今日は、国際研修交流協会の国際セミナーで講演をしに、裏磐梯まで行ってきました。私の役割は、復興の成果と課題をお話しすることです。時間が限られているので、最も簡単な3枚紙で、お話ししました。
内外から来られた100人もの方が、聞いてくださいました。さまざまな職種の方である上に、同時通訳つきなので、なるべく通訳しやすいように心がけて、しゃべりました。資料は日本語でしたが、英文も用意しておくべきでした。
他の講師の講義も聴きながら、「どのように話すと、聞いてわかりやすいか」を考えていました。U副知事の話は、内容といい、資料といい、しゃべり方といい、堂に入ったすばらしいものでした。
私は、普段から早口なうえに、次々と話したいことが頭に浮かぶので、話が飛んでしまいます。
まずは、ゆっくりと話すこと。これは、発声をゆっくりすることではありません。それよりは、文章と文章の間に、息継ぎを入れることです。一度、試してください。
次に、主語と述語をわかりやすく、短い文章で話すこと。特に通訳があるときは、自分が通訳だったら「どんな話し方だと、通訳に困るか」を、考えてみてください。長い文章の最後に。「・・とは、私は考えません」なんてこられたら、困りますよね。
通訳がある場合は、さらに単語にも、注意が必要です。日本人同士なら伝わる単語も、外国人に伝えようとすると、難しい場合があります。「がれきの広域処理」といっても、「広域処理」は、解説が必要ですよね。
欲張って、多くの内容を話そうと考えないこと。話のポイント、覚えて帰ってもらいたいことは、3つまでです。それ以上は、講演では無理です。そして、そのポイントを繰り返し伝えること(1、2、3の次は「たくさん」。2008年8月16日)。
自分が聴衆だったら、どれだけ覚えて帰ることができるか。それを考えたら、細かいことやたくさんのことは、伝わりません。
磐梯高原は気温20度で、さわやかでした。新幹線とバスの窓から見える田んぼでは、稲が実り穂を垂れていました。まだ青いですが。家に帰ると、近所で高円寺阿波踊りが始まっていました。こちらは熱気がむんむんです。
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講演録やインタビュー
(生活復興は行政とNPO、企業との協力で)
『日経グローカル』8月5日号に、私のインタビューが載りました。表題は「生活復興、行政だけでは限界。NPO・企業と連携し知恵得る」です。インフラ復旧は行政は得意ですが、町の賑わいを再開するには、行政だけでは限界があります。住民や商店と地域のコミュニティのほかに、企業やNPOの役割が重要です。
もちろん、それらに任せっきりにするのではなく、行政も得意分野でお手伝いをします。社会を支える3つの主体(分野)が、協力するのです。その新しい試みに、挑戦しています。復興庁では、これまでも、ボランティア連携班、企業連携班をつくって協力をしているほか、新たに「新しい東北の創造」に際しても、民間の力を活用しようとしています。
昨年8月にも、共同通信社のサイト「47ニュース、ふるさと発信」に、「被災地で考える「町とは何か」~NPOなどと連携した地域経営へ~」を書きました。
雑誌への寄稿
日本学術振興会による大震災シンポ
今日は、仙台で開かれた、日本学術振興会による「震災に学ぶ社会科学―東日本大震災学術調査シンポジウム」で基調講演をしてきました。パネルディスカッションや懇親会にも、参加してきました。光栄なことです。
先日、予告編で書きましたが、発災直後から2年、引き続き救助と復興に責任を持っている官僚として、経験をお話しすることは務めだと信じています。千年に一度、百年に一度の経験をしたのですから。発災以来2年が経ち、関係者が、客観的にかつバランスよく物事を見ることができるようになりました。
聞くところによると、日本学術振興会は自らは事業をしないそうですが、これは村松岐夫先生の肝いりで進められているとのことです。これだけ広い分野でこれだけのメンバーが大震災を検証することは、貴重なことだと思います。
たくさんの日本を代表する学者の方々が、参加しておられました。旧知の先生たちにご挨拶をするとともに、お名前だけしか知らない先生方とも知り合いになってきました。ありがたいことです。
経団連での講演概要
4月18日に、日本経団連にお招きいただき、復興の現状と企業への期待をお話ししました。その概要が、「週間経団連タイムス」4月25日号に載りました。