丹羽さんには、経済財政諮問会議の時に、ご指導を頂きました。違う世界の方に接することは、勉強になります。私たちの知らないことを、教えていただけます。そして、大きな仕事をされた方は、それだけの魅力をお持ちです。
それとともに、「異業種」の方には、同業者(公務員や政治家)に話すように話すと、話が通じないのです。単語が違う、発想法が違う、私たちの常識は世間の常識でない。これには苦労します。いかに、私たちが狭い世界で仕事をしているかが、わかります。
ご説明した際に、丹羽会長から鋭い御指摘を受け、立ち往生したこともあります。本社ビルでは、話しが終わると、会議室からエレベーターまで、常に送ってくださいました。恐縮していると、「これが当たり前だ」と諭されました。以来、私も、お客さんはエレベータまで、あるいは玄関までお送りするようにしています。違った世界の人と話すことは、仕事をしながら、勉強をさせてもらうことです。ありがたいことです。