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復興、今後の課題

2018年12月19日   岡本全勝

復興庁が、「復興・創生期間後も対応が必要な課題の整理」を、とりまとめ発表しました。「概要」に簡潔にまとめられています。その後ろに参考資料として、復興の現状がついています。ご利用ください。

地震・津波被災地域は
・ 生活インフラの復旧はほぼ完了し、産業・生業の再生は着実に進展するなど、復興の総仕上げの段階。
・ 被災者の見守りや心のケア、コミュニティの形成、被災した児童生徒等への支援などについて、復興・創生期間後も一定期間対応が必要。

原子力災害被災地域は
・ 福島の復興・再生は中長期的対応が必要であり、復興・創生期間後も継続して、国が前面に立って取り組む。
・ 帰還促進のための環境整備、福島イノベーション・コースト構想を軸とした産業集積、事業者・農林漁業者の再建、風評払拭・リスクコミュニケーションなどについて、復興・創生期間後も対応が必要。

福島産の海産物への理解

2018年12月17日   岡本全勝

12月14日の福島民友新聞が「福島県産「海産物」...抵抗薄れる」を伝えていました。
福島大と東京大の調査です。それによると、福島県産の海産物の購入を控えたいという人の割合は、原発事故直後には、福島県、東京都、大阪府などで約4割ありました。それが、最近では1割強に減少しています。

水産物も農産物も、徹底した検査をしています。安全なものしか、流通していません。消費者にも、徐々に理解されてきています。

東京電力、廃炉資料館

2018年12月15日   岡本全勝

先日、東京電力の「廃炉資料館」に行ってきました。福島県富岡町の国道6号線沿いにある展示施設です。11月30日に開館しました。
2011年3月の第一原発事故の状況と、現在進められている廃炉作業の状況を展示しています。これは、わかりやすいです。事故当時の様子が、映像や画像で再現されています。第一原発を視察しても、事故発生当時のことはわかりませんから。
当時を知る人も、事故の概要は知らないでしょうし、若い人はなおさらです。
また、説明の中で、東京電力が事故を起こしたことの反省と、大きな被害を与えたことについて、率直にお詫びをしています。企業の広報施設としては異例ですが、納得できます。

かつて、原子力発電所を宣伝するための施設だったものを、改装しました。
機会があれば、ぜひご覧ください。映像などをすべて見ると、2時間かかるそうです。少なくとも30分以上は必要です。
インターネットで、その要点を見ることができれば良いのですが、まだ開館したばかりで、準備ができていません。充実されることを期待しています。

このほかに、原発事故や放射線、除染などについて説明している施設として、次のようなものがあります。
・福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」。放射線やふくしまの環境の現状を、展示しています。
・特定廃棄物埋立情報館「リプルンふくしま」。放射性物質に汚染されたごみの埋立処分について、わかりやすく学べる情報館です。

慶應大学、地方自治論Ⅱ第10回目

2018年12月14日   岡本全勝

今日14日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第10回目の授業。
いつものように、前回の授業で学生に書いてもらった質問に答えました。なかなか鋭い点をついてくる感想や質問があります。このような学生は、良い評価を与えたいし、世の中に出ても出世するでしょう。

白紙の出席カードもありますが、まあ、出席するだけでも良しとしましょう。でも、せっかく90分を使っているのですから、出席したら全力で授業に取り組んで欲しいですね。のんべんだらりと90分を過ごすのは、もったいないです。
壇上から話しかけている際に、うなずく学生やなど、目の輝きで学生たちの集中度がわかります。もちろん、学生にとってつまらない授業をしていては、学生の目も腐ってくるでしょうが。
「代返」と思われるカードもありますが、そこは大人の対応ということにします。もっとも、私にばれるようでは、実社会ではダメでしょうね(笑い)。

今日は、交付税制度のおさらいを終えたあと、地方債の説明でした。「本を読んでもよくわからなかった地方債が、よくわかりました」という意見がありました。うれしいですね。

慶應大学、地方自治論Ⅱ第9回目

2018年12月7日   岡本全勝

今日7日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第9回目の授業。
いつものように、前回の授業で、学生に書いてもらった質問に答えました。日本の公的借金の多さに驚く学生が多かったです。また、財政政策、経済政策、産業政策についての岡本分類が、学生にとっては、新鮮だったようです。

今日の授業は、地方交付税の算定です。地方財政計画が、1800地方団体全体での財政保障であるのに対し、地方交付税の各団体ごとの算定が、各自治体への財政保障です。前者がマクロであり、後者がミクロです。学生の感想では、この仕組みの精緻さに驚く意見が多かったです。

そして、太平洋ベルト地帯の産業集積地域で集めた国税を、それ以外の地域に配っている「財政ポンプ」を説明しました。新幹線の地図を書いてです。これについては、多くの学生が、納得してくれました。同じ数表を説明するにしても、地図を利用したり、これまでの知識に接続すると、理解しやすいですね。