カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

東京大学公共政策大学院

今日は、東京大学公共政策大学院での連続講演「国家行政の課題と展望」に行ってきました。この講演会は、各省の課長が、リレー式にそれぞれの省の「政策課題」を語るものです。しかし、私は、日本の行政機構が抱える「構造的課」をしゃべってきました。連続講演の「総論」になると思います(いずれ、行政・官僚論としてまとめたいと思っています)。

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法学部31番教室(大教室)に入るのは、四半世紀ぶりでした。大勢の学生が、熱心に聞いてくれました。終了後も、何人もの人が、質問に来てくれました。最近話していないテーマであり、1時間40分こなすと、へとへとになりました。今日も国会対応が忙しく、昼飯抜きで駆けつけたのも原因ですかね。場所も場所なので、「吉本的お笑い」も使えませんし・・。もっとも、私の意図が、どれだけ学生・院生に通じたかは不明です。少々、難しかったでしょうか。

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責任者である森田朗教授に挨拶しようとしたら、先生の方から来てくださいました。先生のゼミで、拙著を参考書に使ってもらっています。お礼を言うと、「いやー、批判の対象として使うかもね」と、笑われました。これまで、学問・教育(東大法学部)と実務の連携が少なかったことを述べ、「また講義に呼んで下さい」と売り込んでおきました。

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【学生の反応】
13日の講演を聞いた学生さんから、メールが届きました。要旨は、「とても興味深かったです。全体像がつかめて、ためになりました」です。私の意図が、成功したということでしょう。
講演に対する一番の「ご褒美」は、「観客の反応」です。こういうメールは、嬉しいですねえ。だから、へとへとになっても、やめられないのです。

講演録

この講演は講演録にしてあります。宮崎県市町村課にお申し込みください。県庁が活字にしてくださいました。A4版で資料を含め58ページです。内容は、拙著「新地方自治入門」の一部を分かりやすくしたもの、とお考えください。
これでも、「脱線したところ」は、かなり加筆したんです。ある新聞記者からは、「岡本課長の講演にしては、辛みが足らない。本当はもっと脱線したんでしょう」と、読後評をもらいました。ハイ、そのとおりです。
余部があるので、ご希望の方はお申し込みください。返信用封筒(A4版が入る大きさ・切手も貼っておいてください)を「〒100-8926総務省官房総務課」の私宛に送っていただければ、お送りします。

国際的副業?

今日は、OECD(経済協力開発機構)の対日調査団のインタビューを受けました。政府間関係の調査だそうです。小生が、対象者の一人として「ご指名」を受けました。有名になったものですねえ。もっとも、時間は短いし、通訳を介してなので(久しぶりだと英単語が出てこず、構文もすぐには浮かびません)、十分伝わったかが心配です。
日本は、全国において行政サービスの水準を上げ、かつ均一に達成したこと。そしてそれは、地方財政制度によるものだということを説明しました。「交付税制度は世界で最高のシステムである」といったら、うなずいておられました。
もっとも、調査団の目的は「問題点」を指摘することでしょうから、「今後の改革方向はどのようなものか」が次の質問でした。拙著が、英語で書かれていたら・・。そこで、日本人スタッフに「新地方自治入門」を贈呈しておきました。

雪の秋田へ

今日は、秋田まで講演に行ってきました。県議会と市町村議員さんたち有志の勉強会です。今日も辛口の話をしましたが、「このほうが、よくわかって良かった」と喜んでいただけました。
今の職場は平日に行くことは無理なので、土曜の朝にしてもらいました。「前日に行って、温泉に入って、雪を見ながら・・・」と思っていましたが、金曜日は仕事が長引いて。新幹線「こまち」に乗ったのが東京駅20時、秋田に着いたのが24時。残念ながら、真っ暗でした。帰りの新幹線の車窓は、一面の雪景色でした。

まだ懲りない生活

今日は、宮崎県田野町まで講演会に行ってきました。聴衆は、宮崎県の県会議員・市町村長・市町村議員・職員の人たちです。土曜日にもかかわらず、500人を超える聴衆が集まってくださいました。辛口の自説を述べたのにもかかわらず、みなさんの「反応」が良く(うなずいたり、笑ったりしてくださって。一方、居眠りする人もなく)、時間をオーバーして、2時間もしゃべりました。
「もはや、これまでのような行政サービスの拡大はないこと」「増税しない限り、交付税は減ること」を理解していただいたと思います。(と書いたら、「みんなが理解したわけではありません」と、参加者の方からメールが来ました。うーん、まだ話が下手だということですね。)
休日をつぶして、飛行機に乗って日帰りで、2時間しゃべるのは、正直、疲れます(歳をとったということですかね)。今回は、三宅副知事の依頼を断れず・・。でも、500人もの人に熱心に聞いていただけると、やりがいがあります。田野町の町長さん、講演のなかで、何度も引き合いに出して、申し訳ありません。きれいな農村でした。お詫びの意味を込めて、リンクを張っておきます。