復興庁ホームページの英語版を、全面的に改修しました。担当職員の談によると、「外国人の関心事項は、福島の現状(食品の安全性含む)、復興の現状、発災以降の政府の取組(復興関連施策)が中心ですので、その関心に応えて説明できるような形、かつ復興庁として発信すべき情報を効果的に発信することを念頭に置いて、改修を行いました」とのことです。改修点は、次の通り。
1 トップページに復興の現状を紹介する動画を掲載
2 トップページに復興に関する日本政府・復興庁の取組を要約した形で掲載
3 トップページに食品の安全性に関する農水省・水産庁の調査結果のリンクを掲載
4 Progress to Date(これまでの進捗)を新規作成し、復興の現状と課題に関するブリーフ資料を掲載
5 Great East Japan Earthquakeを新規作成し、震災の規模、被害状況、現在の避難者の数、福島の避難地域に関する情報(経産省HPにリンク)を掲載
6 About Usに、復興庁設立の経緯、組織図を新たに追加
7 New Tohokuを新規作成し、「新しい東北」のコンセプトを英語で紹介
8 Photo Galleryを「つちおと情報館」にリンクし、復興の定点観測写真が閲覧できるようにする
確かに、復興の状況、原発の現状、食品の安全は、諸外国にも正しい情報を持ってもらう必要があります。復興庁広報班には、外務省職員(外交官)にも来てもらっているので、このような外国語での発信も、お手の物です。ありがとう。
月別アーカイブ: 2015年11月
しゃべることの大変さ
人前でしゃべることは、結構な負担になります。今やっている仕事を解説するなら、そんなに難しいことではありません。しかし、仕事を離れたお話しは、何を話すかから考えなければなりません。レジュメや資料を作り、頭の中で予行演習をして、当日に実行します。準備の時間と思考、本番に費やすエネルギー、結構大変なのですよ。聞いている人は、お気楽にしゃべっているように見えるでしょうが。それでも、私の経験や学んだことを、後輩や世の中に還元でき、お役に立てるのならと思って、引き受けています。
しゃべる機会は、頭の中を整理するのに、良い機会です。ふだん、いろんなことを考えていますが、それをまとめて整理することになります。これが、レジュメをつくる際の効果です。原稿を書くことも、同じです。さらに、人前でしゃべることは、もう一つの効果があります。私のしゃべっている内容が、相手に通じているか、反応が見えるのです。力を入れて伝えたい項目が、案外受けなかったり、こんなことで笑ってもらえるのだとか。
もっとも、文章・活字と違い、講演でのしゃべりでは、観客の注意をそらさず、また適当に笑ってもらうとか、それなりの技術が必要です。観客によって、しゃべり方も変える必要があります。もちろん、決められた時間に収めること、起承転結の構成にするとかも。
同じテーマで2~3回しゃべると、定番の話が完成します。
個人番号カード
わが家に、個人番号通知カードが届きました。配達の郵便局員に聞いたら、1日に150軒を訪ね、平日だと会えるのは50軒だそうです。
顔写真を用意して、個人番号カードの交付申請をしなければなりません。郵送でも、パソコン・スマートフォンからでも、手続きできるのですね。
新居10年
家を建ててから、10年になりました。早いものですね。どこにも不具合が起きず、快適に暮らしています。太平建設さんのおかげです。ありがとうございます。もう少し広かったらとか、欲を言えばきりがありません。東京で戸建てですから。
10年暮らすと、体や暮らしになじんできました。洗面所にしろお風呂にしろ、いつも使う物がいつもの場所にある。落ち着きます。よって、私はどんな良い旅館やホテルより、自宅が好きなのですが。キョーコさんは、旅行が好きです。
一番の変化は、書斎が本の置き場と化したことです。若いときに読んだ本、たぶんこれから読みもしない本を捨てることができず。他方で、毎週末に紀伊國屋に行って、気になる本を買ってしまい・・。本棚はとっくにあふれて、机の上と床に、山積みになっています。いずれ、きっしょをつけて、処分しなければなりませんが。
50歳の11月に完成したので、ちょうど私の50代と重なります。この10年間に、さまざまなしかも責任ある仕事をさせてもらいました。振り返るとそれぞれに思いはあるのですが、というかありすぎて、考えがまとまりません。
農家数
農林水産省が、2015年「農林業センサス」を発表しました。農業就業人口は約200万人と、5年前の前回調査に比べ2割も減っています。日本の労働人口が6400万人なので、4%に満ちません。また、1995年(20年前)の414万人と比べると、半減しています。
この中には、販売農家と自給的農家があり、販売農家の中にも兼業農家と専業農家があります。勤めながら稲作をしているサラリーマンと、専業で野菜を作っている農家とを一緒にしては、議論できません。事業としての農業と、地方の暮らしを支えてきた兼業農家とを、区別する必要があります。
平均年齢は66歳です。60歳以上が160万人、60歳未満が50万人です。40歳未満だと14万人です。これだけを見ると、後継者がいない、事業としては難しい状況になっています。比較の対象にはなりませんが、全国の警察職員数は28万人、消防職員は16万人(総務省、地方公務員定員管理調査)です。散髪屋さんの理容師数は23万人、パーマ屋さんの美容師数は50万人です(厚労省、衛生行政報告例)。