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講演

東北自治総合研修センターで講演

今日1月6日は、東北自治総合研修センターで講演するために、仙台に行ってきました。年の初めから研修とは、なかなかすごいことです。村井・宮城県知事とも久しぶりに、会ってきました。
題は「令和時代の自治体と職員」です。自治体の課題は何か、どのように取り組めばよいか。職員の課題は何か、どのように取り組めばを、整理してお話ししました。

会場では150人、オンラインでは250人の方が、参加してくださいました。会場の参加者の反応もよく(笑ってくださったり、頷いてくださったり)、楽しく話すことができました。たくさんの話題を準備していったのですが、やはり東日本大震災関係のところで時間を食って、いくつかの話題を割愛せざるを得ませんでした。

職場の改善については、このホームページの「明るい課長講座」で、折に触れて書いているので、ご覧ください。

「曾子三省」

11月28日の肝冷斎「「論語」より「曾子三省」」に、「講演の準備5」を取り上げてもらいました。

「論語」を読み始めると、その冒頭の第四章に「曾子三省」の章がございます。
曾子曰、吾日三省吾身。為人謀而不忠乎、与朋友交而不信乎、伝不習乎。
曾子曰く、吾、日に吾が身を三省す。人のために謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、伝不習か。
曾先生がおっしゃった。「わしは、毎日自分のことを「三省」するんじゃ。他人のために相談にのってまごころを尽くしただろうか、友人たちとの付き合いで信用を失わなかっただろうか、「伝不習」しなかったか。

このあと、難しい説明が続きます。関係の部分は、「伝不習乎」です。
これをどう訓ずるのか。古来、二つの解釈があるそうです。
1.伝え(られ)て習わざるか。 ・・・教えてもらったのに習熟していないのではないか。
2.習わざるを伝えしか。 ・・・(教えてもらって)習熟していないことを教えてしまったのではないか。

私の、講演を終えた後に、その日の出来を振り返えることを、これに当てはめてくださったのです。

講演の準備5

講演の準備4」の続きです。今回は、準備や本番でなく、終わった後です。
講演を終えた後に、振り返ってみます。帰りの新幹線中などが多いです。
伝えたいことは、忘れずに伝えることができただろうか。
早口にならなかったか。時間配分はよかったかか。
聴衆の反応がよかった部分と悪かった部分はどこか、などなど。

聴衆から評価をもらったり感想文をもらう場合は、それを読むことで、どこがよかったか悪かったかがよく分かります。
それを、次回に活かします。受けがよくなかった部分を、思い切って捨てるとか。うまく伝わらなかった部分の話し方を変えるとかです。これが、次回の準備になります。

そして、資料を入れた半封筒を棚に保管します。電子データは、パソコンに分野別に保管します。それぞれ年月日をつけてあるので、すぐに取り出すことができます。

慶応ビジネススクールで講義3

慶応ビジネススクールで講義2」の学生レポート(感想文)74通が届き、読みました。

私の伝えたいことがほぼ伝わっているようで、うれしかったです。ビジネススクールの参加者は、会社でそれなりの経験を積んだ人たちなので、官と民との違いはあっても理解しやすかったのでしょう。私も、それを意識して話しましたから。
見出し語(キーワード)がみなさんの頭に入りやすく、残りやすいようです。
また、私の仕事ぶりや心構えも高く評価してくださって、ありがとうございます。みなさん紳士淑女なので、礼儀をわきまえてくださったのかもしれません。

感想文は、私の話のうちどこがウケたか、どこがよく理解されたか(逆にあまりウケなかったところはどこか)がわかって、とても参考になります。また、1時間半の質疑応答があったので、そこでの質問もみなさんの関心事項が分かって、今後の役に立ちます。

関西大学で講義

今日11月17日は、関西大学で講義をしてきました。林宏昭先生のお招きで、毎年この時期に出講しています。表題は「大震災復興で考えた社会を支える3つの仕組み-行政、取引、助け合い」としました。大震災から早11年が経ち、学生たちは当時小学生でした。大震災のことも知って欲しいのですが、経済学の授業なので、自説の「官共業」がふさわしいと思い、こちらに重点を置いて話しました。

学生(林ゼミ、佐藤雅代ゼミ)の対面授業と、録画による視聴との組み合わせです。教室では、約50人の学生が熱心に聞いてくれました。質疑の時間にも素晴らしい質問が相次ぎ、充実した授業でした。