今日は、慶應大学で講義をした後、新幹線で仙台へ。日本商工会議所が主催する「日本・カナダ商工会議所協議会」で、東日本大震災からの復興について講演するためです。
20分という限られた時間、英語の同時通訳なので、資料を絞り込みました。写真中心のスライドで7枚。「これでは時間が余るかも」と心配していたのですが、同時通訳の英語を聞きながら、ゆっくりとお話ししたら、ちょうど20分でした。
このような講演は、何を伝えるか、そのためにどのような資料に絞り込むかが、重要です。
カテゴリーアーカイブ:著作と講演
明るい公務員講座・中級編19
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第19回「部下の指導(3)褒めて育てる」が発行されました。
私が長い公務員生活で学習した、部下指導についての一番は、「怒ってはいけない、部下を育てるなら褒めること」です。今から思うと、とても簡単なことですが、若い時はそれに気づきませんでした。
イソップ寓話の「北風さんと太陽さん」は、話としては知っていましたが、実戦には結びつきませんでした。大臣秘書官としてお仕えした、村田敬次郎自治大臣の話は、『明るい公務員講座』p12に書いたとおりです。今回は、より具体的に書きました。大臣は、天国から笑っておられるでしょう。
結論、鞭よりニンジンです。ニンジンより、褒めておだてるです。職員としてのコツは明るいことで、上司としてのコツは褒めることです。知ってしまうと、簡単ですよね。
今回の内容は次の通り。
部下を怒ってはいけない、褒めて育てる、ニンジンや鞭より褒め言葉、部下育てはあなた育て。
新著の反応7
新著の反応の続きです。
全国町村会のホームページに「新刊紹介」のコーナーがあります。そこに取り上げてもらいました。紹介文が、優れものです。
・・・本書には徹底した「合理主義」と、暖かな「人情」が同居する・・・本書の明るい筆致とユーモアからは、仕事や人生を楽しむ著者の生き方が伝わってくる・・・
本書の特徴を良く捉えて、短い文章で紹介してもらっています。例として取り上げてもらっている拙文も、特徴的なところを選んでくださっています。
主たる読者と想定している人たちから、このような紹介をしてもらえるとは、私の狙いが当たったということですね。ありがとうございます。原文をお読みください。
次は、ある知人(研究者)からのお便りです。
・岡本さんの明るい笑顔を思い浮かべながら、読みました。「あんたのその書き込みのある資料を、コピーして配ってよ」など、まさに、岡本さんらしいところでした。
私のような経歴の人間には、「研究室ならいざしらず」が引っ掛かりました。欧米研究者に比較した場合の日本の研究者の弱点の一つが、「説明下手、議論下手」だといわれており、自身感じています。「研究」という業務にも、若干の相違点はあるにせよ、うまく説明し教えを乞う技術は不可欠です。
→ご指摘の通りですね。「研究なら、人付き合いが下手でも、成果が優れていたら良い。しかし、公務員は違うよ」を、強調しすぎましたかね。
明るい公務員講座・中級編18
『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第18回「部下の指導(2)鬼軍曹から脱皮しよう」が発行されました。
優秀な上司が陥りがちな失敗が、部下に自分と同じ水準の仕事を求めることです。仕事のできない部下に対して、「私にできることが、なぜ君はできないんだ」と叱ります。
上司は優秀で、しばしば「仕事の鬼」と呼ばれるほど仕事に打ち込み、ここまで出世してきました。ところが、部下はまだ発展途上です。あなただって、若い時はその程度の能力だったのに、それを忘れています。また、みんながみんな、あなたほど「仕事熱心」ではありません。ワーク・ライフ・バランスを心がけていたり、家庭にそれぞれの事情を抱えていたりします。
対等に話しているつもりでも、部下は、あなたの前で萎縮しているのです。特に、新規採用職員や異動してきた「職場の新人」も、要注意です。今回の内容は、次の通り。
厳しい上司は嫌われる、新人の取扱説明書、気づかないうちにプレッシャーをかけている。
新著の反応6
新著の反応の続きです。いただいたお便りを、少し改変してあります。
まずは、民間の方から。
・我が家の息子が買ってきて、「こんな面白い本があるよ」と差し出してくれました。あっという間に、読みました。
スピード感豊かに、明るく、楽しく仕事に取り組むためのイロハが見事に書かれてあり、目から鱗の仕事入門書です。日本の多くの若者たちが手に取って、読んでもらいたいです。
次は、ある市長さんからです。
・通読しました。納得納得、合点承知。
我が市役所では、ISO9001を取得・展開していますが、ISOには接遇とか礼儀がありません。日常の市民・同僚への挨拶などは、比較的出来てる方だとは思いますが、もっと徹底させようと思います。挨拶・礼儀・笑顔は、コスト無しで行政レベルを向上させますので。
次は、ある役所の管理職の方から。
・最近の管理職には、部下の力不足や基本ができていないことを嘆く人もいます。この本を読ませることにします。
何人かの方から
・「100点を目指さなくても良い」が、びっくりでした。常に完璧を目指さなければならない、と思っていましたから。
→この反応が、結構多いですね。本にも書きましたが、まずは80点を目指してください。残り20点を補おうとすると、それまでに費やしたもの以上の労力が必要です。そしてしばしば、あなたの考えている100点満点と、上司が求めている100点とはズレています。それを防ぐためにも、35点くらいできたら、上司に「この方向で良いですよね」と相談しましょう。
ある熟年の方から
・活字が大きくて、文章が読みやすかったです。
出版社には、数十冊まとめての注文があるようです。推測するに、役場でまとめて買ってくださっているのでしょうね。ありがとうございます。