カテゴリーアーカイブ:このページの歴史

コミュニティ再建支援、宮城

2016年10月30日   岡本全勝

被災地でのコミュニティ再建への取り組みを紹介します。11月11日、東松島市で「みやぎ地域復興ミーティング」が開かれます。詳しくは、リンク先を見ていただくとして。
「自治会、まちづくり協議会、各支援団体と連携し、助成制度などを活用しながら、コミュニティの再生を支える取組が徐々に進められています。本ミーティングでは、それらの取り組みの道のりを共有」します。ご関心ある方は、ご参加ください。(2016年10月30日)

新しいサイトへの移行作業

2016年10月23日   岡本全勝

新しいサイトを作成中です。現在のサイト「岡本全勝のページ」(Niftyのcoocan)は、自宅のパソコンで作成、管理しています。外からは、加筆できないのです。そこで、「社長」(このホームページのお医者さんです)にお願いして、新しいサイトを立ち上げてもらいました。

問題は、これまで書き連ねた記事を移植する作業です。容れ物は社長が作ってくださり、大方の過去記事を移植してくださいました。かなりの重労働です。ありがとうございます。残りは、私がぼちぼち移植させる予定です。めどが立ったら、Niftyのcoocanから、こちらに全面的に移行する予定です。(2016年10月23日)

 

 

原発事故と心の健康、2

2016年10月14日   岡本全勝

昨日、(原発事故と心の健康)を書きました。読売新聞10月6日「医療ルネサンス。福島 回復する力」に載っている、前田正治教授のインタビューを書くのを忘れていました。
・・・全体としては回復に向かっているいるものの、過去の自然災害と比べると、その歩みは遅い。中には悪化している人もいます・・・
・・・回復を阻害する二つの要因も、最新の研究で見えてきました。放射能に対する不安が強い人、高齢な人ほど抑うつ傾向が高くなる傾向があります。不安を持つのは当然なこと。ただし、心身の健康を損なうほど自分を追いつめないでほしい。また、家族や友人、近所づきあい、支援者との関わりなどが乏しい人ほど回復が遅いことも明白です・・・(2016年10月14日)

原発事故と心の健康

2016年10月13日   岡本全勝

10月13日の朝日新聞オピニオン欄は、前田正治・福島県立医科大学教授へのインタビュー「福島、5年後のこころ」です。
原発事故では、放射線を浴びることで亡くなった方は、おられないようです。また、放射線が原因で身体的病気になられた住民も、おられないようです。しかし、放射線に対する心配で健康を害された方、避難生活で健康を害された方がたくさんおられます。
「震災から5年半がたちました。原発事故被災者の心の健康はどんな状態ですか」という問に。
・・・ゆっくりとした回復を示すデータと同時に、深刻な事態を示すような相反するデータもあり、二極化の様相を示しています。県内で避難指示が出た市町村に住んでいた21万人の健康調査を毎年行っていますが、うつ病の可能性がある人の割合は、2012年から4年間で14・6%から7・8%に下がりました。全国平均は約3%ですからまだまだ高いですが、減る傾向にはあります。ただ、岩手、宮城では急減した震災関連自殺は、福島では依然として多く、累計で80人を超えました。アルコール摂取に問題を抱える男性も2割前後で横ばいが続いています・・・
「原発事故は、心の健康にどう影響しているのでしょう」という問に。
・・・放射線への不安が広く深い負の影響を与えています。一つは、直接的な恐怖体験からくるストレス障害です・・・より深刻なのは、放射線被曝の遺伝的な影響を心配する被災者が、減ったとはいえ今なお4割近くいることです・・・
断片的な報道はありますが、この記事のように、詳しく取り上げた記事は少ないようです。ぜひ、原文をお読みください。(2016年10月13日)

災害時、混乱する窓口、全体を見る責任者の重要性

2016年10月10日   岡本全勝

少し古くなりましたが。9月29日の朝日新聞夕刊に、「電話の嵐、役場混乱。岩手・岩泉、台風被害」という記事が載っていました。
・・・台風が上陸した日、防災の司令塔となるはずの町役場は、鳴り続ける電話対応に忙殺されて機能不全に陥っていた。1カ月前のあの日、役場で何が起きていたのか。町の検証作業で判明した事実から再現する・・・
・・・(8月30日)電話は午後5時以降、ひっきりなしにかかってくるようになった。会社から帰宅する町民が道路が通れるかどうかを問い合わせてきたためだ。職員は電話の内容を書き留め、道路担当課に問い合わせた上で回答したり、浸水地区に土囊を持っていくよう消防署に要請したりした。
町役場は、代表電話番号にかけると総務課につながるようになっていた。総務課は午後3時以降、対応する職員を5人から10人に増員したが、課内の11台の電話は鳴りやまず、職員の大声で課内は騒然となった。職員は電話メモをホワイトボードに貼ったが、スペースがなくなり、課内の書棚や窓ガラスにも貼った。
午後5時20分、グループホームのそばを流れる小本川を管理する岩手県の岩泉土木センターから「氾濫注意水位の2メートル50センチを超えた」との情報が電話とメールで届いた。気象庁の情報では、今後の雨量が1時間に80ミリを超えると予想されることも確認された。町が避難勧告を出す基準だ。
だが、電話を受けた職員は再び町民からの問い合わせ対応に追われ、情報は共有されなかった。避難勧告を発令する立場の伊達勝身町長にも伝わらなかった。
午後6時7分、日没。「裏山が崩れそう」「水が自宅に入ってきている。何とかして」。支所職員や町民の情報で、総務課から一歩も出られない職員にも、事態が急激に悪化していることが理解できた。だが、目の前の電話対応に追われ、職員同士で話をすることも、同じ階の町長室に事態を伝えにいくこともできなかった。
電話が鳴りっぱなしの状態は、午後8時25分の停電で終わった。真っ暗の庁舎内で職員は懐中電灯を持ち寄り、町長室に集まった・・・
・・・町全域がかつてない被害に襲われたことを職員が知ったのは翌31日の早朝。発電機でつけたテレビなどの報道だった・・・
緊急時に、対応する窓口がどのような状態になるのかが、よくわかります。それぞれの職員は、全力を尽くしています。しかし、全体を見て、組織として何をしなければならないか。それを考える責任者が、いなかったのです。
誰か一人は、みんなと同じことをせず、「現場では何が起こっているか。次にどのような事態が想定されるか」と想像力を働かせ、「役場としてとらなければならない対応は何か。職員をどう動かすか。誰に何を連絡するか」を考える人が必要なのです。
緊急時や前例のない事態の時に組織を動かす、その際の責任者の役割と重要性がわかります。よい検証記事だと思います。(2016年10月10日)