「講演」カテゴリーアーカイブ

講演

市町村アカデミーで講演

今日4月26日は、我が市町村アカデミーで1時間半の講演をしました。「市町村長特別セミナー」で「令和時代の自治体と公務員」という演題です。100人近くの参加者がありました。コロナ禍で去年はいくつも研修を中止したのですが、行動制限が緩やかになったので、集合研修を再開しています。

市町村アカデミーに着任以来、本格的に講義するのはこれが初めてです。昨年10月に就任したときには、既に年度内の研修の内容は決まっていて、私が割り込むことができませんでした。
副学長から「話したいでしょうから、新年度には話す場面を作りますから」と申し出があり(そのように追い込み)、実現しました。

最終日午後は、「迎賓館赤坂離宮」の視察を組み込みました。希望者だけですが、滅多に見ることがないと思い、迎賓館にお願いしました。

富山県町村会で講演

昨日4月22日は、富山県町村会の講演に行ってきました。町村長と若手中堅職員が集まってくださいました。
私たちが今どのような時代を生きているか、役場に求められることは何か、職員に求められることは何か。連載を続けている「公共を創る」や、今の職場で考え実践している職員研修などを元に、話してきました。

富山県には、1994年から98年まで4年間総務部長として勤務しました。もう四半世紀前のことです。いろいろな経験をさせてもらいました。お詫びが得意になったこと、明るい公務員講座の元になる冊子を書いたこと、フルート、お茶、お花の訓練を積んだことなどです。力を入れた若手女性育成がその後実を結び、部長や教育長が出ていることもうれしいことです。
新幹線ができたので、日帰りです。夜の意見交換会を済ませても、ゆったりと帰京できました。便利になりました。

消費者庁新採研修講義

今日4月6日は、消費者庁の新採職員研修講義に行ってきました。新採職員のほか、消費者庁採用の先輩たちも数十人参加しました。
消費者庁は2009年(麻生内閣時代)にできた、新しい役所です。自前の職員採用を始めていますが、現時点では職員の多くは他の省の出身者です。
よく似た例では、かつての環境庁があります。環境庁も発足時には仕事を引き継いだ厚生省などの出身者で構成していましたが、その後の職員採用で環境庁・環境省育ちの職員が増えました。なお、復興庁はさらに新しい役所ですが、これは時限組織であり、自前の職員採用をしていません。各省からの出向と任期付き採用で構成しています。

霞が関のほとんどの省庁が、国民を直接に相手にせず、業界を相手にしています。これまでの行政の主な任務が、産業振興、公共サービス提供だったので、その手法が効率的だったのです。法務省や警察庁という取り締まりの行政はありますが、生活者、困っている国民を支援する役所はなかったのです。
産業振興と公共サービス提供を達成し、他方で成熟社会の課題が出てきています。21世紀の行政は、重心を業界育成から生活者支援に移す、移すべきだと私は考えています。消費者庁への期待を込めて話をしてきました。

サントリー・みらいチャレンジプログラムの記者発表同席

今日は、サントリーのみらいチャレンジプログラムの記者発表に同席するために、福島県庁まで行ってきました。
この企画は、2021年から始まっています。私も、福島県分の審査員になっています。今日は、2022年度の募集を始めるにあたって、説明会を実施しました。

9日の福島民報と福島民友が、写真入りで伝えてくれました。ありがとうございます。

先日、2021年の助成先からの中間報告を読んだのですが、人と会う、人を集める企画が多いので、このコロナ禍でそれぞれ苦労しておられます。

ふくしまSDGs推進フォーラムに登壇

今日2月17日は、ふくしまSDGs推進フォーラムに出席するため、福島市に行ってきました。コロナ感染拡大が収まらないなか、会場では人数を限り、インターネット中継を組み合わせた開催でした。

福島県の新しい総合計画では、持続可能な目標に向けて、多様な主体が参加することを狙っています。私の出番は、復興で学び挑戦した「官共業の3つの主体による町づくり」を話すことでした。討論では、女性や障害を持った人(パラリンピック、車いすバスケット日本主将)が登壇し、多様性を感じました。もっとも、観客席は、紺のスーツの男性がほとんどでしたが。

私は、SDGsという言葉は分かりにくいと考えています。日本語では「持続可能な目標」ですが、日本の現状で一言で言えば「多様性」だと思います。さまざまな人が、それぞれの色を出す。それぞれの場所と役割で活躍することです。