新著の反応5

友人から連絡がありました。「朝日新聞の朝刊1面下に、本の宣伝が出てたで」と。今朝は福島県内のホテルに泊まっていて、見ていませんでした。ありがとう。

新著の反応の続きです。
・仕事は8割で良いのですか。常に完璧を目指すべきだと考えていました。
→8割で良いのです。あなたが目指している100点と、上司が考えている目標とがずれていることもあります。まずは8割を目指して、上司に報告しましょう。そこから、あと何を付け加えるかは、上司と相談しましょう。
・私の役所では、「なるべく議会質問が出ないようにする」ことが、上司の力量だとされています。
→困ったものですね。まずは、拙著を職場で回覧しましょう。一気には、あなたの役所の気風は変わらないでしょうから。時間をかけて、変えていきましょう。そして、あなたがその職に就いたら、変えてください。
私は、各課の仕事ぶりを評価する一つの方法として、「議会答弁の数」と「広報の数」で測ってみることがあると考えています。
すなわち、その課が1年間にどれだけ議会答弁をしたか、市長や部長の議会答弁案を書いたかです。内容も重要なのですが、とりあえず数で各課を比較するのです。広報は、どれだけ記者クラブに投げ込んだか、広報誌やマスコミに取り上げられたかの数です。
・全勝さんは、生まれながらの「仕事の段取りのプロ」と思っていましたが、いろんな経験を積んだのですね。
→そうですね。明るさは持って生まれたものですが。仕事の術、特に段取りの術は、経験を積むことで、身につけました。もっとも、学生時代から将来は何らかの指導者、特に官僚になろうと考え、勉強しました。そのための本はたくさん読みました。そして、仕事を仕切る機会に恵まれ、経験を積むことができました。
・読みやすかったです。文章が短くて、話を聞いているようでした。いつもの関西弁なら、もっと親しみが持てたのに。
→ははは、そうですね。別の人からは、「イラストではなく、全勝さんの写真を載せれば、もっと説得力があるのに」という指摘も受けました。