カテゴリー別アーカイブ: 講演

講演

神戸防災技術者の会で講演

14日は、K-TEC(神戸防災技術者の会)に呼ばれて、神戸で講演しました。夜18時半からの講演に、たくさんの人が集まってくださいました。
神戸防災技術者の会」は、阪神・淡路大震災の復興を経験した神戸市の職員たち(退職者と現役)がつくっておられる会です。その経験を活かし、防災の普及活動などをしておられます。東日本大震災でも、経験と技術で復興の支援をしてくださいました。今もしばしば現地を訪れるなど、被災地とのつながりを大切にしています。

お礼を込めて、話してきました。東日本大震災では、孤独防止など阪神・淡路大震災を教訓にしつつ、他方で街が飲み込まれたり全町が避難しなければならないという違いにも配慮しました。発災直後の私たちの合い言葉は、「阪神・淡路大震災を参考にしつつ、参考にしない」でした。

阪神・淡路大震災から27年が経ち、経験していない若者も増えています。教訓は語り伝えられていますが、実際に体験したり見たりとは、違います。引き継ぐことは、時間とともに難しくなります。

福島県SDGs推進プラットフォームキックオフイベント

今日6月13日は、福島市で開かれた、福島県SDGs推進プラットフォームキックオフイベントに行ってきました。2月に行った「ふくしまSDGS推進フォーラム」の続きです。趣旨には、次のように書かれています。
「ふくしまSDGs推進プラットフォームの活動開始を宣言するとともに、県内外の企業、団体、行政等の皆様と連携・協働を深め、SDGsの推進を共通目標とした豊かな県づくりを前に進めていく機運醸成を図ってまいります。」

私の出番は、村尾信尚・関西学院大学教授、内堀雅雄・福島県知事との討論です。福島県立あさか開成高等学校の生徒さんたちの事例発表を踏まえ、助言や意見を述べることです。「福島民報記事
このような政策は難しいです。道路や施設を造る事業なら、できあがれば完成です。しかし、国民の意識や行動を変えることは、終わりはなく、また行政の呼びかけだけでは実現しません。
「持続可能目標」は国連が提唱し、政府や企業も賛同しています。しかし、今日学生たちが発表したように、国民みんなが身近なところで、できることから実行する必要があります。大げさな催し物や難しい決意ではないだけに、持続と巻き込みが難しいです。

立命館大学法学部「公務行政セミナー」講師

今日6月10日は、立命館大学法学部「公務行政セミナー」の講師に行ってきました。立命館大学では、公務員を目指す学生の教育に力を入れています。地方公務員、国家公務員になる人も増えているとのことです。

この講座は、国家公務員や地方公務員の先輩たちが話をするようです。柳至先生からの依頼は
・自身の経験に沿ってどのように仕事をしてきたのかといった話
・公務員を目指す学生へのアドバイス
でした。

私は少々珍しい経験をしたので、それを話しました。もっとも、話したいことはたくさんあって、焦点を絞らざるを得ませんでした。皆さんに直接役に立つことは少ないでしょうが、「こんなこともあるのだ」と視野を広げてもらえればと思い、話しました。付録として、学生時代に何に心がけたらよいか、面接官はどこを見ているかなども、お教えしました。
70人の学生が、目を輝かせて聞いてくれました。講義後の質問も、鋭かったです。少々疲れましたが、話し甲斐がありました。

立命館大学では、対面授業が再開されていて、校内は若い人でいっぱいでした。帰りのタクシーの運転手さんも「にぎわいが戻るのはよいことですね」と、喜んでおられました。ちなみに卒業生だそうで、「最近の後輩たちが頑張ってくれて、立命館大学の評判が上がって、うれしいですわ」とも。

市町村アカデミーで講演

今日4月26日は、我が市町村アカデミーで1時間半の講演をしました。「市町村長特別セミナー」で「令和時代の自治体と公務員」という演題です。100人近くの参加者がありました。コロナ禍で去年はいくつも研修を中止したのですが、行動制限が緩やかになったので、集合研修を再開しています。

市町村アカデミーに着任以来、本格的に講義するのはこれが初めてです。昨年10月に就任したときには、既に年度内の研修の内容は決まっていて、私が割り込むことができませんでした。
副学長から「話したいでしょうから、新年度には話す場面を作りますから」と申し出があり(そのように追い込み)、実現しました。

最終日午後は、「迎賓館赤坂離宮」の視察を組み込みました。希望者だけですが、滅多に見ることがないと思い、迎賓館にお願いしました。

富山県町村会で講演

昨日4月22日は、富山県町村会の講演に行ってきました。町村長と若手中堅職員が集まってくださいました。
私たちが今どのような時代を生きているか、役場に求められることは何か、職員に求められることは何か。連載を続けている「公共を創る」や、今の職場で考え実践している職員研修などを元に、話してきました。

富山県には、1994年から98年まで4年間総務部長として勤務しました。もう四半世紀前のことです。いろいろな経験をさせてもらいました。お詫びが得意になったこと、明るい公務員講座の元になる冊子を書いたこと、フルート、お茶、お花の訓練を積んだことなどです。力を入れた若手女性育成がその後実を結び、部長や教育長が出ていることもうれしいことです。
新幹線ができたので、日帰りです。夜の意見交換会を済ませても、ゆったりと帰京できました。便利になりました。