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講演

JICAサヘル諸国研修講師

今日12月4日は、国際協力機構のサヘル諸国研修の講師に行ってきました。幡ヶ谷のJICA東京です。参加者は、ブルキナファソ、ブルンジ、チャド、コートジボワール、マリ、モーリタニアからの10人です。資料と通訳は、フランス語です。

この内容は「強靱な国・社会づくり研修」で一度経験済みで、今回はそれを基に、焦点を絞って話すことができました。前回は3時間、今回は2時間なので、要領よく話す必要もありました。東洋の貧しい島国が、150年間でどのようにして豊かな国になったか。写真と図表が伝わりやすいです。

120分のうち30分を質疑応答にあてる予定でしたが、冒頭に「途中でも質問してくれ」と言ったら、どんどん質問が出ました。ある研修生が「これでは、講義が進まないので、質問は最後にしたら」と発言するくらいでした。

行政だけでなく、日本社会や経済の問題まで。さまざまな質問が出るので、私のこれまでの知見が役に立ちます。それぞれ簡単に答えるのは難しいのですが、簡潔に話さないと伝わりません。そこで、エイヤッと割り切りって、お話しします。

関西大学で講義

今日11月25日は、関西大学経済学部で講演をしてきました。林宏昭先生のお招きで、毎年話しに行っています。
今日の内容は、東日本大震災への対応と、そこで考えた町のにぎわいの3要素と、公私二元論から官共業三元論への転換です。
学生たちは、2011年の大震災当時は小学校低学年で、その実態を知りません。先生の助言で、当時の状況をスライドで説明することから入りました。スライドには出てこない悲惨な状況は、語りで補いました。出席した学生は、熱心に聞いてくれました。

朝の新幹線の窓から、雪をかぶったきれいな富士山が見えました。野山の紅葉はまだですね。
写真を送ってくださったので、載せておきます。

JICA「強靱な国・社会づくり」講師3

今日は、JICA「強靱な国・社会づくり」講師、その3回目に行ってきました。
研修生たちは一連の講義と視察を終えて、明日は各人が成果を発表します。今日はその前の、質問時間でした。

2時間にわたって、災害復興、日本の危機管理、中央政府と地方政府の関係、政治家と官僚との関係、日本の経済発展の課題など、多種多様な質問を受けました。
私のこれまでの経験と連載「公共を創る」などで考えていたことを基に、伝わるように、わかりやすく答えました。このような内容なら、私もお役に立つことができます。
研修生の皆さん(各国の政府幹部候補)が国に帰って、今回の研修が今後の国づくりに役立つとうれしいですね。
第2回」「第4回

静岡県幹部研修講師

今日11月18日は、静岡県幹部研修講師のため、静岡市まで行ってきました。会場とオンラインで、120人を超える職員が聞いてくださいました。

管理職の悩みには、時代が変わっても不変なものと、現在の日本社会の変化によるものがあります。そして、組織と職員の管理という内部問題と、地域の課題という外部問題があります。それを説明しました。
楽しくない内容が多いので、なるべく実例を入れて、共感を持ってもらえるように話しました。話が発散しないように骨子を配り、最初に「今日話すこと」を説明します。
私の思いは、伝わったと思います。鋭い質問も出ました。管理職の悩みは、共通しています。