カテゴリーアーカイブ:社会の見方

人手不足

2024年5月19日   岡本全勝

5月4日の朝日新聞1面「人手不足「感じる」7割 不安の最上位「医療・介護」80% 朝日新聞社世論調査」から。

・・・朝日新聞社の全国世論調査(郵送)で、「人手不足社会」をテーマに尋ねたところ、以前と比べ人手不足を「感じる」と答えた人が69%に上った。人手不足の影響が不安な分野は「医療・介護」「物流・配送」などが上位だった。外国人労働者の受け入れを拡大する政府方針には賛成62%が反対28%を引き離し、賛否が二分した5年余り前の調査から大きく様変わりした。

人手不足を感じるかは4択で尋ね、「大いに感じる」が23%、「ある程度感じる」が46%で、「あまり感じない」は27%、「全く感じない」は2%だった。
この先、人手不足の影響が不安な分野を九つの選択肢から複数回答で選んでもらったところ、「医療・介護」80%が最も多く、「物流・配送」58%が続いた・・・
この項続く。

タンポポの綿毛

2024年5月18日   岡本全勝

タンポポの綿毛は、皆さんご存じですよね。軸の下に種がついていて、風に乗って飛んでいきます。子どもの頃、吹いて飛ばしました。
でも、あの花からは、想像もつかない形です。どのようにして、あの黄色い花びら(一枚が一つの花です)が、綿毛に変化するのか。綿毛が生育する姿など、見たことがありません。

先日から疑問に思って、道ばたの花を観察していました。花が終わった後、顎が閉じているように見えます。でも、よくわかりません。
インターネットで検索したら、よい映像がありました。NHKの教育素材です。「タンポポの花とたね
なるほど、こうなっていたのですね。黄色い花びらは、落ちてしまうようです。
植物の進化は素晴らしいです。神様でも、こんなことは思いつかないでしょう。

相続人のない遺産

2024年5月18日   岡本全勝

5月4日の日経新聞に「相続人なき遺産 10年で倍増」が載っていました。

・・・死後に相続人不在などの理由で国に入る「相続人なき遺産」がこの10年間で倍増した。金融機関で10年以上取引がない「休眠預金」の活用も増える。持ち主が不在のために、さすらう資産の行方を探った。

子や配偶者などの相続人を持たない人が遺言を残さず亡くなると、裁判所が選んだ相続財産清算人が債務を返済するなどして遺産を整理し、残りは国庫に入ることになる。この額が2022年度に768億円と、10年前の375億円から倍増した・・・

金融資産の6割以上を、世帯主が60歳以上の高齢世帯が保有しています。そして今後も、子どものいない高齢者が増えます。

世界デジタル競争力、日本は32位

2024年5月11日   岡本全勝

人工知能の弊害」、マイケル・ウェイドIMD教授のインタビュー「AIの弊害、企業は責任ある行動を」の続きです。

IMDが64の国・地域を対象にまとめた23年の「世界デジタル競争力ランキング」で日本は過去最低の32位に沈んだ。日本がDXで巻き返すチャンスは残されているのか。

――日本のデジタル競争力は低下の一途だ。トップテン入りした韓国(6位)や台湾(9位)には差を広げられ、中国(19位)にも水をあけられている。
「日本は無線ブロードバンドの普及率が高く、学校における数学教育の水準も高い。32位という日本の順位には私も驚いた」
「時代の変化に対応するにはグローバルな動向に目を向ける必要があるが、日本では海外に比べ経営者や管理職の国際経験が著しく少ない。日本で働く外国人も、組織にうまく溶け込んでいるとはいえない状況だ」

仕組みの解説と機能の評価2

2024年5月10日   岡本全勝

仕組みの解説と機能の評価」の続きです。
多くの説明が「仕組みの解説」で終わっていて、「機能の評価」でないのは、次のような理由が考えられます。

制度が作られた際には、周知のためにも仕組みの解説が書かれます。また、新しいことなので、研究者もそれを調べます。他方で機能の評価は、一定時間が経たないと評価できません。どの時点で、どのような評価をするか。ありきたりな内容では、読んでもらえません。

もう一つは、仕組みの解説は、制度を調べれば書けます。研究室で、書かれたものを調べたら書けます。しかし、機能の評価は、制度を調べただけでは書くことはできません。その制度が当初の目的を達成しているのか、いないのか。いない場合は、その理由と改善策なども書く必要があるでしょう。
さらに、広くそれが影響を及ぼしている範囲を調べ、他者からどのように評価されているかも調べなければなりません。これは、広い目と労力が必要になります。
その3」に続く。