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生き様-体験談

自撮りの顔写真

自撮りの顔写真を送ってくれる人がいます。見ると、何か変なのですよね。
魚眼レンズまたは広角レンズで撮ったように、顔がゆがんでいるのです。レンズに責任はなく、カメラと顔との距離が近くて、周囲がゆがむようです。簡単に言うと、目や鼻はしっかり映るのに、耳が映っていません。

本人たちが楽しむ分には、とやかく言う必要はありません。
証明書のようなものに使う顔写真も、自分であるいは知人にとってもらった写真を使うことが多くなりました。これも、ある程度離れて取らないと、自撮りの顔写真と同じようになりますよ。
人は見た目で判断されます。

ナガミヒナゲシを抜く

ナガミヒナゲシ、以前このページで紹介したことがあります。見た目はきれいなのですが、困った花なのです。
「特定外来生物や生態系被害防止外来種(要注意外来生物)には指定されていないものの、これらと同様に生態系に大きな影響を与える外来植物」として、自治体では駆除を呼びかけています。一個体から最大で15万粒の種ができ、繁殖力が強いこと、根から他の植物の生育を妨げる成分を含んだ物質を出すのだそうです。

ご近所の道路脇で見つけたら、抜くようにしています。小さなものはすぐに抜けるのですが、大きくなったものは地下茎が太くなっていて、なかなか抜けません。しかし、これを抜かないと、来年生えてきます。そして、よそさまの庭に生えているのは、抜くわけにはいきません。群生しているところもあるのですが。

市町村アカデミーの近くでも、広がっています。先日の昼休み、散歩の途中で見つけて抜いていたら、自転車に乗ったおじさんが話しかけてきました。「あなたも抜いているのですか」と。「ええ。これって、抜くのがよいのでしょ」と答えたら、「そうなんです。私も見つけたら抜いているのですが、追いつきませんね」と、ひとしきり会話しました。

優先順位をつけることは劣後順位をつけること

時間が限られているのに、処理しなければならない仕事がたくさんある場合や、予算や人員が限られているのに、たくさんの要求がある場合。それらの課題に優先順位をつけなければなりません。企業ではひところ「選択と集中」という言葉が流行りました。

「優先順位をつける」「選択と集中」とは、よい響きがある言葉です。でもその裏側に、劣後順位をつけること、切り捨てることが必要になります。それは、切り捨てられる立場の人にとっては、たまったものではありません。「なんで、私が切られるのか」と反発します。

公務員にとって困るのは、議員が特定案件を優先するように求めてくる場合です。不合理な依頼は断る必要があるのですが、時に高圧的に、威圧的な場合もあります。私も何度も経験しました。
私は後輩に「スマートフォンか録音機で、そのやりとりを録音しておいたらどうか」と助言するのですが、場合によっては、さらに激高される恐れがありますね。街頭だと防犯カメラに写るのでしょうが・・・。

朝は頭が働く

毎朝、杉並区の自宅から、千葉市の幕張本郷駅まで通勤しています。地下鉄丸ノ内線で四谷駅まで17分ほど。混んでいますが、7時頃の電車なので、その後の時間帯に比べれば、すいています。四谷駅から幕張本郷駅までは中央線・総武線で50分近くかかります。この時間帯は混んでいなくて、多くの通勤・通学者とは方向が逆なので、ほぼ座ることができます。

朝は頭が冴えています。
電車の中は、原稿を書いたり、新聞切り抜きを読むのに最適です。邪魔が入らないので、集中できます。あまり難しいことはできませんが。もちろん、書類を広く広げることはできないので、鞄の上に広げることができるようにしておきます。新聞は、半分にちぎってたたんでおきます。

夏は出勤前に原稿を書いたりするのですが、冬は寒いので、それはやめ。昨日今日の土日は暖かくなってきたので、また孫を連れて公園に行かなければならないので、早朝から執筆に励みました。
かつては、夕食後にも原稿を書いたのですが、近年はそのような気力は起こらず。布団に入って本を読みますが、すぐに本が顔に落ちてきます(笑い)。読みたい本はたくさんあるのに、ちっとも進みません。
肝冷斎は毎日深夜に書いているようですが、眠くないのですかね。野球を見たり現地調査をしたら、疲れて寝てしまいそうなものですが。

追記
このように書いたら、肝冷斎から早速、反応がありました。

東京奈良県人会130周年

昨日27日は、東京奈良県人会130周年記念会に行ってきました。県人会がつくられて130年になるそうです。明治26年(1893年)に山田三良さん(後に東京帝大教授、学士院長)がつくられました。山田さんは、東大法学部時代に「戦前のえらい人だ」と知っていましたが、隣町の高取町出身だとは、県人会に入って知りました。

私は20年ほど前に、先輩の命により入会しましたが、不熱心な会員でした。昨日は都合もつき、130周年とのことで参加しました。100名近くの参加で会場は満員、最後に記念撮影をしたのですが、全員で並ぶのが大変でした。

新しくできた県人会の歌、「まほろばのうた」が披露されました。会員による作詞、平井景さんによる作曲です。歌詞の中には、飛鳥も出てきます。大仏さまの柱穴をくぐるという、経験者しかわからない話も(笑い)。子どもの頃、初めてくぐるときは、怖かったです。
しかし旋律は今風の歌で、素人には難しいです。平井さんとアンサンブルによる演奏・歌唱に続き何度も合唱すると、だんだん歌えるようになりました。この歌とほかに演奏してくださった曲も、ドラムが鳴り響く乗りのよい曲で、盛り上がりました。
平井さんによると、「よくある行進曲風や誰でも歌えるような歌にはしたくなかった、カラオケで歌うとみんなに自慢できるような歌」にしたそうです。楽譜をもらっても、私のフルートで吹けるかな(笑い)。歌ってくださった松本英子さんに、「曲のここの箇所って一拍おかず、素人に難しいですよね」と言ったら、「そうですね」と同意してくださいました。

平井景さんは初めて挨拶しましたが、有名なドラム演奏者で作曲家なのですね。私の知っている範囲だと、NHK「美の壺」の音楽とか。奈良高校出身で、奈良にもこんな才能のある人がいるんだと驚きました。ほかにも、各界の著名人や東京で活躍している人たちと、挨拶をしてきました。「今日新幹線で移動したけど、ウェッジにあんたが出ていたので読んだよ」と言ってくださる方も。

奈良県を紹介する施設「奈良まほろば館」は、新橋駅の東口にあります(港区新橋1丁目8-4)。物品販売だけでなく、上質なレストランがあり、情報発信にも力を入れています。話題や観光には事欠かない故郷です。