カテゴリーアーカイブ:著作と講演

山梨県庁で講演

2017年7月10日   岡本全勝

今日7月10日は、山梨県庁で、部局長研修の講師を務めました。
今回の主な聞き手は、部長です。「明るい公務員講座」は係員向けで、「明るい公務員講座・中級編」は課長向けですから、部長クラスには向いていません。何をお話しすれば「役に立つか」を考えて、話の内容とレジュメをつくりました。で、次のようなことに絞りました。
・部長と課長は何が違うか(これって、結構重要なのです)。
・私が部長を務めたときに、「こんなことを知っていたら、よかったのに」ということ。
・そして、私の幅広い経験(総理秘書官、被災者支援本部の責任者)で、こんなことを考えていて、こんなことをしました(世の中、こんな仕事もあるんです)ということです。
さて、皆さんのお役に立てたでしょうか。びっくりするようなことは、お話ししていません(世の中、山よりでっかい獅子は出てきません。しかし、部長よりもう一段上の仕事もあります)。

振り返ってみると、私も現役の時、いろんな研修を受け、本も読みましたが、「実践、部長講座」は教えてもらわなかったですねえ。それを、しゃべることができる人って、そんなに多くないでしょう。
もちろん、私の話が「すべて役に立つ」とは思いませんが、自治体の現場と霞が関を経験し、総理秘書官のほか千年に一度の経験もしました。そんな先輩がしゃべっているのです。
「なるほど」と思われたら、挑戦してみてください。「私のやっていることと同じだ」と思われたら、自信を持って続けてください。

明るい公務員講座・中級編28

2017年7月5日   岡本全勝

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第28回「組織を動かす(2)社風」が発行されました。
前回から、「組織を動かす」に入っています。数人の読者から「中級編ではありませんね。上級編ですよ」と指摘をいただきました。そうですね(苦笑)。でも、このような内容が、活字になったことは少ないでしょう。経験者なら当然のことですが、初心者には迷うことです。そして毎年、管理職の新人が生まれます。その人たちの参考になればと思って、書いています。

同じような組織をつくり、職員を配置しても、有能な組織とそうでない組織ができます。有能な職員が頑張っても、あなたが頑張っても、「組織の壁」にぶつかって、仕事が思うように進まないこともあります。役所の中で、目に見えない抵抗に遭うのです。
それを、仕方ないと思うのか、変えていくのか。ここに、将来、幹部になるあなたの姿勢と力量が問われます。

組織の力を見るとき、分解すると次のような3つの要素があります。一つは、職員一人ひとりの能力です。もう一つは、職員間の意思疎通です。これがうまく行かないと、いくら有能な職員をそろえても、組織としての力が発揮できません。
そしてもう一つが、社風です。新しい仕事に積極的な組織と、慎重な組織、さらには逃げる組織。自由闊達な職場と、上下の決まりが厳しい職場。仕事が終わったら早く帰ることができる職場と、お付き合いで居残らざるをえない職場。このようなそれぞれの組織が持つ癖や伝統が、有能な組織とそうでない組織をつくります。
この社風は、知事や市長が号令をかけただけでは、できませんし、変わりません。
今回の内容は次の通り。
組織の壁、社風という要素、家風・社風・お国柄、復興庁で社風をつくる、意思決定方法の定例化。

『明るい公務員講座』4刷り

2017年7月2日   岡本全勝

明るい公務員講座』の4刷りが出ました。6月30日付けです。引き続き売れているようです。ありがとうございます。内容は変わっていません。
若い人とともに、若い人を指導する立場の人が、読んでくれているようです。
本にも書いたように、珍しいことやびっくりするようなことは、書いていません。多くの職場で、多くの人が、実践していることです。
しかし、若手職員は、きちんと教えてもらっていない。指導する立場の人も、系統だって指導を受けていない。よって、この本を読んで、「そうか、こうすれば良いのか」とか、「私のやり方が正しかったんだ」と安心するのです。

「中級編は、まだ単行本にならないのですか」との問い合わせが、たくさんあります。はい、検討はしているのですが、今は中級編の連載に追われていて、それどころではないのです。しかも、この本が出たのが2月下旬。まだ、半年も経っていないのですよ。焦らないでください(苦笑)。
もっとも、ある読者曰く「全勝さん、最近の連載は中級編を通り越して、上級編になっていませんか」と。そうですね。あれも書きたい、これも書きたいと思って、次々と発展しています。単行本にする際には、組み立てを考えなければなりません。

明るい公務員講座・中級編27

2017年6月28日   岡本全勝

『地方行政』連載「明るい公務員講座・中級編」の第27回「組織を動かす(1)組織の編成」が発行されました。今回から、第4節「組織を動かす」に入ります。
これまで、良い上司になる方法を、2つに分けて説明してきました。仕事の管理と、職員の指導です。これで良い課長になることができるのですが、もう一つ上を目指してもらいたいのです。それが、あなたの課をうまく動かすことと、課を超えて役所全体を動かすことです。

優秀な選手をそろえた野球チームが勝つとは限りません。徳川家康は、河原で子供たちの石合戦を見て、少人数の組が勝つことを予測しました。そこには、仕事と職員に分解できない「組織の力」があるのです。
どうしたらそれをつくることができるか。私は、管理職になって以来、ずっとこのことを考えてきました。「明るくやろう」も、組織を強くする要素です。乞うご期待。
今回の内容は、次の通り。
組織の力、組織の編成、組織は目標達成のための手段、復興庁で組織をつくる。

ところで、ここまで話が進むと、「中級編」ではなく「上級編」ですね(苦笑)。

河北新報フォーラム「被災地と企業」詳報

2017年6月27日   岡本全勝

27日付けの河北新報に、20日に行った公開フォーラム「トモノミクス 被災地と企業」の詳報が載りました。
私の基調講演も、簡潔にまとめてくださっています。見出しは「公を支える民間拡大」「つなげる機能重要」です。

住みよい地域社会をつくるのは、行政だけでなく、企業もNPOも大きな役割があることが、この大震災を通して理解されました。社会は、公私の二元それも二つが対立するものではなく、官共私の三つが協力することで成り立っています。
このような企画を通じて、世間に広がると良いですね。