カテゴリーアーカイブ:著作と講演

連載「公共を創る」執筆状況

2022年11月25日   岡本全勝

恒例の連載「公共を創る」の執筆状況報告です。
12月15日号の原稿がゲラになりました。これで年内発行分は、締め切りを守ることができました。しっかりと目を通し、ずたずたに赤(修正)と青(修正意見)を入れてくれる右筆のおかげです。
「なぜ執筆が進まなかったのだろう」と振り返ると、10月(6回)と11月(5回)は講演も多かったのです。講演は、時間とエネルギーを取られます。

かつてほどの馬力がなくなりました。で、時間があるときに少しずつ書いて、気が向いたときに通して推敲します。気分が乗ると、通勤電車の中でもはかどるのですが。
常に締め切りに追われる生活は、精神衛生によくありませんね。毎回同じことを言っています。ただし、これを書いているときは、締め切りを守ることができて、ほっとしているときです。
原稿は一息つきましたが、12月中に、1月発行分の原稿を提出しなければなりません。12月は、年賀状書きも待っています。

講演の準備5

2022年11月23日   岡本全勝

講演の準備4」の続きです。今回は、準備や本番でなく、終わった後です。
講演を終えた後に、振り返ってみます。帰りの新幹線中などが多いです。
伝えたいことは、忘れずに伝えることができただろうか。
早口にならなかったか。時間配分はよかったかか。
聴衆の反応がよかった部分と悪かった部分はどこか、などなど。

聴衆から評価をもらったり感想文をもらう場合は、それを読むことで、どこがよかったか悪かったかがよく分かります。
それを、次回に活かします。受けがよくなかった部分を、思い切って捨てるとか。うまく伝わらなかった部分の話し方を変えるとかです。これが、次回の準備になります。

そして、資料を入れた半封筒を棚に保管します。電子データは、パソコンに分野別に保管します。それぞれ年月日をつけてあるので、すぐに取り出すことができます。

慶応ビジネススクールで講義3

2022年11月21日   岡本全勝

慶応ビジネススクールで講義2」の学生レポート(感想文)74通が届き、読みました。

私の伝えたいことがほぼ伝わっているようで、うれしかったです。ビジネススクールの参加者は、会社でそれなりの経験を積んだ人たちなので、官と民との違いはあっても理解しやすかったのでしょう。私も、それを意識して話しましたから。
見出し語(キーワード)がみなさんの頭に入りやすく、残りやすいようです。
また、私の仕事ぶりや心構えも高く評価してくださって、ありがとうございます。みなさん紳士淑女なので、礼儀をわきまえてくださったのかもしれません。

感想文は、私の話のうちどこがウケたか、どこがよく理解されたか(逆にあまりウケなかったところはどこか)がわかって、とても参考になります。また、1時間半の質疑応答があったので、そこでの質問もみなさんの関心事項が分かって、今後の役に立ちます。

連載「公共を創る」第135回

2022年11月18日   岡本全勝

連載「公共を創る 新たな行政の役割」の第135回「「大きな政府」から「小さな政府」へー行政改革」が、発行されました。

第132回(10月13日号)から、政府による市場への新しい介入手法と、社会への介入手法が十分に整理されていないことを説明してきました。主たる政策が産業育成・公共サービス充実・インフラ整備から、国民の不安解消に転換すると、これまでの行政手法が十分に機能しなくなりました。モノやお金の提供、法律による規制は、国民の意識を変える・通念を変える・物質的でない悩みに答えるといった課題には効果が少ないのです。

このような議論を踏まえると、「政府の大きさ」は、「広さ」「深さ」「重さ」という切り口があります。また大きさとは別に「政府の強さ」という切り口もあります。

それらの具体例を見るとともに、行政の役割と手法の変化を見るために、行政改革の歴史を見ます。私は、戦後の行革を、第1期組織と人員膨張抑制の時代(1960年代)、第2期小さな政府を目指した時代(1980年代)、第3期仕組みの改革の時代(1990年代以降)に区分するとわかりやすいと考えています。その社会的背景が分かるように、図表をつけました。

関西大学で講義

2022年11月17日   岡本全勝

今日11月17日は、関西大学で講義をしてきました。林宏昭先生のお招きで、毎年この時期に出講しています。表題は「大震災復興で考えた社会を支える3つの仕組み-行政、取引、助け合い」としました。大震災から早11年が経ち、学生たちは当時小学生でした。大震災のことも知って欲しいのですが、経済学の授業なので、自説の「官共業」がふさわしいと思い、こちらに重点を置いて話しました。

学生(林ゼミ、佐藤雅代ゼミ)の対面授業と、録画による視聴との組み合わせです。教室では、約50人の学生が熱心に聞いてくれました。質疑の時間にも素晴らしい質問が相次ぎ、充実した授業でした。