カテゴリーアーカイブ:歴史遺産

宮城県南部視察

2016年11月30日   岡本全勝

11月7日8日と、宮城県北部沿岸被災地を視察しました。今日は、宮城県南部被災地を視察しました。多賀城市、仙台市、名取市、岩沼市、亘理町、山元町です。
仙台平野は、津波が内陸まで押し寄せ、多くの街並みと工場、田畑を飲み込みました。南北に走る高速道路が盛り土の上だったので、そこを境に内陸部は助かりました。これを機に、いくつかの町では、海沿いの集落が内陸部に移転し、コンパクトな街づくりを目指しました。いろいろと難しいことがあったのですが、一部を除きほぼ完成し、残る地域もめどが立っています。例えば、先週11月22日の福島県沖地震の際、沿岸各市町村が津波避難指示を出しましたが、岩沼市は出しませんでした。沿岸にあった6つの集落はすべて内陸部(玉浦西地区)に移転済み、防潮堤もできています。もう、よほどのことがない限り、津波は怖くないのです。

仙台市は、たくさんの仮設住宅を建て、市民だけでなく市外の被災者も受け入れてくださいました。そこでも、プレハブ仮設はすべて終了し、取り壊しが進んでいます。JR長町駅前東側の仮設住宅団地(仙台駅の一つ南の駅で、新幹線からもよく見えます)も、半分以上が解体されていました。実は解体工事は難しくなく、避難者全員に退去してもらうことが、労力がかかるのです。今年春からは、市役所職員を被災市町村に応援に出していただいています。ありがとうございます。

街づくりに、それぞれに工夫をしておられます。今日は、新しい街並みとともに、新しい工場を見せてもらいました。「ふ~ん」「へ~」と思うことが、たくさんあります。多賀城市の「松島かまぼこ」工場は、見学コースがあります。多賀城駅前の図書館本屋+スターバックス+レストランは、「多賀城とは思えないしゃれた」ものです(失礼。でも地元の人の言葉です)。(う~ん、全体が一目でわかる資料が見当たりません)。8年ほど前に行ったときは、駅前は再開発中で「えらい田舎だ」と思ったのですが。その他の地域の工夫は、別途紹介します。

市町村長さんたちは、みんな自信を持っておられます。それぞれに、「5年半は長かったけど、早かったですね」と、あの頃を思い出し、お話をしてきました。発災当初に訪問(視察と御用聞き、今後の見通しの意見交換)したころとは、地域も市町村長さんたちも、まったく変わりました。
「明るい公務員講座の連載を読んでますよ。職員に、この通りだと、話しています」と言ってくださる首長さんも・・・。へへへ・・。

浪江町、復興まちづくりURの協力

2016年11月29日   岡本全勝

今日は、浪江町とUR都市機構との協力覚書交換式に行ってきました。浪江町は原発事故で全町避難をしています。来年春に帰還を目指しています。復興拠点を作るに際して、経験と技術力を持つURが支援するのです。
UR(都市再生機構)は独立行政法人で、街づくり・住宅造りの専門家集団です。被災地において、高台移転や公営住宅建設の支援をしてもらっています。市町村役場にはこれだけの大工事をした経験もなく、技術者もいません。被災地でのまちづくりの大きな工事は、その大半をURに応援してもらいました。ありがとうございます。
現在の理事長は、中島正弘・元復興庁事務次官(私の2代前)・前福島復興再生総局事務局長(私の前任者)です。被災地の現状にも詳しく、頼もしい限りです。

福島で大きな地震、11月22日早朝

2016年11月22日   岡本全勝

今朝、5時59分に地震が起きた時は、福島のホテルのベッドの上でした。そろそろ起床しようかと思っていたら、大きな、しかも長く続く揺れです。「これは大きいぞ」と思いつつ、「これなら、このホテルで大丈夫だな」とも推測しました。机の上のテレビも倒れることなく、停電もありません。3.11とは違うことがわかりました。テレビをつけるとともに、カーテンを開けて市内を見ました。道路の交通も信号機も通常通りです。テレビでは、アナウンサーが避難を呼びかけ続けていました。震度は5弱でした。
ホテルの私の部屋は10階、エレベーターは停止していました。しばらくして復旧したので、階段を上り下りしなくてすみました。緊急に事務所に出勤した職員から、随時の報告もあり。その後の情報は、皆さんがテレビでご覧なったとおりです。大きな被害がなくて、良かったです。
今日は久しぶりに、原発被災地の視察を予定していました。しかし、津波などの被害が起きたり、対応に追われている現場に迷惑をかけては、いけません。テレビの情報を見つつ、現地と連絡を取って「大丈夫です」との確認をとってから、予定より遅れて出発しました。今日は、市町村役場とは関係ないか所を予定していたので、迷惑はかけないので。念のため、海岸沿いは外しました。

公共インフラの復旧状況(平成28年9月末)

2016年11月19日   岡本全勝

復興庁では、四半期に一度、公共インフラの復旧状況を取りまとめています。9月末の数字が公表されました。交通、まちづくり、農林水産関係とも、着実に進んでいます。特に住まいについては、災害公営住宅が7割に、宅地(高台移転など)が5割に達しました。関係者の皆さんのご努力に感謝します。
また、市町村ごとの住まいの復興状況も、見ることができます。いつも思いますが、インターネットは便利ですね。