週刊「東洋経済」5月22日号に、節水トイレの記事が載っていました。かつて1回に20リットル使っていたものが、現在では5リットルで流せるようになったそうです。TOTOのホームページに、その進化の状況がグラフになっています。すごいことですね。4分の1ですむのですから。世界には、水不足で困っているところも多いです。水洗便所が普及する際に、大きな利点ですね。
冷蔵庫やエアコンも、消費電力が大幅に減ったと聞きます。自動車のエンジンは、どの程度燃費が良くなったのでしょうか。これも企業間の競争で、格段と良くなったと思います。
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日本人論
11日の朝日新聞「舟橋洋一が聞く」は、シンガポールのリー・クアンユー元首相へのインタビューでした。リー首相は、ルック・イーストを掲げ、日本をお手本として国家の発展を進めた方です。アジアの指導者が、日本と世界の将来、そして日本がなすべきことを、どう考えているかを知ることは、大切なことだと思います。もちろん、外国人の話を盲目的にありがたがることは、私は反対です。しかし、外国の有識者の厳しい意見にも、耳を傾けるべきでしょう。
その点で、日本人は、日本人論が好きだという説があります。私は、「これまでの外国人による日本評、あるいは日本人による日本人論は、日本をほめて欲しい、日本だけが特殊だという説を補強するために利用されることが多かった」と考えています。アジア各国が経済的にテイクオフしない時、「日本だけが非白人国で経済発展に成功した」とほめて欲しかったのです。それは、日本人の自意識をくすぐります。だからこそ本が売れるのです。たぶん、これまで流行ったほどには、今後は日本人論は流行らないと思います。悲観論は流行るでしょうが、それは売れませんよね、よほど自虐的でないと。
〈私〉時代のデモクラシー
2つの公私二元論
そして、この公私二元論が、国家が市場経済に介入しない論理的基礎となり、また家庭に介入しない論理的基礎になったと主張するのです。その理論が、経済的強者と夫の地位を守ることになり、弱者である労働者と妻の不平等を放置したこと。その後の歴史は、国家が市場に介入することになり、さらに家庭にも介入することになったことを、パラレルに論じます。
公的債務の返済
22日の朝日新聞「クルーグマンコラム」、「ギリシャに学ぶこと。引き締めは番狂わせ招く」から。
・・ギリシャの公的債務は、GDPの113%と実際に高いが、ほかの諸国も同水準の債務を抱えながら、危機を経験せずに済んでいる。例えば、第2次世界大戦から抜け出して間もない1946年のアメリカでは、連邦政府の債務がGDPの122%に達していた・・その後の10年間で、対GDP比はほぼ半分に削減され、1981年には33%という低い水準になった。アメリカ政府は、戦時中の債務をどうやって償還したのだろうか?
実際は、償還などしていなかったのだ。1946年末時点で連邦政府は2,710億ドルの債務を抱え、1956年末には2,740億ドルとわずかに増加した。債務の対GDP比が下落したのは、債務自体が減ったからではなく、GDPが増加したからだ。つまり、アメリカのGDPは、10年間でほぼ倍増した。GDPの上昇は経済成長とインフレーションの結果にほぼ等しく、1946年から1956年にかけて、実質GDPと全体的な物価水準は、ともに約40%上昇していた。残念ながら、ギリシャは、同じような成果は期待できない・・。