カテゴリー別アーカイブ: 身の回りのこと

ネクタイの補修

気に入ったネクタイはよく使うので、痛んできます。まず、大剣の3つの角がすり切れてきます。これは、補修(少し内に折りこむこと)で隠れます。
もう一つは、結び目が顎の脂で汚れてきます。クリーニングに出すのですが、何度か洗うと生地が傷みます。目につくところなので、どうしようもありません。いよいよあきらめて捨てれば良いのですが、思い入れがあって。

修理をやってくれていた近所のクリーニング屋がなくなって、やってくれる店を探しました。孫と散歩に行く途中にあることを発見し、現物を持って相談にいきました。
結び目の傷みは、全体の長さを縮めることで、正面に来なくなって見えなくなります。なるほど。ヨーロッパ製のネクタイは長くて困ることがあるのですが、このようなときは都合が良いです。多くのネクタイは、途中で生地を継いであります。そこを切って縮めるのだそうです。
できあがったネクタイを締めると、問題なかったです。

読書家・購書家・蔵書家

10月21日の日経新聞読書欄、若松英輔さんの「読書家・購書家・蔵書家〜井筒俊彦とボルヘス」から。その気持ち、よくわかります。

・・・購書家という言葉は辞書にはないかもしれないが、本の世界にはこう呼ばずにはいられない人物はいる。本を読むのも好きだが、それを購うことに情熱を燃やす人たちである。アルゼンチンの作家ボルヘスもそうした人間の一人だった。七十歳になろうとする彼がアメリカのハーヴァード大学で行った連続講義が『詩という仕事について』と題する本にまとめられている。そこで彼は、自宅にある多くの本をながめているとすべてを読むことなく死を迎えるだろう、と感じつつも「それでも私は、新しい本を買うという誘惑に勝てません」と語り、こう続けている。

〈本屋に入って、趣味の一つ――例えば、古英語もしくは古代スカンジナビア語の詩――に関わりのある本を見つけると、私は自分に言い聞かせます。「残念! あの本を買うわけにはいかんぞ。すでに一冊、家にあるからな」。〉

家に同じ本があるのにさらに買いたいなど理解できない、という人がいても驚かないが、同じ本を持っていても何かの縁で目の前に現われた本の横を簡単に通り過ぎることなどできない、という心情もまた、購書家たちの真実なのである・・・

ヨトウムシに食べられるアサガオ

ヨトウムシって、ご存じですか。蛾の幼虫の毛虫です。我が家のアサガオに、しばしば現れます。葉っぱを食べて、丸坊主にしてしまいます。時には花びらも食べてしまいます。地面に、たくさんの糞が落ちています。
犯人が分からなかったのですが、数年前に、お向かいのおじさんに教えてもらいました。ヨトウムシ(夜盗虫)で、その名の通り夜に活躍するので、昼は見つけにくいのだそうです。

今年も何度か出現し、そのたびにキョーコさんが捕まえてくれました。ところが、先日から4つほど並べてあるプランターと鉢のうち、2つのアサガオが丸坊主になりました。探しても、見つかりません。
先日の夕方、何気なく見ていると、いました。茶色で、見つけにくかったです。太さは1センチ以上、長さは10センチ以上もある丸々太った毛虫です。こんな大きな毛虫にやられたら、アサガオの葉っぱは全滅ですわ。
アサガオは、けなげにも、まだ小ぶりの花を咲かせています。

ナツツバキの根元には、あのカエルがいます。これも茶色で見つけにくいのですが、キョーコさんが水をまくと、動くので、発見されます。

高円寺のカエル

時々このページで紹介する高円寺のカエル日経新聞夕刊コラムにも登場したことがあります。
先日、キョーコさんが、玄関横のナツツバキの根元にいるところを発見しました。雨のあとだったので、居心地が良かったのでしょうか。土が現れている面積は小さいのですが。痩せては見えなかったので、食べ物はあるようです。

東京は朝晩が急に寒くなったので、もうそろそろ土に入って冬眠でしょうか。
その横では、プランターのアサガオが、まだ少しずつ花をつけています。

秋の朝顔真っ盛り

玄関脇のプランターのアサガオ。毎日、たくさんの花を咲かせています。今、真っ盛りです。蔓は、ジャングル状態に伸びました。
今年は例年より早めに種をまいたのですが、やはり今の時期です。
海外旅行中は、近所に住む孫娘が水をやってくれました。

お向かいの庭からは、秋の虫の声が聞こえます。