カテゴリーアーカイブ:著作と講演

連載「公共を創る」第13回

2019年8月10日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第13回「哲学が変わったー成長から成熟へ 発展の暴走に制御が必要」が、発行されました。

前回から、大震災の経験を基に、日本社会の変化や行政の役割の変化を議論しています。今回は、「安全神話」の背景にあったものを取り上げました。
それは、近代社会から続く、「人間は事前と社会を理解でき制御できる」「科学と社会は発展する」という思想です。それに基づき、「科学技術、市場経済、民主主義」が発展し、私たち、はめざましい成果を得ることができました。
しかも、神様や指導者の指示でなく、各人が自由に行動することで、自動的に発展するのです。「見えざる手」と呼ばれました。

しかし、この「見えざる手」は限界に来て、科学技術も市場経済も民主主義もしばしば「暴走」することがあるようです。「見えざる手」に任せるだけでなく、「見える手」で介入することが必要なのです。

連載執筆状況

2019年8月4日   岡本全勝

みなさん、お元気でお過ごしですか。梅雨が明けると、とても暑い日が続いています。今年の暑さは、こたえますねえ。

とはいえ、連載「公共を創る」の締めきりは、待ってはくれず。あんなにたくさん書きためたと思っていたのに、あっという間に、貯金が残り少なくなりました。
続き(第1章3(3)主体と手法の拡大)は7月中旬にはほぼ書き上げ、不安なところを関係者に確認してもらっていました。他方で、右筆に手を入れてもらうことを督促して、昨日、完成させました。

ここのところ、昼もなにかと用務が入り、夜は異業種交流会が続いています。昨日は冷房を入れて、頑張りました。

連載「公共を創る」第12回

2019年8月2日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第12回「哲学が変わったー成長から成熟へ 東日本大震災が覆した常識」が、発行されました。
今回からは、東日本大震災という個別の災害対処でなく、それを日本社会の変化や行政の役割の変化という、大きな構図の中に位置づけてみます。

大震災は、私たちが持っていたいくつかの「常識」を覆しました。それは、日本社会の基底で起きている変化を、露見させたのです。
日本は災害列島であること。防潮堤で守り切ることはできず、逃げることも必要であること。防災とともに、減災が重要であること。原発が安全だというのは神話であったこと、などです。

健康都市連合、高松大会

2019年7月30日   岡本全勝

今日30日は、高松市で開かれた健康都市連合大会で、講演をしてきました(健康都市連合)。800人の方が聞いてくださいました。

題は、「住民の暮らしを支える町の機能ー大震災復興で考えたこと」としました。町で暮らす際の健康を広く捉え、身体の健康だけでなく、他者とのつながりという心の健康の重要性をお話ししました。災害時には、極端な形で危険がでてきます。家族や知人と離れ、孤立する危険です。それは、町においても、高齢者の孤立、一人暮らしの孤立、引きこもりなどに出てきます。

高松市では、大西秀人市長が「高松型地域共生社会」として、地域でみんなで支え合うことを目指しています。これまでの町内会を強化し、保健機能、住民参加、つながりを強めています。具体例を聞いて、私も参考になりました。

河北新報、内閣官房参与の仕事

2019年7月29日   岡本全勝

7月29日の河北新報の東京検分録「内閣官房参与 復興へ首相に直言継続を」に、内閣官房参与の仕事を、取り上げてもらいました。

・・・岡本全勝氏(64)は2016年、復興庁事務次官の退任と同時に参与に任命された。国の出先機関を集約した福島復興再生総局の事務局長として円滑に指揮するための人事的な配慮。「総理を悩ませず、手前で悩むのが私の仕事。市町村長のよろず相談、苦情承り所」と自らの役割を例える。
震災直後から復興行政に関わる岡本氏。「福島はまだまだこれから。国の責任で暮らしとにぎわいを取り戻す長い闘いと繰り返し申し上げている」と説明し、「総理の情熱は変わっていない」と断言する・・・