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2003.01.23

東京大学での講義が終了しました。
最終回は、私の都合がつかず、休講にしてしまいました。この時期は、各政党・国会議員への説明などが入り、時間の都合がつきませんでした。学生諸君には、迷惑をかけました。ごめん。
でも、よく1年間、ほとんど休講なしで、できたことをほめて下さい。

米国まめ日記2

米国のクリスマスと正月
 米国(ワシントン)で初めてのクリスマス&正月を経験しました。日本であれば、クリスマス→餅つき→年越しそば→紅白(ゆく年くる年+除夜の鐘)→初詣などと続いていくこの華やかな期間、米国ではどうなのだろうと密かに期待しつつ。
 が、過ぎてしまえば、クリスマスは思っていた以上に地味。ニュースでも、家族や内輪の者だけで過ごす人たちが多いと報道していましたし、みんながタキシードやイブニングドレスを着て一流ホテルでのパーティに参加しているわけではなかったようです。
 もちろん、普段よりは飲み歩く人たちの数も多かったようですが、日本のように多くの酔っ払いを見かけるということもありませんでした。そもそも、ワシントン周辺地区に新宿や銀座のようなところはありませんが。
ホテルの飾り付け
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 ただ、”各家庭のクリスマス電飾”はド派手なものでした。各家庭が競うようにツリーだの、トナカイだのの電飾をこれでもかっ~と見せつけておりました。これを見て、「電気代がかかりそうやのう」とか「京都議定書に署名しないわけだ」と思った日本人は私だけではないでしょう。ちなみに、それらの電飾は年を越しても残っていたりします。
家庭の電飾
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 大晦日から正月にかけての期間は、それはもう寂しいくらいに地味なものでした。普段とほとんど変わりません(そもそも米国で祝日は1月1日のNew Year’s Dayだけです。ただ、クリスマス時期から引き続きテレビで飲酒運転はやめましょうみたいな呼びかけをやっていましたので、夜遅くまで飲んでいる人も通常よりは多かったのかもしれません。)。米国での年越しといえばニューヨークのカウントダウンがまず思い浮かびますが、あれは例外だということがよく分かりました。
 ということで、こちらに来て1年足らずの日本人にとって、米国での初めてのクリスマス&正月は、ほとんどネタとはならない寂しいものとなってしまいました。また、ネタ探しの旅に出たいと思います。
P.S.クリスマス前後にクリスマスのリースをグリルにつけた車を数台見かけましたが、これは日本でグリルに(特に田舎のヤンキーを中心に)しめ縄をつけるようなものといえるでしょう。きっと。

10,000番

祝10000番。今回ゲットしたのは島村英さんです。以下、彼が自ら書いてきた文章です。
「彼は川崎君稲熊君と同様、中央省庁等改革推進本部事務局で主査をしていました。今は、愛知県警察本部の交通規制課長をやっています。「のらくろ」というペンネームで小説を書く、ユニークな警察官です。賞品として「地方改革財政論議」を要求されたので、贈呈します。」
以上、「自己申告文章」です。のらくろ君は、これまでこのHPに載ることができず、悔しい思いを重ねていました。

米国まめ日記1

国土安全保障省 ~米国のチョット省庁再編~
 少し古い話なのですが、去る11月25日、ブッシュ大統領は「国土安全保障省設置法案」に署名しました。これにより、国境警備隊、湾岸警備隊などを含む22の米国政府機関・部門の総勢17万人を統合する巨大官庁、国土安全保障省が誕生することになりました。
 22の政府機関・部門といわれてもあまりピンと来ないかもしれませんので、ちょっと日本に当てはめて考えてみますと、内閣官房の一部(危機管理監等)、内閣府の一部(防災関係)、法務省の一部(入国管理)、財務省の一部(税関)、農水省の一部(植物・動物検疫)、国土交通省の一部(海上保安庁)&その他色々を一まとめにしたような役所が誕生するといったイメージでしょうか(たぶん)。
 この「巨大官庁」に対しては、「こんな寄せ集めの巨大官庁がそもそもワークするのか」といった批判等がありますが(巨大官庁に対してはどの国でも批判がつきものなのです)、この巨大官庁設立構想の発表から設置法署名までの期間の短さは、日本人の私にとっては驚きです。
 「9・11」を防げなかったという反省を受けて、ブッシュ大統領が国土安全保障省構想を発表したのは、今年の6月。わずか半年あまりで、その巨大官庁の設置法が成立してしまったわけです。
 そういえば、エンロン疑惑に端を発した企業会計スキャンダルへの対応も非常に迅速(かつ厳しいもの)でした。
 拙速ではといった批判はあると思いますが、アメリカの持つこの”スピード感”、日本が学ぶべきところかもしれません。