「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

佐賀県庁管理職研修

今日は、佐賀県庁管理職研修に呼ばれて、話に行ってきました。
依頼の内容は、「残業を減らすために、どのようにすれば効率的に仕事ができるかを、話して欲しい」でした。このように、テーマを絞ってもらい、参加者が限定されていると、話しやすいです。
ちょうど、「明るい公務員講座・中級編」で、その部分を書き終えてばかりなので。今日は、大きく脱線することはなく(少しは笑ってもらうために、サービスしましたが)、焦点を絞ってお話しすることができました。
管理職が約180人集まって、熱心に聞いてくださいました。皆さん、現場で苦労しておられるのでしょうね。

私の話の内容は、「今や、課長は大変な時代になっている。これまでの流儀が通用しない」「部下よりも仕事をして、責任も取らなければならない」ことをお話ししたので、参加者は面白くなかったかもしれません。
でも、「どうしたら、楽をして効率を上げることができるか」のコツをお教えしました。私は、財政課長や総務部長だけでなく、総理秘書官や大震災被災者支援本部事務局といった、とてつもなく忙しいそして難しい仕事を経験しました。その際に考え、身につけた「ワザやコツ」です。自信があります。

仕事のワザやコツは、学者が研究して発見するような真理ではありません(それもできるでしょうが)。若手職員が仕事で困っているのを見て、ベテラン職員が「なぜそんな簡単なことを悩んでいるの?」と思うように、経験者なら身につけていることです。
課長職のコツも、課長の経験者なら多くの人が身につけています。そして、様々な職場や事件を経験すると、身につけるワザも広がります。例えば、難しい交渉から始まり、仕事のできない部下の指導、部下がやってしまった失敗、おわび、処分・・・。ない方がよいのですが、経験すると、次回からはうまくできます。そのようにして身につけたワザ、それを言葉にして後輩に伝えることが難しいのです。

愛知県みよし市管理職研修

今日は、愛知県みよし市役所に呼ばれて、講演に行ってきました。市の管理職研修です。「明るい公務員講座+働き方改革について話せ」とのことだったので、焦点が絞りやすかったです。
働き方改革は、いま連載で書いているところですが、管理職の意識改革なしには進みません。そして、彼らは従来の仕事の仕方で育ってきています。どこがおかしいか、気がついていないのです。あるいは、気がついていても、これまで通りが楽なので、なかなか変えることができません。その代表が、会議でしょう。無駄と分かっていながら、続けていませんか。
今日は、人事課長さんの依頼に沿って、管理職になるには脱皮が必要なこと(鬼軍曹は良い課長になれないこと)や、仕事を進める際の部下指導の仕方などを中心にお話ししてきました。もちろん、私の経験談をたくさん交えてです。忙しい総理大臣が出席する会議を、どのように管理するかなども。

みよし市は、東日本大震災の被災自治体に、職員を派遣し続けてくださっています。そのお礼も申し上げました。

 

大阪府市町村職員研修

今日は、おおさか市町村職員研修研究センター(マッセOSAKA)に呼ばれて、講演に行ってきました。府下の市町村職員研修です。テーマは、「ぼくたち、わたしたちもみんな新人だった~振り返ろう、公務員とは」です。
拙著『明るい公務員講座』を基本に、話して欲しいとのことでした。対象者は、20歳台から50歳台まで幅広く、話の焦点を絞るのが難しかったです。でも、このような研修に参加しようという意欲がある時点で、今日の参加者は「合格」ですよね。
私の話に対しての反応もよく、気持ちよく、そして調子に乗って話すことができました。いつものように、私の実例(失敗談や普通の公務員では経験できない話)を入れつつ、次々と「場面展開」をするので、話について来るのが大変だったかもしれません(反省)。
みなさん、さらに研鑽を積んで、仕事をこなし、出世してください。

この研修所の所長が、齊藤愼・元大阪大学教授です。地方財政の大家で、かつて大変お世話になりました。久しぶりに、ご挨拶をしてきました。

日本財政学会で報告

今日は、日本財政学会で報告するために、立教大学(池袋)に行ってきました。私の出番は、分科会Cー3「東日本大震災復興の現段階」です。このようなテーマを取り上げてくださることは、ありがたいことです。

今回の災害では、町を造り替える(高台移転やかさ上げ)必要があったこと。そのために住民の話し合いが必要であったこと。またインフラの復旧だけでは暮らしは戻らず、産業やコミュニティの再建が必要だったこと、をお話ししました。
財政学会ですが、予算だけでは実現できないことに焦点を当てて、お話ししました。皆さん、その点については納得いただいているようです。課題は、ではどのような手法で実現するかです。被災地では、その試行錯誤をしているのです。

旧知の先生方や記者さんと、挨拶を交わしてきました。

国際セミナーで講演

今日は、午前中は福島復興局で一仕事。
それを終えて、裏磐梯で開かれている国際研修交流協会国際セミナーに、基調講演に行ってきました。最近は、毎年呼ばれています。今年は、福島の現状とこれからに絞って、スライドを使ってお話ししました。
今年も、イヤホンで同時通訳の英語を聞きながら、通訳が終わるのを確認しながら、次の話をしました。

今週は、茨城県境町、奈良県橿原市、福島県裏磐梯と、3か所で講演をしました。よく頑張りました。しかし、出張を重ねていると、雑事が片付きません。