カテゴリーアーカイブ:著作と講演

講演会、話したいことと聞きたいこと

2019年9月27日   岡本全勝

ありがたいことに、いくつも講演の依頼が来ます。都合のつく限り、お応えするようにしています。
私に依頼が来る主題は、大震災と復興、明るい公務員講座のほか、最近だと連載「公共を創る」に関するものが多いです。

何回か話していると、話の型ができます。何をどのように話すかです。レジュメのほか、配付資料、投影資料、さらに時間配分や折り込むエピソードなどです。
その都度、聴衆の関心や主催者の意図を確認して、ズレがないように心がけています。「明るい公務員講座」でも、さまざまな注文があります。若い職員向け、管理職向け、仕事の進め方、働き方改革などです。
また、同じ内容を伝えるにしても、しゃべる、白板に書く、図にして説明する、関係の画像を投影するなどの方法によって、観客の食いつき方や理解度が変わります。ここが、話術のみせどころです。

ところが、やってみないと分からないこともあります。聴衆の反応を見ながら話すのですが、寝かさないようにするだけでなく(苦笑)、どこでみんなの反応が良いか、目が輝くかを探っています。ここは受けるだろうと話した内容が、意外と受けなかったり。こんなことに反応してくれるのだと、驚くことがあります。
私が「話したいこと、伝えたいこと」と、聴衆が「聞きたいこと」聴衆に「受けること」は、時にずれるのです。

また、後から、受講生の評価を送ってくださる主催者もいます。もちろん、そこは「礼儀をわきまえた記述」になっていて、ひどい評価はありませんが。
「ここが面白かった」「ここが役に立った」という記述も、私には役に立ちます。次回は、それを念頭に、話しの組み立てを変えたり、内容を修正します。

財務省研修所で講演

2019年9月24日   岡本全勝

今日9月24日は、財務省研修所に呼ばれて、上級管理セミナーで講演をしてきました。100人の本省と地方機関の管理職が、聞いてくださいました。
主催者からの要求は、「管理職は日々、職場管理で苦労をしている。サバイバルという観点から話して欲しい」でした。
で、表題を「管理職のサバイバル術ー地雷原を進む」としました。なかなか刺激的な表題です。

管理職になると、仕事を進めるという前向きな話とともに、組織に起きる嫌な仕事の対応もあります。後者は、体系だって教えてもらうことがありませんが、今や必須科目になりました。かつては、「不祥事は起こさない。起こさないようにしましょう」と教えました。しかし、起きることを前提にしなければならない時代になりました。
その事情と、具体例として、苦情対応と不祥事のお詫びについて、私の経験を話してきました。
自分で言うのも変ですが、40年間の公務員生活で、いろんな「えらい目」にあい、いろんなお詫びをしてきました。霞が関でも、有数の経験者だと自負しています。多くの案件はマスコミにも載り、秘密ではないので、話すことができます。記録にとって欲しくない内容も、話してきました。参考「お詫びのしかた

そのような経験はない方が良いのですが、そうもいきません。自分は地雷を踏まなくても、部下が踏んでしまうのです。
その時に、私の話を思い出して、「全勝さんに比べれば、たいしたことないなあ」と、冷静に対応してもらえれば、私の講演は成功です。

拙著『明るい公務員講座 管理職のオキテ』は、主に新任管理職向けの教科書です。連載「明るい公務員講座 中級編」には、『管理職のオキテ』に載せていない、より上級部分があります。いずれ、「明るい公務員講座」第4弾として、本にする予定です。

連載「公共を創る」第18回

2019年9月20日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第18回「哲学が変わったー成長から成熟へ 公共を支える民間」が、発行されました。

前回まで、復興での企業やNPOとの連携について解説しました。今回は、復興に限らず、「公共を創る」という観点から、民間の役割、民間との連携を議論します。
企業の社会での役割は、社会貢献活動(慈善事業、メセナなど)、CSR(会社が持つ技能を使っての社会貢献)、そして本業の継続があります。最近では、社会起業家も生まれています。
しかし、まだまだ企業やNPOの能力は知られておらず、活用されていません。近年、自治体と企業が連携協定を結ぶようになりました。この動きが進むこと、そしてもっと企業の持っている能力を活用することを期待します。「補足

連載「公共を創る」第17回

2019年9月13日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第17回「哲学が変わったー成長から成熟へ 民間との連携」が、発行されました。

前号に引き続き、町のにぎわいを取り戻すために、民間の力を借りたことを紹介しています。企業との連携、NPOとの連携です。
被災地では、がれき片付けなど、ボランティア活動もありがたいのですが、継続的組織的な支援も重要です。それは、個人ボランティアではできません。企業や能力を持ったNPOが必要なのです。
また、現地では、技能を持った人を求めています。そのような技能と情熱を持った人を継続的に送り込むことも、今回初めて実行しました。それも、企業やNPOが取り組んでくれたからできました。

連載執筆状況

2019年9月9日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の執筆が、少しずつ進んでいます。
「3(4)変貌した社会への対応」を、ほぼ書き終えました(全体の構成)。

前半部分まで書いて、後半部分に難渋していたのです。よくよく全体を見渡すと、後半に書こうとしていた内容は、第2部や第3部に書くべきことでした。
ということで、一挙に問題解決。書けたところまでで、第1章は打ち切ることにしました。
この後、右筆に手を入れてもらって、完成させます。この部分は、10月に掲載されます。
すぐに、次の締め切りが来ます。余裕のない生活を送っています。