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今日は福島。添乗員と講演

2015年7月18日   岡本全勝

経済同友会が、夏季セミナーを16、17日と、福島県郡山市で開催されました。今年の提言にも、復興を柱だてしてもらいました。「地方創生のモデルとなる被災地の再生を」。今日18日は、原発被災地を視察。今回もご指名を受けて、バスに添乗し、復興の状況と今後の取り組みを説明しました。経済界のオピニオンリーダーたちに、現状を確認してもらい、半日間も意見交換ができることは、ありがたいことです。ふだんなら、面会の予約を取るのも大変な大会社の社長、会長さんたちです。あいまに「大会社の社長になるのに必要な条件」なども、教えてもらいました。
午後は途中から一行と別れ、いわき市で県議さんたちが中心となった民間の勉強会で、お話をしてきました。3連休の初日にもかかわらず、100人もの方が集まって、話を聞いてくださいました。福島で福島の復興を話すのは、ちょっと気が引けたのですが、
・現地ではなく、国から見た全体の姿
・これまでの4年間と、今後の見込み
・私の経験と私が考える被災地のこれから
をお話しすることも意味があると考え、お引き受けしました。皆さんが知りたいのは、「これからどうなる」「どうしてくれる」でしょうから。で、大部の資料を配ったのですが、それはお持ち帰りいただました。
4年前の大混乱、先行きが見えない頃を思い出すと、隔世の感があります。事態が落ち着いてきて、また、できることとできないことが明確になってきました。「原発被災地域の将来」(7月9日)に書いたように、帰還希望者と作業員などで、新しい町ができる見込みが立ちました。すると、それに向かって見えてくる課題を、解決すればよいのです。
もちろん、これまでにない災害なので、これまでにない対策を打つ必要があります。時間もかかります。でも、復興庁はこの4年間、さまざまな「これまでにない取り組み」をしてきました(「復興の現状と課題」のp11)。ご安心ください。「前例がない」「私の担当でない」というのが官僚の欠点であり、官僚への批判ですが、復興庁は「前例がないからやる」「担当でなくても取り組む」のが任務です。その意味では、復興庁はこれまでにない役所であり、「変わった官僚」の集団です。

読者の反応

2015年7月16日   岡本全勝

このホームページには、数人ですが、熱心な読者がおられます。ありがたいことです。
Iさんの苦情=毎日見ているのに、更新しない日があるのは、けしからん。7月10日は、どうしたのか。出張に行っていたとも思えないし、最近は毎晩早く帰っているそうやないか。
全勝の答え=すみません。その日も、実は更新したのです。でも、翌朝読み返して、まずいと思い、全文削除しました。酔っ払って、一時の感情で書いては、あきまへん。
O君の反応=今度イギリスに赴任することになりました。ホームページで紹介されていた、近藤和彦先生の『イギリス史10講』を読みましたが、難しいです。
全=確かに、あの本はイギリスの歴史の紹介と言うより、社会と政治の分析だから。代わりに、こんな本があるよ・・・。
F君の反応=ホームページで紹介されていた、××が面白そうなので、買って読みますわ。
全=どうせもう一度読むことがないから、貸してあげるよ。
F君=では、半永久的にお借りします。

産業復興支援、コミュニティ再建支援。行政は何ができるか

2015年7月14日   岡本全勝

イトーヨーカ堂が、被災地の食品を、各店舗で販売してくださっています。「東北かけはしプロジェクト」。7月14日からは、その第12弾を、参加257社、商品数1,900という規模で、やってくださいます。18日には西新井店で、イベントも行います。詳細は、チラシをご覧ください。水産加工品をはじめ、作るだけでは売れない時代です。どのように売り上げを伸ばすか。このような形での協力は、ありがたいです。支援では長続きしないでしょうから、このような企画からよく売れる商品が育つと良いですね。
復興庁で手がけている「新しい東北」では、民間企業やNPOと連携して、被災地での賑わいを取り戻す様々な試みをしています。分野は、産業とコミュニティに絞っています。暮らしやすい、活力ある町を作るためには、この2つが重要です。
8月26日には、岩手県遠野市で、コミュニティの形成をテーマに、NPOと市町村の人たちとの交流会・勉強会をします。
ほかにも、いろんな企画をしています。建物は作れば成果が見えますが、産業振興やまちづくりは、関係者による継続的な努力が必要です。それを支援するのが、行政の役割です。イベントカレンダーをみていただくと、「こんなことまでしているの?」と思われるでしょう。でも、この多くは、民間の方がやってくださっていて、復興庁は場の提供とつなぎをしているのです。官と民との区分を、どのように越えるか。その実験中です。

若い人たちの大震災学習

2015年7月14日   岡本全勝

今日14日午後、復興庁に、神戸大学付属中等学校の生徒さん(高校1年生)8人が、研究に来られました。神戸は阪神・淡路大震災の被災地ですが、彼ら彼女たちは、あの大震災を経験していません。「私たちは、何ができるか」をテーマに、勉強しているとのことです。防災教育、震災遺構、資料保存、賑わいの復活など、いくつかの課題について、質問を受けました。よく勉強していて、質問も的確でした。復興庁側は、私では年齢が違いすぎるので、若手職員をそろえて、質問に答えました。
補足です。デジタルアーカイブは、国会図書館ひなぎく。情報(特に写真など)の保存は、便利になりました。ぜひ活用してください。でも、百聞は一見にしかずです。被災地に賑わいを取り戻すための復興庁の取り組みは、「新しい東北」です。
実は、勝山副校長が高校の1年先輩で、「対応せよ」との指令が届きました。勝山先輩は通学電車(近鉄橿原線)が一緒で、何も知らない私は、たくさんのことを教えてもらいました。15歳の時ですから、45年前のことです。今日訪ねてきた生徒たちが高校1年生ですから、当時の私と同じ年です。私は、今日の生徒さんほどしっかりしていませんでした。

企業やNPOによる産業復興支援

2015年7月11日   岡本全勝

被災地の産業復興のために、被災地外の企業やNPOによる支援が、積極的に行われています。今日は、そのいくつかを紹介します。
宮城県南三陸町の食を売り出す「南三陸ブランド戦略協議会」を、キリングループと日本財団が支援してくださっています。事業の概要は、地元の漁業者、農業者、食品加工業者などが協働し、海産物のみそ漬けや缶詰などの加工品を開発し売り出します。河北新報の記事が簡潔でわかりやすいです。キリンの支援概要。お金の支援だけでなく、商品開発、ブランド化、販売、人材育成がセットになっていること、それらの関係者と協働して行うことが、ミソです。発表資料の下についている「事業概念図」をご覧ください。
もう一つは、日本財団の女川町支援の成果「水揚げ高は震災前を上回る、官民一体で新しい町づくり」。
7月10日、11日は、「東の食の実行会議」が開かれています。目的は、「東北の食産業の復興に向け、成功事例を共有し、企業のリソースを集約して、大きな経済インパクトを持続可能な形で生み出す。さらに、長期的に東北が目指すべき共通のビジョンを形成する」です。藤沢烈さんの報告小泉進次郎・政務官の報告