カテゴリーアーカイブ:講演

地方財政学会、福島大学

2014年5月24日   岡本全勝

今日5月24日は、地方財政学会(福島大学)で、シンポジウム「原子力災害と地方自治体」に出席しました。私は会員なので、当然の義務です。遠藤雄幸川内村長の現場からの報告とあわせ、福島の復興の現状と課題をお話ししました。
もっとも、持ち時間が20分なので、詳しくはお話しできません。しかし、短時間に何をしゃべるかを考えることは、頭を整理する良い機会です。講演会では、しばしば、しゃべりたいことが多くて、さらに時間が足らなくなることがあります。皆さんも、経験があるでしょう。
もし、「持ち時間5分」といわれたら、何をしゃべるか。最低限、何を伝えるか。それを考えることは、良い訓練になります。講演会だけでなく、大臣など上司への説明の時間が短くなった場合(これはしばしば起こります)や、お客さんに説明する場合などにも、共通します。
さらに講演会では、私が話したい内容とともに、観客が何を聞きたいかも、重要です。すると、観客の皆さんに、「今日は何を持って帰ってもらうか」を、考えなければなりません。そして多くの場合、観客は、話の内容について素人です。だからこそ、講演を求められるのです。同業者との討論と違い、知識の十分でない方への語りは、それなりに工夫が必要です。
私の場合は、必ず事前に、主催者に、観客がどのような人たちか、そして私に何を期待しているかを確認します。それから、まずレジュメを作ります。それに合わせて、資料をそろえます。その段階では、とても時間内に収まりそうもないくらいの資料になります。それからもう一度、レジュメを再考し、資料を思い切って削ります。
それでも、しゃべっているうちに、時間が足らなくなります。話の途中で、わかりやすいように、あるいは観客の注意をひくために、実例を入れたりして、脱線するからです(反省)。でも、レジュメに、今日持って帰ってもらうことは書いてあるので、大丈夫です。私は、パワーポイントは嫌いです(2011年11月6日の記事)。
会場では、旧知の学者の方々と、久しぶりに挨拶を交わすことができました。「早く、『新地方自治入門』を改訂してください。授業で使っているのです」という要望もありました。すみません、本業が忙しくて。また、近年は地方行政の現場から離れているので、難しいです。後輩たちに、期待しています。
帰りは某有名新聞記者につかまって、東京駅まで新幹線中で、地方行政、過疎地のあり方、地方振興について、議論を続けました。

災害時の宗教の役割、行政との関係

2014年5月19日   岡本全勝

今日5月19日には、世界宗教者平和会議日本委員会円卓会議(仙台)に、講演に行ってきました。被災者支援活動において、宗教の役割や宗教と行政の関係について、考えることがたくさんありました。私は被災現場にはいませんでしたし、宗教の専門家ではありません。そのときの悩みと考えたことを、お話ししました。他の方の発表は、勉強になりました。追って、紹介しましょう。

大災害の経験、アジアへの貢献

2014年5月14日   岡本全勝

昨日13日は、国連大学(渋谷)で開かれた国際シンポジウム「災害時の真のリーダーシップとは~東日本大震災・アジアの経験から」に出演しました。このシンポジウムは、ASEAN各国の防災担当者の研修を兼ねたものです。NGOのシビック・フォースアジアパシフィックアライアンスとの共催です。同時通訳付きなので、私の発表や応答は日本語です。でも、通訳の方の便宜と、出席者に持ち帰ってもらうために、英語の資料を配りました。
このシンポジウムは、大西健丞さんから依頼を受けて、出てきました。2つの団体とも、大西さんが中心になって動かしているNGOです。大西さんは、かつてイラク支援で有名になりました。その後も、分野を変えて、新しい公を作るために活躍しておられます。

大阪でのシンポジウム、2

2014年3月9日   岡本全勝

今日9日は、「民間連携による復興支援」(梅田スカイビルウエスト )に、大阪まで行ってきました。復興庁の参事官たちと一緒に、今取り組んでいる企業連携の試みを、お話ししてきました。
企業には、発災直後の救援、そして復旧過程で、大きな貢献をしてもらいました。無償の支援だけでなく、本業を活かした貢献もあわせてです。その後、復興過程になって、被災地で求められることは、変わってきています。阪神淡路大震災の被災地域と異なり、今回の被災地は、暮らしの再開のために、商業サービスや働く場が必要です。また、働く場や地域の活力として、産業振興が必要です。そして、自己責任・自力再建だけでは、商店や中小企業は再開できません。人の応援、ノウハウの支援、販路の拡大支援などが、求められています。それを、お願いしてきました。

大阪でのシンポジウム

2014年3月4日   岡本全勝

今日は、大阪まで、関西経済連合会のシンポジウムに、行ってきました。「復興加速化のためにこれからすること」です。アイリスオーヤマ(株)の大山健太郎社長、南三陸ホテル観洋の阿部憲子女将と、気心の知れている人たちと一緒でした。250人ほどの人が、熱心に聞いてくださいました。関西は、阪神淡路大震災を経験しておられるので、東日本大震災でも積極的に支援をしてくださっています。
その後、神戸まで足を伸ばして、神戸市役所の方たちと打ち合わせ。仮設住宅から本格住宅へ移る際や、移った後のコミュニティ維持をどうするか。経験とノウハウをお持ちで、被災地の自治体を支援してくださっています。高台移転や住宅再建が本格化すると、こちらの課題にも対応しなければなりません。「国土の復旧」から「生活の再開」への、重点の移行です。