操作時間などで把握せざるを得ない。しかし今後は、連続的にパソコンに打ち込むような作業は機械に任せ、人間は人間にしかできない仕事に特化することが求められるようになる。一つの企業に定時に出社し、まとまった連続時間で働くことを前提とした現在の労働時間規制は、時代に合わせて見直していく必要がある・・・
中井英雄、齊藤愼、堀場勇夫、戸谷裕之著『新しい地方財政論 新版』 (2020年、有斐閣)が、出版されました。10年ぶりの改訂です。若かった先生方も、重鎮になられています(当時も重鎮でしたが)。
コンパクトながら、バランスよくできていますよね。地方財政の標準的教科書といえます。これだけの内容を、この大きさにまとめるのは、なかなか難しいです。著者は、「欲張った」内容とも言っておられますが。
かつての理論重視の教科書と違い、制度、経営、理論、実証という4部構成は、優れものです。学生や自治体職員には、このような構成がふさわしいでしょう。地方財政も、現場での課題や運営が、どんどん新しくなっています。それを入れた内容です。公務員の皆さんにも、お勧めです。
中井先生に「ヤードスティック方式」を教えていただき、交付税の算定に反映させたことが懐かしいです。小生は、地方財政どころか、地方行政から離れて久しく、先生方の議論について行けません(反省)。
地方財政は、自治体現場、制度設計の総務省、研究者、マスコミの専門家などが噛みあった議論ができる、優れた「政策共同体」をつくっています。そのような政策分野って、意外とないのです。
今後とも、これら4者共同による、建設的な議論を期待します。
3月19日の日経新聞経済教室「長時間労働是正の条件」、黒田祥子・早稲田大学教授の「在宅勤務、生活との境界課題」から。
・・・図はフルタイム男性雇用者の長時間労働者の割合を示したものだ。左側の超長時間労働者(週60時間以上)の割合は急速に低下してきている・・・だが右側の週49~59時間働く労働者の割合はあまり変化していない。週49時間以上全体で考えれば、依然どの企業規模でも男性の3人に1人は週に少なくとも10時間以上の残業をしている。労働時間が上限規制のシーリング(天井)に張り付いているとも解釈でき、長時間労働是正はいまだ道半ばといわざるを得ない・・・
・・・筆者が山本勲・慶大教授と経済産業研究所のプロジェクトで実施した調査によれば、震災が起きた11年夏の節電対策として約6割の企業が残業抑制や業務効率化を進めたと回答し、翌年以降も取り組みを継続する予定と答えていた。当時も人々の働き方を変えるきっかけになることが期待されたが、労働時間減少は一時的で、12年には震災以前の状態に戻った。未曽有の大災害でさえも日本の働き方を変えるのは難しかった・・・
この項続く。
玄関脇に、夏椿を植えました。
家を造ったときに、赤い椿と白い夏椿を、対に植えたのです。椿は、たくさんの花を咲かせてくれています(年によっては、花が咲かないときもあります)。夏椿は、これまで2回枯らしてしまいました。すまないことを、してしまいました。
性懲りもなく、3回目の挑戦です。インターネットで1.5メートルほどの木を買って、届けてもらいました。
三度目の正直か、二度あることは三度あるか。課題は水やりです。最近は、鉢植えも枯らすことがないので、頑張りましょう。