今日、自治大学校にも、タイガーマスクさんが来てくれました。といっても、匿名ではなく、立川市長さんと立川商工会議所会頭さんです。市内の放置自転車をリサイクルし、30台も寄付してくださいました。実は7年前に、自治大学校が立川に移転した時も、頂きました。
大学校はモノレールの駅には近いのですが、市の中心・繁華街には1.5キロ離れています。研修生には、自転車が便利なのです。ありがとうございます。大事に使わせていただきます。
月別アーカイブ: 2011年1月
職場のパソコンが壊れました
職場のパソコンが、壊れました。今朝、いつものように電源を入れたら、エラーと数字の表示が出ます。職員に調べてもらうと、ハードディスクが壊れているとのこと。庶務課長に、「僕のパソコンを壊しただろう(笑い)」と言いがかりをつけたら、「私が壊すのなら、たたき壊しますよ(笑い)」と、軽くいなされてしまいました。
すぐに予備の機械に替えてくれましたが、古い方のパソコンにあったデータが失われました。パソコンは「入院」して、データが取り出せないか、「手術」してもらうそうです。
さて、困るのは、メールのやりとりの結果です。処理が終わっていない案件が、わからなくなります。また、相手のメール・アドレスが失われたので、これから必要に応じて、電話をかけてアドレスを教えてもらう必要があります。結構な人数が、入っていたのですが。とほほ。
自宅のパソコンが壊れたら、怖いですね。5年前に引っ越した際に、ハードディスクが壊れ、大変な目に遭いました(2005年12月10日の記事)。バックアップを取っておかなければならないのでしょうが・・・
市町村長さんのご要望
昨日はある県の職員研修所の方が、今日はある村の村長さんが、自治大学校を訪ねてきてくださいました。前者は研修の進め方についての勉強に。村長さんは、「これまで研修生を送ったことがないのだけど、一度送りたいので、現場を見に来た」と言うことでした。このほかにも、最近では県議の方や市長さんらが、視察に来てくださいました。
もちろん、大学校の研修内容と水準は、施設を見ていただいてもわかりません。施設は7年前にできた、新しくてとても立派なものです。今の冬の時期は、西側の窓から大きく富士山が見えるという「特典」付きです(ははは)。
副校長らとともに、どのような研修をしているか、内容や手法、さらに目指すところを、ご説明しています。送り出す側のご要望はいくつかありますが、多いのは、「新しいことにチャレンジする職員を育てて欲しい」「企画能力を育てて欲しい」「新しいことに対して、『できません』と言わない職員を育てて欲しい」「役場の中では優秀なのだけど、もっと外の人と競わせたい」という要望です。これについては、私どもの目指すところなので、バッチリです。
2011.01.19
今日は、慶應義塾大学で、秋学期の最終講義でした。来週は、期末試験です。
今学期は、平日の午後という時間でしたが、2回休講しただけで、無事に予定していた内容を、講義し終えることができました。毎週、レジュメと資料を用意するのは、結構大変でした。大学院生や地方公務員を相手に話すのなら、一定の知識を前提に、どんどん難しいことをしゃべればいいのですが、学部生を相手にする場合は、そうはいきません。
学生諸君にも申し上げましたが、教科書に書いてあることをしゃべるのなら、何も教室に集まる必要もなく、インターネットで配信するか、指定した教科書を「読んでおくこと」と指示するだけですみます。実務家教員である私に期待されていることは、一通りの教科書に書かれた内容の講義と、そのほかに、実際はどうなっているか、どのような課題があるか、さらにはどのような問題関心で社会を見るかを、お話しすることでしょう。ニュースをどう読み解くか、新聞をどう読むかもです。
なるべく実例を挙げて、黒板に図を書いて解説するように心がけました。教壇の上からは、学生諸君の反応は、良くわかります。学生の目を見て、「これは理解してもらったな」と感じてから、次の話題に移るようにしました。
毎回、教室の真ん中、私から見て左よりの前から3列目に座ってくれた女子学生諸君。ありがとうございました。あなた方の表情を、「測定器」にさせてもらいました。もっとも、広い教室で、全員の表情までは見ることはできませんでしたが。毎回、1~2人の学生を除いて、熱心に聞いてもらいました。ありがとうございました。皆さんの、活躍を期待します。
研修専門課程
今日は、自治大学校で、研修専門課程の入校式と校長講話でした。この課程は、県や市町村の職員研修担当者を研修するものです。各自治体とも、職員研修には力を入れています。しかし、どのような研修が効果的かは、難しいです。
研修専門課程では、「何を教えるか」と「どのようにして教えるか」、すなわち内容と方法を、伝授するようにしています。自治大学校がこれまで蓄積したノウハウと、現在試みていることと、そして何を悩んでいるかです。これは、私どもと共通する課題です。
そして最後は、馬を泉に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない、です。自ら学ぶという意欲を、どのように引き出すか。
自治大では、演習を多くすることで、自ら考えることを求めます。また、全国から集まった精鋭が切磋琢磨することで、意欲を高めてもらいます。