朝日新聞2月27日朝刊スポーツ欄、西村欣也・編集委員の「スポーツというレンズがあったから」から。
・・・超一流アスリートを取材していて生き方を教わることがある。例えばイチローと松井秀喜だ。全く違う個性の2人から同じ言葉を聞いたことがある。
イチローが首位打者争いをしていた時、ライバルのその日の成績を伝えた。彼の言葉は「愚問ですね。彼の打率は僕にはコントロールできませんから」。
松井はヤンキース1年目、出だしでつまずいた。成績があがらない。ニューヨークのメディアは厳しい。「気にならないか」と松井に聞いた。「気にならないですよ。だって彼らの書く物は僕にコントロールできないもの」
つまり、自分にコントロールできることとできないことを分ける。コントロールできないことに関心を持たない。これは日常生活にも採り入れられる生き方だと思った・・・
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出る杭は打たれる、あつれきが想像力を生む
10月31日の朝日新聞「あつれきが想像力生む」、ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさんの言葉から。
・・・ジョーンズHCは日本を指揮した4年間を振り返り、「出る杭は打たれる、という言葉が日本のスポーツを表している」と、選手から国民性を感じたことを口にした。
就任当初、選手は質問されないようミーティングで下を向いていたが、次第に顔を上げてHCを見るようになり、議論するようにもなったと評価。「ラグビーはあつれきが想像力を生む」として、「この部分で成長したのが五郎丸。自分が考える作戦、意見を言えるようになった」と語った・・・
周りが見えない人
復興庁から地下鉄の溜池山王駅に行く途中に、溜池の交差点があります。六本木通りと外堀通りが交差します。私は、虎ノ門側から赤坂見附方面へ、六本木通りを渡ることになります。大きな交差点で、自動車の左折用の側道(虎ノ門方向から来て六本木方向に左折します)があります。歩行者が渡るためには、まずその側道を渡るための短い横断歩道Aを渡り、中之島にたどり着き、次に信号のついている長い横断歩道Bを渡ります。
左折する車は多く、ほぼ途切れない状態です。ところが、横断歩道Aを横断する歩行者も、退社時刻には、ぽつぽつと途切れない状態です。信号がないので、歩行者優先です。横断者が途切れないと、車の列ができます。
私を含め何人かは、先の信号が赤の時は、横断歩道Aの手前で止まり、車を通します。だって、急いで渡っても、中之島で待つだけですから。横断者が少し待つだけで、たくさんの車を通すことができます。ところが、私たち数人が手前で待っているのに、私たちを追い抜いて、急いで横断歩道Aを渡って、中之島で待つ人がいます。その間、待つ車の列が伸びます。少し全体を見れば、分かるでしょうにね。
その人に向かって、「あんた、何そんなに急いでんの。手前の横断歩道Aを渡っても、中之島で待つだけでっせ」と声をかけたいのですが、小心者なので黙って見ています。