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日記

生まれた赤ちゃんに椅子を送る、君の椅子

「君の椅子」って、ご存じですか。
企画のホームページ」には、次のように紹介されています。
・・・子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みです。
「君の椅子」はデザイナーが心をこめて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術でつくられたオリジナルの手づくり椅子です。
デザインは毎年変わり、座面の裏に名前や生年月日、プロジェクトロゴや一連番号が刻印された“世界に一つだけの椅子”です・・・

14日に札幌に講演に行った際に、展示場を見に行ってきました。発案された磯田代表のお話も、聞くことができました。
かわいい赤ちゃん用の椅子が並んでいます。毎年デザインが変わるので、それぞれ違います。著名なデザイナーと技術ある職人さんが作っただけあって、素敵な椅子が並んでいます。
2006年から始まったので、最初にもらった子供は、既に中学生になっています。

この企画は、市町村単位で参加します。福島県では葛尾村が参加しています。
また、2011年3月11日の大震災の際に、被災地で生まれた子供たちに、椅子を送ることもしてくださいました。市町村役場の協力を得て該当する子供さんを調べ、申し込みのあった97人に送ったそうです。「希望の君の椅子
個人も申し込むことができます。私も知っていたら、孫に1つお願いしたのですが。もう遅いですね。

カシューナッツの木

カシューナッツって、ご存じですよね。それが、どのように木に実っているかご存じですか。テレビを見ていて、びっくりしました。というか、笑ってしましました。
インターネットで検索したら、出てきました。「」「その拡大」。

果実と見える下に、木の実のようなものが着いています。まるで、キノコの帽子をかぶった、こびとさんの顔です。少し怒った顔に見えます。それが、木の枝からいくつもぶら下がっています。
赤や黄色の帽子部分は、リンゴに似ているので、カシューアップルと呼ぶのだそうです。「カシューナッツの木

あなたは知っていましたか。世の中には、知らないことがたくさんあります。

短かった秋、2

先日この欄に、「今年は秋が短かった」と書きました。
昨日、NHKニュースを見ていたら、9日土曜日と10日日曜日の天気について「土曜日曜が両日とも晴れるのは、8月以来」と伝えていました。

そうだったのですね。
私たちは、気温や服装とともに、休日の外出で季節を感じます。今年の秋は、行楽日和が少なかった(なかった)のです。
これは、行楽地にとっても、それを楽しみにしている子供や家族にとっても、悲しいことでした。
最近、孫と公園に行っていない理由が分かりました。

読者の意見、最近登場しない2人

先日、ある人から意見がありました。
「最近、ホームページに、キョーコさんが出てきませんね。キョーコさんやお孫さんの話題が面白く、気が休まるのですが」と。
言われてみると、そうですね。最近の記事は、「連載の執筆に難儀しています」か「新聞にこんなことが書いてありました」ばかりですものね。

といっても、キョーコさんには、そう簡単に「出演」してもらえません。変なことを書くと、叱られます。弁当を作ってもらえなくなります。
この欄に登場していませんが、ご本人は元気です。私が福島に行って留守にしている間に、女子会などに行っておられるようです。

孫も元気にしています。時々やってきては、ゲームの相手をさせられています。ところが、孫は負けが続くと機嫌が悪くなるので、こちらはすごく智恵を使います。
かつて職場で、上司や部下、国会議員さんの相手をしていたときと同じくらいに気を遣います。

秋の休日、美術展巡り

連載原稿執筆が一息ついたので、また良い天気だったので、今日は上野公園に。既に、コートールド美術館展(都美術館)、ハプスブルク展(西洋美術館)、ゴッホ展(上野の森美術館)は見たので、東京国立博物館へ。

まず、「正倉院展」へ。40分待ちでしたが。1300年近く保存されてきた美術工芸品には、圧倒されます。
火や水に弱い木造倉庫で、これまた火や水に弱い紙や木でできた書や工芸品です。よくまあ、保存されたものです。昨日、首里城が全焼したばかりです。こちらは復元後約20年で燃えてしまいました。
世界でも、これだけのものがきれいにそのまま保存されたのは、例が少ないでしょう。アジアを見てもヨーロッパを見ても、戦乱などによって多くの宝物が失われています。引き続き残っているとしたら、キリスト教会にあるくらいですかね。

ヨーロッパの石造りのお城や教会でも、盗難などで貴重品は失われます。日本も、皇室や貴族、大名が持っていたものは、戦乱や火災に遭って、また家の衰退で失われたり散逸しています。
東大寺も大仏殿は焼け落ちているのに、正倉院は奇跡ですね。落雷で火災が発生し、消し止めたとは、初めて知りました。
正倉院の建物の一部が再現されています。その大きさに、改めて驚きます。これは良い展示企画です。

次に「住友財団修復展」へ。
木造の仏像は、補修をしないと、傷んできます。修復した仏像を見ると、平安時代や鎌倉時代のものが並んでいます。それも、京都や奈良ではなく、日本各地の寺に残っているのです。これまた、大したものですね。千年も700年も前のものです。
正倉院の御物は箱に入って倉庫の中でしたが、これらの仏さんたちは、千年の間、住民を見守り続けてこられたのです。「どうでしたか?」と、話を聞いてみたいです。

福島県のお寺の仏像も、並んでいました。東日本大震災で被害を受けたと書かれています。このような、文化財、あるいは伝来した宗教の文物を、財団が支援してくださっているのです。ありがたいことです。行政だけでは、手が行き届かないのです。
連載「公共を創る」で、行政(官、税金で)と企業(私、取引で)だけが、この社会をつくっているのではない。共助(助け合いで)も重要だと、書いているところです。

ところで、コートールド美術館の目玉であるマネの「フォリー=ベルジェールのバー」。
宣伝に『主人公の女性の謎めいた表情、鏡に映る人物の不思議、卓上のガラスの蠱惑的なきらめき…人々を魅了してやまない傑作中の傑作」とあるように、確かに引きつけるものがあります(リンクを張った頁の下の方に、解説があります)。
ところが、いくら見ても、テレビでの解説を聞いても、この売店が劇場のどの位置にあるのかが分からないのです。そもそも1階でしょうか2階でしょうか。
売り子さんの後ろの鏡に、二階席と思われる観客が写っています。また、空中ブランコをやっているらしき人の足も見えます。すると、売り子さんは通路でなく、観客席の中にいるのですよね。でも、劇場って、そんなつくりになっているのでしょうか。私の知っている劇場は、売店は観客席を出たところにあるのですが・・・。この項続く