カテゴリーアーカイブ:歴史遺産

慶應義塾大学、地方自治論Ⅱ第7回目

2017年11月12日   岡本全勝

10日金曜日は、慶應大学で地方自治論Ⅱの第7回目でした。先週は祝日で休みだったので、リズムが狂いますね。
講義は、調子が出て来ました。レジュメと資料は印刷して配布しますが、ポイントは黒板に書きながら説明します。これが、学生によくわかってもらえる方法のようです。
資料を配って説明するだけでは、眠くなるでしょう。板書だけでは、「私の字が読めないところ」もあるでしょう。それにしても、小学校や中学校、高校の先生方は、黒板に、丁寧にきちんとした文字や図表を書いておられましたね。

前回から、日本経済の中での政府の役割を話しています。
今回は、中央政府と地方政府の、予算の大きさ、その内訳、両者の関係を解説しました。国の予算編成の仕方や、地方財政計画を見積もる方法なども。
これは、学生諸君には初めて知ることだったでしょう。「国の税収がこれだけも地方に交付されていることを知りました」「国の直接の歳出って、少ないのですね」といった感想が多かったです。
では、なぜこのような仕組みが必要か。それについては、次回詳しく説明します。
「こんなに借金して、大丈夫ですか」という質問も多かったです。これも、12月には説明しましょう。

学生諸君
授業で教えた新聞の読み方は「わかる日経」を参考にしてください。例えば、読むのにかけている平均時間は30分、20%の人は15分です。p14左下。

大熊町復興拠点計画認定

2017年11月11日   岡本全勝

11月10日に「大熊町特定復興再生拠点区域復興再生計画」を認定しました(概要)。9月に認定した双葉町に続くものです。
この2町は、まだ全町避難が続いています。両町で復興拠点の計画ができたことで、すべての被災市町村で復興に着手することができました。

両町の多くの区域は、事故直後、放射線量が高く「帰還困難区域」とされました。当分の間、人が住めないと判断し、土地や建物について全額を賠償し、また故郷を失うことの精神的賠償も支払われました。
その後、放射線量が予想以上に低下し、また除染の効果も分かってきました。
住民の「戻りたい」「ふるさとを取り戻したい」という思いに応えるために、放射線量の低い地域に拠点を作り、町の復興の起点としようというものです。
それぞれの町の面積の約1割の区域です。着実に作業を進めていきます。

ほかにも、避難指示が出ている区域がある町村があります。それらについても、関係者で計画作りを進めています。

石巻、地域の財産を生かしたまちづくりイベント

2017年11月4日   岡本全勝

石巻市を中心に行われているイベント「石巻に恋しちゃった」を紹介します。
このイベントの特徴は、「石巻・女川・東松島で、趣味や特技をもつ地元市民を発掘し、「達人」として講師になっていただき、物づくり講座やフィ-ルドワークなどの体験プログラムを行う「まちづくりプロジェクト」です」。
外から有名人を呼んでくるのではなく、地域の魅力や人の魅力を発掘し、育てるのです。

お菓子作り、アクセサリー作り、健康、ゲーム、工場見学・・・。
様々な分野の「達人」がおられます。でも、普通の市民です。そこがよいのですよね。東京に憧れるのではなく、地元の財産を生かすのです。それも、風光明媚な観光地といったモノではなく、ヒトによる活性化です。これは、なかなか難しいことです。

今回で10回目になります。
11月中に、たくさんのプログラムが行われます。お近くの方、また地域おこしの参考にしたい方は、行って見てください。

経団連の東北復興応援イベント

2017年11月3日   岡本全勝

経団連が、「東北復興応援フェスタ」を開催してくださいます。東北産品の消費拡大と東北観光の拡大を目指したキャンペーンです。ありがとうございます。
経団連資料「東北復興応援フェスタ」、わかりやすいチラシ

1か月にもわたって、都内各所で約30のイベントが実施されます。ご関心ある方は、お運びください。

続・復興状況視察(岩手県)その2

2017年10月29日   岡本全勝

視察報告の続き、住宅についてです。

陸前高田市の今泉地区は、山を切り崩し(その土で高田地区をかさ上げしました。大きなベルトコンベアで運びました)、そこに町を作っています。住宅も建ち始めています。今年の正月を自宅で過ごせるのです。

大きな被害を受けた、釜石市鵜住居地区や大槌町町方地区。去年までは、土地の造成工事をしていて、何もない平地でした。土地区画整理事業が進み、電柱が立ち並んでいます。公営住宅ができ、戸建て住宅が建ちつつあります。1年後には、町並みができているでしょう。
山田町織笠地区、宮古市田老地区の高台移転は、戸建て住宅がほぼ完成し、町並みが完成していました。

学校もいくつか見てきました。大船渡市赤崎小学校中学校、釜石市鵜住居小学校中学校、大槌学園(小中一貫校)です。
最近の学校は、木それも地元産の木材(集成材など)をたくさん使っています。コンクリートより暖かみがあります。また、廊下やたまり場を広く作ってあって、開放感があります。もちろん、教育は建物によって評価されるのではなく、授業内容によって判断されるものです。被災地には、教員を加配しています。
子供たちの落ち着きと、親の状況(いわゆるモンスターペアレンツ)についても、聞いてきました。いろんな悩みを抱える親が、その不満を学校に持ち込むこともあります。子どもも、その影響を受けます。もっとも、これは被災地特有の問題ではありません。

多くの地域で、あと1年半で住宅や町並みは完成する予定です。
復興の概要(例):釜石市大槌町山田町宮古市