「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

札幌で講演

今日は、札幌に行ってきました。北海道市町村振興協会主催の、市町村職員研修会です。200人の職員が、熱心に聞いてくださいました。
題は、働き方改革です。このホームページで、いろいろと問題提起し、対策を述べていることを、お話ししました。
皆さん、中堅幹部として、自分の仕事の仕方、そして部下の指導に悩んでおられます。今回も、私の経験(失敗)を踏まえ、実例を入れて話しました。「明るい課長講座

札幌は、講演が終わった頃には雪が舞っていました。これから冬になるようです。

自治大学校校友会講演

今日10月25日は、自治大学校で校友会(卒業生の集まり)の研修会で講演をしてきました。約500人の研修生が、熱心に聞いてくれました。
聴衆は、自治大学校の卒業生です。彼ら彼女たちは、それぞれの自治体の幹部になり、地域の指導者になる人たちです。そこで今回は、主題を「平成から令和へーこの国のかたちを変える」としました。

平成の30年が終わり、令和が始まりました。この1年間、マスメディアは平成30年を振り返る特集を組みました。それはそれで有意義です。
しかし、現在と将来の日本に責任を持つ公務員は、過去を振り返りつつ、未来を作らなければなりません。「失われた20年」とぼやいているだけでなく、何が足りなかったのか、何をしなければならないか。平成の30年間は、日本社会と日本の行政の曲がり角でした。条件が変わったのに、昭和後期の大成功に酔って、その転換に遅れてしまいました。
この延長に、日本の繁栄と安定はありません。何をどう変えるか。
仮に30年後、令和31年から振り返ってみたら、どうすべきだったかを、皆さんに考えて欲しかったのです。

働き方改革の講演

10月5日は、都道府県東京事務所長会に呼ばれて、働き方改革についてお話ししてきました。官民を挙げて、働き方改革に取り組んでいます。少しずつ成果も出て、社会が変わりつつあります。

ところで、働き方改革には、3つの面があります。
1つめは、個人の働き方、生活を変えることです。長時間労働をやめ、健康的な生活を取り戻すことです。
2つめは、職場の生産性の向上です。仕事の仕方を変えずに労働時間を減らすと、仕事量が減るだけです。さらに問題は、これだけ長時間労働をしていながら、日本の労働者の生産性は低いのです。G7では、万年ビリです。このホームページでも書いているように、長時間労働を当たり前としているからこそ、生産性が低いのです。
3つめは、男性が家庭を犠牲にして長時間働く、成果ではなく勤務時間と会社への忠誠で評価される、日本社会の「常識」を変えることです。

私も、若い時は職場で泊まり込んで仕事をしました。家庭のことは、キョーコさんに任せて、仕事に専念しました。かつては、それがよいこととされたのです。途中で反省しましたが・・・。
その経験があるので、「昭和時代の働き方」を織り交ぜながら、若い人に「何を変えなければならないか」をお話ししています。

24時間働けますか~」という栄養ドリンクの宣伝がはやったのは、昭和の終わりです。ところが、同時に、コメディアンの高田純次さんが「5時から男」(こちらは仕事ではなく遊びに精を出す方です)の宣伝をしていました。
そうなのです。当時は、その両方が同居していたのです。すべて職場が、また年がら年中忙しかったわけではありません。私も、忙しい時期以外は、5時から男でした。

環境経済・政策学会で講演

今日9月29日は、福島大学で開かれた、環境経済・政策学会2019年大会の公開シンポジウムで、簡単な基調講演とパネルディスカッションに登壇してきました。
私の役割は、福島の復興がどのように進んだか、何が残っていて、国は何に取り組んでいるかです。

事故後8年半が過ぎ、復興が進んだ面と、まだの面があります。そして、今までの延長では、復興が進まないと、私は考えています。
それは、戻らないと決めた人が多数おられること、主たる産業であって原発は廃炉になり元には復旧しないことなどが、理由です。次の段階に向けて、何をしなければならないか。それをお話ししてきました。
NHKニュース

講演会、話したいことと聞きたいこと

ありがたいことに、いくつも講演の依頼が来ます。都合のつく限り、お応えするようにしています。
私に依頼が来る主題は、大震災と復興、明るい公務員講座のほか、最近だと連載「公共を創る」に関するものが多いです。

何回か話していると、話の型ができます。何をどのように話すかです。レジュメのほか、配付資料、投影資料、さらに時間配分や折り込むエピソードなどです。
その都度、聴衆の関心や主催者の意図を確認して、ズレがないように心がけています。「明るい公務員講座」でも、さまざまな注文があります。若い職員向け、管理職向け、仕事の進め方、働き方改革などです。
また、同じ内容を伝えるにしても、しゃべる、白板に書く、図にして説明する、関係の画像を投影するなどの方法によって、観客の食いつき方や理解度が変わります。ここが、話術のみせどころです。

ところが、やってみないと分からないこともあります。聴衆の反応を見ながら話すのですが、寝かさないようにするだけでなく(苦笑)、どこでみんなの反応が良いか、目が輝くかを探っています。ここは受けるだろうと話した内容が、意外と受けなかったり。こんなことに反応してくれるのだと、驚くことがあります。
私が「話したいこと、伝えたいこと」と、聴衆が「聞きたいこと」聴衆に「受けること」は、時にずれるのです。

また、後から、受講生の評価を送ってくださる主催者もいます。もちろん、そこは「礼儀をわきまえた記述」になっていて、ひどい評価はありませんが。
「ここが面白かった」「ここが役に立った」という記述も、私には役に立ちます。次回は、それを念頭に、話しの組み立てを変えたり、内容を修正します。