カテゴリー別アーカイブ: こだわりのモノ

生き様-こだわりのモノ

雑誌の付録

私より詳しい人が多いと思いますが。雑誌の付録って、立派なもがありますよね。1000円程度で、カラフルな雑誌の他に、1000円以上しそうな品物がついています。
本屋の店頭には、そのような女性雑誌がたくさん並んでいます。男性雑誌でも、鞄や文房具が付録でついているものがあります。

先日も、衝動買いをしてしまいました。といっても、1000円ほどですから。雑誌の名前は覚えていません。
若冲万年筆と、アクアスキュータムの万年筆です。私は、万年筆は試し書きをして選ぶのですが。付録では、そんなことはできません。家に帰って、箱を開いて書いてみると、万年筆としてはそこそこの書き味です。デザインも、立派なものです。お遊びと思えば、満足できます。問題は、価格でなく、たまる文房具をどうするかです(笑い)。

1000円の雑誌についている付録は、原価が200円程度だとか。中国製と書いてありますが、おもちゃではありません。この原価でできるとは、不思議です。

思い出の品、爪切り

先日、新しい爪切りを買いました。「そんなこと、取り立てて書くことか」と思われるでしょうが。これには、思い入れがあるのです。
使っている爪切りは、大学に入ったときに買ったものです。親元を離れて、初めて一人暮らしを始めました。生活道具を、大学の生協で買いそろえました。その一つです。切った爪が飛ばないように、両側にガードがついています。初めてこれを買ったときは、「知恵者がいるなあ」と感心しました。

それから今まで、ほかのものはすべてなくしました。入学祝いにもらった高価な万年筆数本も、どこかに散歩に行ったまま帰ってきません。ところが、この爪切りだけは、不思議となくすこともなく使っています。小物ですから、とっくになくしていても当然ですが。徳島にも、鹿児島にも、富山にもついてきた、かわいいものです。18歳の春から62歳の春までですから、44年使ったことになります。キョーコさんより、9年も付き合いが長いのです。
家族は、もっと切れ味のよいのを使っているのですが、私は捨てるのも惜しくて、使い続けていました。しかし、半年前に福島生活用に買った爪切りの切れ味が良く、それに比べ切れ味の悪い愛用品に、遂に別れを告げることにしました。

「往生際が悪い」と笑われそうですが、思い入れとはそんなものでしょう。
期待と不安を持って、明日香村から上京した18歳の春を思い出します。初めて寮で寝た時のさみしさは、今も覚えています。もっとも、周りの人たちのおかげで、すぐに解消しましたが。この爪切りは、ずーっと、私を見守ってくれていたのかもしれません。
この春も、たくさんの若者が、新しい生活に踏み出すでしょう。また、異動や転勤の方もおられるでしょう。その際には、期待とともに、不安もあるはずです。毎日を一生懸命生きることで、その不安を乗り越えていってください。そして、「一人で悩まないこと」が、その不安を解消する薬です。

これまでに、何本の傘をなくしましたかねえ・・・。
折り畳み式の傘はかさばらず、持ち運びに便利ですが、面積が小さくてあまり役に立ちません。そこで私は、旅行以外は長い傘を使っています。
20年ほど前に、サンフランシスコに行ったときに、オペラハウスで記念に買って帰った真っ赤な傘。もちろん、日本が独立を回復した平和条約の調印式が行われた場所です。飛行機にも抱えて乗って、日本まで持って帰りました。気に入っていたのですが、数年後には、タクシーに置き忘れました。それ以来、車に乗った際には、傘は扉側において、降りるときに絶対忘れないようにしています。
ロンドンで買って、これまた機内に持ち込み持って帰ってきた細身の傘。こちらは、値が張ったこともあり、置き忘れることなく10年以上使っています。もう一本は、安いジャンプ傘ですが、これはこれで使い勝手が良いのです。
それを、自宅と霞が関の職場に1本ずつ置いてあります。福島の職場にも置いておくために、先日もう1本買いました。これも少々値が張りましたが、どうせなら良いものを持とうと選びました。
今日、原稿書きに疲れて散歩する際に、曇り空なので、それを持ちました。途中で、ぱらぱらと細かい雨が降ってきましたが、コートを着て帽子をかぶっていることもあり、新しい傘は広げず帰ってきました。傘を濡らさないで持つのは、本末転倒です(笑い)。子供の時、新しく買ってもらった靴を汚すのが嫌だったのと、同じですね。
もっとも、ロンドンで紳士が使っていた細身の傘は、一度開くと畳むのに専門家の手が必要なので、少々の雨では開かないと聞いたことがあります。

平成28年の回顧3、鞄

平成28年の回顧の、番外編です。今年買ったものに、鞄があります。
毎週、福島で勤務するようになったので、適当な鞄を探しました。仕事用の書類鞄は、衣類が入りません。当初は、旅行鞄を使っていたのですが、書類と衣類が一緒に入っているのは、取り出す際に不便です。底が広いので、持って歩くにも不便で。大きなのは、スマートでないし。
そこで、書類鞄に似た、入れるところが2つに分かれて、それぞれにファスナーがついている鞄を見つけました。これなら、一つには書類を、もう一つには衣類を入れることで、取り出しが便利です。

ところが秋が深まり、衣類がかさばってきました。私は、パジャマを持ち歩く派なのです。秋冬用のパジャマは、夏用より分厚くて、かさばるのです。さらに、携帯パソコンと歯ブラシ・ひげ剃り類は福島の事務所に置いてあるのですが、それを事務所からホテルに持っていく必要があります。ここで、鞄に入りきらなくなりました。
鞄屋さんに行って、いろいろ探しました。新幹線で、出張中と思われるサラリーマンたちも観察しました。車が付いたカートや、リュックサック型、そして肩からかける鞄と。しかし、これらは大きすぎます。たくさん入るように柔らかい材質では、書類がよれよれになりそうです。ようやく、大きすぎない手頃な鞄を見つけることができました。

このほかに、ポシェットも。夏にシャツ姿で出かけたり孫と遊ぶ際に、上着を着ていないと、カードや財布を入れるポケットがないのです。かといって、大きな鞄では邪魔になるし。女性用のポシェットは、いろいろきれいなのがありますねえ。いっそのこと、それにしようかとも思ったのですが。キョーコさんが、格好良い男性用のポシェットを探してくれました。
こうして、持ち物が増えていくのですよね。

携帯電話買い換え

今日、携帯電話を買い換えました。現在の機種は7年前から使っているのですが、最近ボタンを押しても反応が鈍いことが増えてきたのです。メールを見たりするのに、イライラします。経年劣化でしょうか。そのうちに突然使えなくなると困るので、思い切って、駅前のドコモショップに行って、代えました。
スマートフォンが、はやりだそうですが、電話として使うなら、従来型の携帯電話いわゆるガラケーが便利です。私の携帯電話は、文字を大きくしているので、送られてくるメール文章を読む際に、かなりスクロールしなければなりません。しかし、画面を大きくするなら、タブレットか携帯パソコンにするしかありません。2台持つほどのこともなく、携帯電話で十分です。
本当は、携帯電話など、持ちたくないのですが、この商売をしている限りは、仕方ないですね。場所と時間をわきまえずに、かかってきます。特に電話は、よくないです。「何が起きたのだろう」と、血圧が上がります。その点、電子メールの方は、「後でもよいのだな」と、少しは我慢できます。
店員さんは、親切に相談に乗ってくれ、そして様々なサービスを勧誘します。キッパリと「最低限の機能でよいです。写真機能も要らないのです」と言ったのですが、全機種にカメラがついているのだそうです。
前の電話機に入っていた電話帳や保存してあるメール(歴史遺産をいくつか残してあります)を、新しい電話機に移してもらって、作業完了です。しかし、使い方(機能)が変わるので、慣れるまでに時間がかかりそうです。着信音も違うし・・。