新幹線の人生修養道場

今日の盛岡出張は、企画も良く、また往復の新幹線の中で原稿執筆が進んだので、満足できるものでした。ところが、車中がいけません。
まず、行きの新幹線です。中年から若手の女性の軍団が、乗り込んできました。社内旅行のようです。先頭のおばさんは、片手で旅行鞄を引き、もう一つの手では自取棒で、自分たちを映しながら入ってきます。カメラに向かって解説をしながらです。彼女たちの後ろには、ほかの乗客の長い列ができました。
私の座席は1B。彼女たちは1~4あたりのCとDです。早速、1と2の座席は向かい合わせにして、おしゃべりに興じます。まあそれは、しかないとして。大きな手提げ袋とリュックを、網棚に乗せず、また1列の背もたれの後ろ、ドアの壁との間が空いているのにもかかわらず、通路に置きます。通路は半分がふさがります。時々揺れると、倒れて通路をふさぎます。そのうちに、靴を脱いで、その靴を通路に置きます。当然、通る客はそれをよけ、車内販売のワゴンが来たら、よけてもらわないと通ることができません。さらに、携帯電話で話し出します。
今どきこんな人たちが、グリーン車に乗っているのですね。注意したかったのですが、小心者の私は、黙って見ていました。この条件下で、どれくらい原稿が書けるかに挑戦しました。笑い。
彼女たちは、函館まで行くようです。私が盛岡駅で降りるときに、ちょうど車掌さんがいたので、「上手に注意してやってください」と伝えたら、「わかりました」と返事が返ってきました。