カテゴリーアーカイブ:歴史遺産

授業評価

2007年6月9日   岡本全勝
今日は、第5回目の授業でした。授業評価のアンケートを取りました。
私の授業がどの程度、学生諸君に理解されているかを知るためです。かつて東大で教えたときは、とても詳細な評価書で面食らいました。今回慶応では、自分で項目を作りました。もちろん、無記名です。今日と来週とで回収しますが、今日は約40人から提出がありました。
難易度については、ほぼ全員が「わかる」と答えていました。中には、「易しすぎるのでもっと難しくして欲しい」という回答もありました。「専門的なことでわからないところがあります」という回答も。反省。
話についても、大方の人は「わかる」と答えていましたが、何人かは「早口で聞き取れないときがある」「ノートが追いつかない」とのことです。やはりそうか。「関西弁だがわかります」との答えも。
板書は、何人かの人が「読めない字がある」「説明が不十分で理解できない」「もっと板書してください」「レジュメはよくわかるが、板書はわかりにくい」とのこと。これも反省。
「パンフレットをたくさん配ってもらえるのでありがたいです」と「資料の数が多いので混乱します」という意見もありました。
「雑談、脱線が面白いです」という意見が多かった一方で、「脱線が多すぎます」との批判もあります。これは予想通り。「時事問題を取り上げて欲しい」という要望と、「授業の進行が遅いですが、大丈夫ですか」という心配も。
慶応の学生さんは、紳士淑女ですね。半数以上の人が、何らかの自由記載をしてくれています。ひどい批判はなく、お褒めの言葉が多かったです。「とっても面白いです。眠くなったことがないのは、この授業だけです」「今学期取った授業の中で一番面白いです」というのも。でも、面白いのが脱線話だと、批判が増えますしね。これからの授業の参考にします。ありがとうございます。来週返ってくるアンケートが心配で、楽しみです。
そのほか今日は、公務員制度の解説で、私の辞令を回覧しました。配置換え、出向、昇任、併任の事例です。麻生総務大臣、竹中総務大臣、小泉総理、安倍総理の署名入りの実物です。学生にとっては、初見だと思います。紙切れといったら、それまでですが。本人にとっては、重い紙なんですよ。

2007.06.07

2007年6月7日   岡本全勝

林宏昭先生が、「分権社会の地方財政」(2007年、中央経済社)を出版されました。分権社会を目指す上で、地方財政の枠組みはどうあるべきか、地域はどのような責任を果たすべきか。1つの項目が2~3ページで簡潔に解説されていて、読みやすいです。三位一体改革、交付税の変化、地方債の変化など、最新の情報が入っています。

分権、世論がカギ

2007年6月6日   岡本全勝

6日の朝日新聞では、坪井ゆづる編集委員らが「分権推進委員会第2期改革、地方政府へ始動。勧告実現、世論カギ」を大きく解説していました。
・・10年余りにわたって続いてきた分権は、第2期改革の幕を開けた・・新たな切り口を象徴するのが「考え方」に入った「地方政府」という言葉だ。政府関係の文書に、初めて登場した。財政面では補助金や交付金を頼り、仕事も各省の指示通りにやる自治体は、しょせんは半人前。「政府は中央政府だけだ」という霞ヶ関の常識があったからだ。それが10年余りの分権改革で、自治体も立法、行政、財政権を備えた政府を目指すという位置にまではこぎつけた・・
第2期改革の大きな特徴は、分権委と経済財政諮問会議とが二人三脚で進みそうなことだ。丹羽委員長が、両方のメンバーで連結役になる。すでに諮問会議が、政府の出先機関の半減案を提示。それを分権委で審議するレールを敷いた。国と地方の役割分担を、公務員の定員で論じる手法は具体性があり、論議の種発点になりそうだ。分権の旗振り役に、これほど内閣への発言力があった例はない。ただ、内閣には分権委の勧告を尊重する義務はない・・世論がどちらを向くのかが、カギを握る・・

自治体の財政力格差

2007年6月4日   岡本全勝
4日の朝日新聞は、「地方の税収格差、難問」「都市に偏る税源、交付税減で財政難」「三位一体改革の宿題」を解説していました。
・・ただ、90年代半ばには、都道府県の税収格差は3.5倍前後あり、最近より大きかった。今、この問題が切実なのは、地方財政をとりまく状況が悪化しているからだ・・・