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講演

仙台市役所で講演

今日11月10日は、仙台市役所で講演してきました。仙台市では、局の次長や副区長を統括人材育成推進員と位置づけて、人材育成に取り組んでいます。その人たちを相手に、「市役所の人材育成」をお話ししました。

要点は、次の3つだと私は考えています。
1「課題」 日本が成熟社会になって、市役所の任務が、公共サービス充実から地域の課題解決に変わりました。
2「手法」 それとともに分権改革もあり、手法が、国の指示の実行から地域の課題を拾って解決することに変わりました。他方で、地域の課題を拾うことについて、非営利団体に負けていないか。
3「能率」 日本の労働生産性は、先進国では最低です。役所も同じでしょう。どのようにしたら効率よく仕事ができるか。また、働き方改革とともに、仕事は増えるのに職員は増えないという制約をどのように乗り越えるのか。
すると、対策も見えてきます。

今日の持ち時間は60分。用意していった内容のいくつかを、泣く泣く捨てました。しかし、内容を絞り込むと、要点を絞ることができました。
郡市長とも、久しぶりにお会いしました。

講演の準備2

講演の準備1」の続きです。
講演の前日に、骨子と投影資料を広げて、予行演習をします。時間配分を間違わないように、骨子に時間配分も書き込んでおきます。

講演では、内容を理解してもらうこと、そもそも興味を持って聞いてもらうこと、そしてそれぞれの立場で考えてもらうことが重要です。
格好良く理論的なことも話したいのですが、興味を持ってもらえるのは、実例と私の経験談です。そこで、骨子には少々理論的なこと、項目だけを書き並べ、それを説明する際に私の体験を入れます。体験談だけだと、漫談になります。

問題は時間配分です。何度話しても、うまくいきません。実体験を入れると聴衆はよく聞いてくれるのですが、それに時間をかけると、当初予定していた時間配分が超過するのです。

時間が超過する原因には、内容を詰め込みすぎることもあります。どうしても、これも話したい、あれも話したいとなって、盛りだくさんになるのです。それでは、かえって要点がぼけ、消化不良にもなるのです。
話している途中で時計を確認し、骨子に書いた事項をいくつか省略することにします。常に反省です。
講義は難しい

福島県町村会研修で講演

今日は、福島県町村会研修で話してきました。場所は都内でした。対象は、町村の総務課長さんです。
仕事は増えるけど職員数は増やせない。若い人との考え方の違い、過去の経験と違った職場環境をつくらなければならないなど、役場での仕事の難しさが集約される職務です。
そのあたりを念頭に置いて、お話ししてきました。

全国市町村国際文化研修所「地域経営塾」で講演

昨日10月28日は、全国市町村国際文化研修所(大津市)の「地域経営塾」で、「令和時代の自治体と首長~地域と役所の経営~」を話してきました。

首長の役割と、管理職の役割はどう違うか。公務員は決められたこと、言われたことはきちんと実行します。しかし、新しいことへの取り組み、首長が住民に約束した「改革」は、首長が旗を振らなければ進みません。

首長が行う役所の経営は、おおむね管理職の延長にあります。他方で地域の経営は、これまでにない課題が出てきていること、中央政府も効果的な対策を打てていないこと、役所だけで解決できない課題が増えていることから、簡単な処方箋はありません。それを、連載「公共を創る」で論じています。これを1時間あまりの講演で話すのは困難ですが、「勇敢に」挑戦してきました。

何回話しても、講義・講演は難しいですね。注意点は分かっているのですが。「講義は難しい
大津に行くのは、今月二回目です。それを含め、今月は合計6回の講演をしました。来月も、いくつもお呼びがかかっています。ありがたいことです。

講演の準備1

10月と11月は、たくさん講演に呼ばれています。11月予定分の講演資料をすべて完成させ、主催者に送りました。これで一安心。連載原稿執筆とともに、これが重労働なのです。未完成だと、心の重荷になります。

長年の経験で、1か月前、遅くても半月前に、次のように準備します。
・主催者の意図を確認し、聴衆の関心に合わせて、骨子と資料を作ります。
・骨子は、話す内容を聴衆に理解してもらうためです。最初に、「今日はこのようなことを話します」と説明します。内容は大きく3つか4つにします。多すぎると、聴衆の頭に残りませんから。
・投影資料を使う場合は、写真や簡単な図です。細かい資料を投影しても、聴衆は読むことができません。
・投影資料のうち持ち帰ってもらうものは、配付資料とします。

私の話は、職員研修、危機管理、地方行政、国家行政などです。それぞれに主張したいこと、写真や図は基本形ができていて、その中から講演内容に合わせて組み合わせます。また、実際に講演をして、うまくいったものと良くなかったものを反省して、内容を更新します。
・手持ちの骨子に、話す具体的な内容や投影資料の番号を、手書きで書き込みます。これで、内容と進行は問題なくなります。
講演の善し悪しは、ここで半分が決まります。