カテゴリー別アーカイブ: 歴史遺産

米国まめ日記2

米国のクリスマスと正月
 米国(ワシントン)で初めてのクリスマス&正月を経験しました。日本であれば、クリスマス→餅つき→年越しそば→紅白(ゆく年くる年+除夜の鐘)→初詣などと続いていくこの華やかな期間、米国ではどうなのだろうと密かに期待しつつ。
 が、過ぎてしまえば、クリスマスは思っていた以上に地味。ニュースでも、家族や内輪の者だけで過ごす人たちが多いと報道していましたし、みんながタキシードやイブニングドレスを着て一流ホテルでのパーティに参加しているわけではなかったようです。
 もちろん、普段よりは飲み歩く人たちの数も多かったようですが、日本のように多くの酔っ払いを見かけるということもありませんでした。そもそも、ワシントン周辺地区に新宿や銀座のようなところはありませんが。
ホテルの飾り付け
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 ただ、”各家庭のクリスマス電飾”はド派手なものでした。各家庭が競うようにツリーだの、トナカイだのの電飾をこれでもかっ~と見せつけておりました。これを見て、「電気代がかかりそうやのう」とか「京都議定書に署名しないわけだ」と思った日本人は私だけではないでしょう。ちなみに、それらの電飾は年を越しても残っていたりします。
家庭の電飾
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 大晦日から正月にかけての期間は、それはもう寂しいくらいに地味なものでした。普段とほとんど変わりません(そもそも米国で祝日は1月1日のNew Year’s Dayだけです。ただ、クリスマス時期から引き続きテレビで飲酒運転はやめましょうみたいな呼びかけをやっていましたので、夜遅くまで飲んでいる人も通常よりは多かったのかもしれません。)。米国での年越しといえばニューヨークのカウントダウンがまず思い浮かびますが、あれは例外だということがよく分かりました。
 ということで、こちらに来て1年足らずの日本人にとって、米国での初めてのクリスマス&正月は、ほとんどネタとはならない寂しいものとなってしまいました。また、ネタ探しの旅に出たいと思います。
P.S.クリスマス前後にクリスマスのリースをグリルにつけた車を数台見かけましたが、これは日本でグリルに(特に田舎のヤンキーを中心に)しめ縄をつけるようなものといえるでしょう。きっと。

米国まめ日記1

国土安全保障省 ~米国のチョット省庁再編~
 少し古い話なのですが、去る11月25日、ブッシュ大統領は「国土安全保障省設置法案」に署名しました。これにより、国境警備隊、湾岸警備隊などを含む22の米国政府機関・部門の総勢17万人を統合する巨大官庁、国土安全保障省が誕生することになりました。
 22の政府機関・部門といわれてもあまりピンと来ないかもしれませんので、ちょっと日本に当てはめて考えてみますと、内閣官房の一部(危機管理監等)、内閣府の一部(防災関係)、法務省の一部(入国管理)、財務省の一部(税関)、農水省の一部(植物・動物検疫)、国土交通省の一部(海上保安庁)&その他色々を一まとめにしたような役所が誕生するといったイメージでしょうか(たぶん)。
 この「巨大官庁」に対しては、「こんな寄せ集めの巨大官庁がそもそもワークするのか」といった批判等がありますが(巨大官庁に対してはどの国でも批判がつきものなのです)、この巨大官庁設立構想の発表から設置法署名までの期間の短さは、日本人の私にとっては驚きです。
 「9・11」を防げなかったという反省を受けて、ブッシュ大統領が国土安全保障省構想を発表したのは、今年の6月。わずか半年あまりで、その巨大官庁の設置法が成立してしまったわけです。
 そういえば、エンロン疑惑に端を発した企業会計スキャンダルへの対応も非常に迅速(かつ厳しいもの)でした。
 拙速ではといった批判はあると思いますが、アメリカの持つこの”スピード感”、日本が学ぶべきところかもしれません。

マスコミツアー

11月28日に、マスコミツアーを行いました。電波メディアとして、日本放送協会(NHK)放送センターを、活字メディアとして、読売新聞本社を訪問しました。それぞれ、ご高配により、「ニュースの現場」を見せていただきました。また、報道局長や記者さんに、解説と質疑応答もしていただき、ニュースのつくられ方、記者さんの「生態学」も勉強しました。今回は、写真を撮る場所は無かったのですが、それでも、朝のニュース「おはようにっぽん」のセットで、キャスターをやってきました。にわかキャスターは「少し緊張気味」です・・。

「おはようございます。今日は明るいニュースからです。・・・」
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2002年冬学期

授業計画
冬学期は、
1 参加者によるレポートの発表とそれを基にした討論
2 教官による講義
の組み合わせで進めます。
レポート発表者は事前に指名します。名簿は、「参加者のグループメール」に掲載する予定です。発表者は、レポートまたはレジュメ(原紙)を用意し、教務の田辺さんに必要部数の増刷りをお願いして下さい。田辺さんには連絡してあります。
事前配布の場合は、前の週に配布するか、図書室の私の箱を利用する(参加者にはメールで知らせる)かして下さい。
授業内容
10月10日 開講・冬学期のオリエンテーション
        講義1:ヨーロッパの地方自治 
10月17日 講義2:夏学期のおさらい
   「社会の課題と仕組みの課題」「地域の財産・社会資本とは」
10月24日 発表と討論1:合併
10月31日 発表と討論2:大規模プロジェクトと住民投票
11月 7日 発表と討論3:住民投票
11月14日 講義3:相関研究会
        「地方財政の成果と課題-日本社会と政治」
11月21日 発表と討論4:行政評価
11月28日 マスコミの現場見学
12月 5日 発表と討論5:市民参加
12月12日 発表と討論6:まちづくり+地方行政と司法統制
12月19日 発表と討論7:教育
 1月 9日 講義4:「15年度予算と地方財政」「小泉総理の政治」
 1月16日 発表と討論8:国際化
 1月23日 発表と討論9:外国人の参政・男女共同参画