今日、7月15日は、復興とレジリエンスの政治社会学研究会で、東日本大震災の経験を話しました。原田博夫・専修大学名誉教授のお招きで、政治社会学会の活動の一つです。オンラインでした。
専門家の方々なので、質問も高度でした。想定外の危機が起きたときの対応のコツについて、大津波、原発事故、新型コロナでの対応の違いを説明しました。
講演
今日、7月15日は、復興とレジリエンスの政治社会学研究会で、東日本大震災の経験を話しました。原田博夫・専修大学名誉教授のお招きで、政治社会学会の活動の一つです。オンラインでした。
専門家の方々なので、質問も高度でした。想定外の危機が起きたときの対応のコツについて、大津波、原発事故、新型コロナでの対応の違いを説明しました。
3日に基調講演を行った人事院の初任研修。今日は、その際に与えた課題の発表です。
90人の研修生たちが15班に別れて、与えられた課題を議論し、発表します。
指導教官は私のほかに、被災者支援本部で一緒に苦労してくれた、辻恭介君にお願いしました。去年はコロナ対策で、研修生たちは自宅や職場からのオンライン参加でしたが、今年は入間の研修所で合宿です。ただし、何人かは新型コロナに罹患して、欠席でした。
各班ともよく調べてあります。論点の整理、資料の作成、発表も良くできていました。採用されて4か月とは思えません。
これまでにない事態にどのように対処するか。その場合は、想像力の勝負になります。
各課題とも正解のない問題です。他省庁の職員と集まって議論をして、一定の結論を出す。それがこの研修の狙いです。成功でした。
先日行った「立命館大学法学部「公務行政セミナー」講師」の学生感想文を読みました。講義の数日後に送られてきたのですが、すべてに目を通すのが遅れました。学生たちは、真面目で礼儀正しいですね。
大震災での被災者支援や復興での仕事については、学生たちは小学生低学年だったので、目新しかったようです。それ以上に、反応が良かったのが、公務員や社会人としての経験談と注意点でした。どうしたら悩まなくてもすむか、悩んだときはどうすればよいのか。学生時代やっておくべきことは何か。自分を磨くにはどうしたらよいか。新聞の読み方など。
かつて慶應義塾大学法学部に出講していた時も、そのような話が学生に受けました。そうですね、私の経験からしても、学生時代は何も知りませんでした。この職業に就いてから、さまざまな経験と失敗をして、今の私ができました。「人間修養道場」
私の経験を伝えて、悩む人が少しでも減ったら、うれしいです。『明るい公務員講座』は、その趣旨で書いたものです。
今日7月3日は、人事院の初任研修「行政政策事例研究・政策課題研究」で、基調講義をしてきました。北区西ヶ原の研修合同庁舎です。対象者約700人が8班に分かれて受講します。今日の組は約90人です。「2022年の研修」
東日本大震災での経験を、話しました。彼ら彼女らは、当時小学生です。知らないことが多いでしょう。皆さん熱心に聞いてくれました。質疑の時間も超過しました。仕事の進め方、職場の風土づくりなど、公務員らしい質問も。
そして、課題を与えます。参加者は、いくつかの班に分かれて議論し、次回にそれを発表します。
今日の補足
1 仕事で悩まないコツは、「明るい公務員講座3部作」
2 失敗をした場合の対応については、「お詫びの仕方」「責任をとる方法」
今日6月29日は、サントリーみらいチャレンジプログラムの記者発表に、福島まで行ってきました。先日審査した結果、今年度の助成先の発表です。
私の役割は、審査員として選定過程を話すことですが、この支援の意義も話してきました。
すなわち、被災地の復興に携わった際に、道路や住宅などのインフラ復旧だけでは街の暮らしは戻りませんでした。買い物の場と働く場が必要であり、さらにつながりを絶たれた住民に、つながりやコミュニティを作ってもらう必要がありました。これは、行政には難しい仕事であり、またお金ではつくることができません。
サントリーの支援は、この部分を補ってくれるのです。ありがとうございます。どのような企画を選んだかは、発表資料を見てください。
このような活動があることを、広く県民のみなさんに知ってもらって、理解してもらうとともに、参加して欲しいです。