今日の東京は、朝から雪でした。昼過ぎまで降り続き、一面の銀世界です。
この冬は雪が積もらなかったのに、3月末に積もりました。使わなかった雪かきショベルを出しました。
午前中は気温も0度。桜が満開になったとは思えない気候です。服装を、また冬物にしました。
外出自粛要請も、出ています。昨日土曜日は、東京の盛り場も、人は少なかったようです。そしてこの天気。外出する人は少なかったでしょう。
今日の東京は、朝から雪でした。昼過ぎまで降り続き、一面の銀世界です。
この冬は雪が積もらなかったのに、3月末に積もりました。使わなかった雪かきショベルを出しました。
午前中は気温も0度。桜が満開になったとは思えない気候です。服装を、また冬物にしました。
外出自粛要請も、出ています。昨日土曜日は、東京の盛り場も、人は少なかったようです。そしてこの天気。外出する人は少なかったでしょう。
連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第38回「社会的共通資本 住民参加で文化資本を変える」が、発行されました。
引き続き、社会的共通資本を考えています。その中でも、これまで余り認識されてこなかった、文化資本の重要性を指摘しました。政府や企業が意識してつくるものではないので、私たちの課題、政策の対象として扱われなかったのです。
そして、この国のかたち、私たちの暮らしの在り方、社会の慣習といったものは、単体で存在するのではなく、相互に関連して存在しています。一つの系(システム)をなしています。残業を禁止するだけは、働き方改革は進みません。仕事の仕方の改革、早く退社した場合の「居場所」が必要です。
少し話が飛躍しますが、国際秩序がどのようにつくられているかを、紹介しました。統一的政府がない国際社会で、紛争はありつつ全面対決せず、一定の秩序が成り立っています。その理由です。関係的権力だけでなく、構造的権力が機能しています。場の力です。
それを見ると、政府が統治するガバメント以上に、関係者が共同してつくりあげるガバナンスが重要だとわかります。ガバメントは施設資本、制度資本をつくりますが、関係資本や文化資本はガバナンスです。
これで第2章を終え、次回4月からは、第3章「転換期にある社会」に入ります。
3月24日の日経新聞経済教室は、伊藤隆敏・コロンビア大学教授の「コロナ対応で再度強化必要 異次元緩和、8年目へ」でした。
詳しくは原文を読んでいただくとして、そこに、「経済ショック時の株式相場下落率と回復期間」の表がついています。分かりやすいです。
発生年、アメリカでの下落率とその期間、回復に要した期間が載っています。そこを抜粋します。
ブラックマンデー(1987年)、33.5%、3か月。1年11か月
ITバブル崩壊(2000~2002年)、49.1%、2年6か月。7年2か月
世界金融危機(2007~2009年)、56.8%、1年5か月。5年6か月
コロナ・ショック(2020年)、31.9%、1か月。?
3月26日の日経新聞夕刊「私のリーダー論」、沢田道隆・花王社長の発言「本気問う会議、組織に活気」から。
・・・会議が多いという話が働き方改革で言われますが、本当の会議は少ないと思います。誰かがプレゼンをして誰も意見を言わなければ報告会です。報告会なら文書でもテレビ会議でもできます。集まるのならみんなで意見を出し、結論を出す。結論がまとまらなくても、議事録に残して次回のベースにする。さまざまな意見をぶつけ合うことが、組織の活性化につながります・・・
同感です。
えらいさんの集まる「会議」ほど、報告会になる傾向があります。しかも、上司の発言をつくるために、部下に不要な仕事が増えます。それが昂じて、部下は上司を気にするようになり、課題に向き合う時間が減ります。
儀式としての会議(報告会)の必要性を、私も否定はしません。しかし、それと機能する会議体とは別であり、儀式は仕事の邪魔をします。上司はそれを認識してください。
「部下に仕事を任せて欲しい」というのは、この意味です。
南後由和著「ひとり空間の都市論」(2018年、ちくま新書)を読みました。連載「公共を創る」で、平成の社会の問題の一つとして、「孤独」を取り上げています。その関心の延長です。
「おひとり様」と呼ばれる現象を、いくつかの角度から分析しています。冒頭に漫画「孤独のグルメ」が出た後、住まい、飲食店、モバイルメディア(ウオークマンからスマートフォンまで)などが取り上げられます。統計による分析ではなく、現象を捉えた、社会論、都市論です。
都市が人を自由にし、また一人で生きることを可能にします。江戸時代から、都市には独り者が多かったようですが。さらにその独り者が増え、そして生活しやすくなりました。
単身者が増える。そのような人を対象として店やサービスが増える。そして、さらに便利になって、単身者が増える・・・。という積み重ねなのでしょう。
単身者が重宝するのは、飲食店です。一人で入りやすい店が増えました。かつては、学生街の食堂と町の食堂でしたが、それらが少なくなり、ファストフード店が増えました。便利ですが、そのような店は、食事を楽しむというものではありません。
単身赴任したときに、雨の日曜の晩に一人で食べることは、わびしかったです。