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行政-行政機構

近況

今朝の日経新聞は、「再編5年目、診断霞が関」で総務省を取り上げていました。「旧内務省の幻影、巨大化再び、見えぬ実像」です。建制順が省の中で1番になったことが取り上げられ、小生の発言も引用されていました。「官房総務課長の岡本全勝(50)は『内閣府とともに内閣を補佐する役割を期待されての昇格で名誉だ』と言う」
総務省が内閣府とともに内閣を補佐することは、橋本内閣時に省庁再編の骨格を決めた「行政改革会議最終報告」(平成9年12月)に書かれています。もっとも、名誉と喜んでいるだけではだめなので、記事では「『責任が重いというのが正直な実感だ』。2代目の総務相を引き継いだ麻生太郎(64)は語った」と続きます。

省庁再編

17日の日経新聞は、連載「再編5年目、診断霞が関」「内閣府」を載せていました。内閣府は、省庁改革の目玉の一つです。経済財政諮問会議もそうですし、政治任用も期待されていたことです。それらが、これまでの霞が関流の仕事に対し改革を挑むとき、その事務局をどうするかは、難しいことです。

霞が関

日本経済新聞が、10日から「再編5年目・診断霞が関」の連載を始めました。初回は「経済産業省・惑う司令塔」です。省庁改革から、もう4年経つのですね、早いものです。当時は、「5年経ったら見直して、もう一度再編するべきじゃないか」と考えていました。5年で再々編は短すぎるとしても、次なる再編のために、評価することは大事なことです。連載に期待します。

経済財政諮問会議

経済財政諮問会議の議事録が、公表され始めました。議事概要は4日後に公表されますが、議事録は4年後に公開されます。財政再建について国税・地方税・社会保険を合わせて議論することや、諮問会議に役人を参加させないことなどの経緯が載っています。2月2日の日経新聞が解説しています。
私は、諮問会議を高く評価しています。諮問会議が日本の政治をどう変えたか、一度整理したいと思っているのですが、時間がなくて。誰か政治部記者さん、書いてくれませんか。政局を追っているより、意義があると思います。