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講演

何度やっても、講演は難しい

いろいろと講演を引き受けています。大学の講義も。しかし、何度やっても、話すことは難しいです。「宮城県市町村行財政セミナー
場慣れはしているのですが、毎回「あそこは、もう少し違った話し方をすれば良かったなあ」と、振り返ることが多いです。

もちろん、講演会の評価は、伝えたいことを伝えることができたか。そして、聴衆に満足してもらえたかです。
前段は、何を伝えるかを考え、脱線しないようにレジュメを配ります。これで、伝えたいことは、はっきりします。後段は、聴衆の反応やアンケートで評価がわかります。

私はもう一つ、伝えたいことを明確にするだけでなく、楽しみながら聞いてもらうことを考えます。白板を使って動きを入れたり、質問をして興味を引いたり。楽しく聞きながら、重要なことを持って帰ってもらう。これが、私の理想です。
話している最中は、「聴衆に受けているか」を気にします。受けが良いと、私も話が乗ります。聴衆の反応を見ながら、次の話の展開を考えます。その場合に、受けが良くないときは、どうしたら受けるかを必死に考えます。

聴衆が雑多な人からなっている場合は、難しいです。そのテーマに関する知識、関心がばらばらなので、全員を喜ばせることが難しいのです。
次に、話が同じ内容で、聴衆もよく似た人たちであっても、受けが良い場合と、いまいちの場合があります。これには、頭を抱えます。
同じ内容を話しているつもりでも、興味を持ってもらえる場合と、そうでない場合があるのでしょう。ちょっとした言い回しとか、表現の違いだと思います。

わかりやすいように、抽象論でなく具体例、簡単に言うと私の体験談や失敗談を多用します。また、なるべくリラックスして聞いてもらえるように、笑い話などを織り込むのですが。これが受けない場合があります。
関西漫才を目指している私にとって、これはつらいです(苦笑)。で、時に「ここは笑ってください」と、笑いを強要するのです。これは反則行為ですね。
壇上で、あるいは終わってから次回に向けて反省し、工夫を重ねます。「難しい速記録起こし

一対一での会話は、相手の表情を読みながら応答しなければならないので、もっと難しいのですが。この場合は、相手とのやりとりなので、直ちに修正が可能です。

宮城県市町村行財政セミナー

きょう2月15日は、宮城県市町村行財政セミナーに呼ばれて、講演に行ってきました。170人の方が聞いてくださいました。

第1部は小西砂千夫・関西学院大教授で、第2部が私です。東北で、二人で関西弁でしゃべってきました。まあ。村井・宮城県知事も大阪出身だし、アイリスオーヤマの大山健太郎会長も大阪出身ですよね。
「G7の中で日本がゲベです。おっと、ゲベってわかりますか」と聞いたら、「わかりません」といわれました。最下位、ビリのことです。

東北の方はまじめなので、それなりに手を打ちました。笑って欲しいところは、「ここは笑ってください」と強要しました(笑い)。
何度も講演はしているのですが、観客と波長が合う会と、あわない会があるのです。きょうは良かったかな?
話し方は関西弁、笑いも取りましたが、内容は、もちろん重要なことですよ。

三井住友海上火災保険、自治体向け働き方改革セミナー

きょう2月6日は、自治体向け働き方改革セミナー「実践!働き方改革~三井住友海上の取組」に行ってお話ししてきました。「パンフレット
私が、自治体現場での働き方の問題点と改革の進め方をお話ししました。続いて、三井住友海上火災保険の担当課長が、実践事例を説明しました。

働き方改革が叫ばれていますが、この実践は難しいことです。通達を出すだけ、機械を導入するなどでは、実効性がありません。これまでの行革とは性格が違うのです。そのあたりを、私が解説しました。そして、多くの社員を抱える会社が、どのように働き方改革を進め、成功しているか。失敗事例を含めて、具体例を話してもらいました。
元復興庁次官と損保会社人事課長という、「不思議な組み合わせ」です。でも、自治体には、参考になると思います。

2月という自治体職員には忙しい時期でしたが、80席がほぼ埋まりました。質疑応答では、県庁職員や某省の幹部から鋭い質問が出ました。
要請があれば、再度開催し、また地方でも開催する用意はあります。ご相談ください。

(参考)このホームページでも取り上げ、マスコミも取り上げているように、三井住友海上火災保険は2年前から社を挙げて働き方改革に取り組んでいます。「残業削減、やればできる」「退社宣言ポップ」。1月7日日経新聞「2019年の法律こう変わる 働き方改革」の記事の中の写真。

埼玉県庁企業局研修

今日午後は、埼玉県庁企業局の幹部研修に行ってきました。
どのようにして、効率的な経営をするか、職員の生産性を上げるか。
どこの職場も、悩んでおられます。
企業局も、積極的に取り組んでおられるようすが、うかがえました。

皆さん熱心に聞いてくださいました。
終わってからの質問も、的を射た内容で、私も考えるところがありました。

経済同友会の復興支援

今日は、経済同友会の震災復興委員会に呼ばれて、福島復興についてお話ししてきました。
経済同友会には、発災直後から、大きな支援をしてもらっています。また、節目節目にシンポジウムを開催するなど、経済界に現状を発信し支援を呼びかけてくださっています。

岩手県と宮城県の津波被災地は、インフラなども復旧し、復興が見えてきました。しかし、原発被災地は、順次、避難指示が解除されているとは言え、まだ復興は始まったばかりです。
主たる産業であった原発がなくなり、また住民の帰還もまだこれからです。すると、課題は、働く場所、産業の復興です。
経済界には、引き続きお願いをしなければいけません。課題と期待を話してきました。