カテゴリーアーカイブ:社会の見方

若い女性が元気

2018年10月6日   岡本全勝

9月30日の日経新聞に「アクティブ女子、インスタで急増? 」という記事が載っていました。
・・・過去3年で最も「活動的」になったのは20~30代の女性――。NTTドコモの携帯電話を用いたビッグデータを使って分析したところ、肌感覚を裏付ける結果が得られた・・・
・・・自宅外で活動する「アクティブ人口」は日本全国で平日に約72万人、休日に約24万人増えた。中でも増加が目立つのが20~30代の女性だ。20代女性のアクティブ人口は3年前に比べ、平日で約12万人強(3.2%)、休日で11万人強(2.7%)増えた。12万人は東京都国分寺市の人口にも匹敵する人数。「有意な変化があったと言える」と専門家は語る。一方、男性の伸びは鈍く、20~30代男性のアクティブ人口の伸び率は1%未満だ・・・

この記事は、その原因をインスタグラムだと推測しているのですが。
私にとっては、近年の日本では、男性が元気なく、女性が元気というのを裏付ける調査として読みました。
残念ながら、ここで取り上げられている数字は、過去3カ年の変化です。絶対数がどれくらいなのかはわかりません。知りたいところですね。
もっとも、「近年の日本の男子」と書きましたが、かなり昔から女性の方が元気です。お茶やお花の会、演奏会に行っても、女性が圧倒的に多いです。女子会と称する食事会も、その名の通りです。男性は、職場帰りに居酒屋で盛り上がっているくらいでしょうか。
「持っている服装の数が、生活の場面を表す」と、『明るい公務員講座』や日経新聞夕刊コラム「仕事人間の反省」で書きました。
女性がたくさん服装を持って、着ていく服を悩むのに対して、男性は極端に言えば、紺のスーツの他は、ゴルフウエアとジャージです。とほほ・・・。

最も多いのは、単身・無職世帯

2018年10月2日   岡本全勝

9月24日の日経新聞に「単身・無職が最多 しぼむ4人家族」が解説されていました。
・・・ 日本の「世帯」の姿が大きく変化している。夫婦と子ども2人の家族構成は今や少数派で、もっとも多いのは単身世帯だ。さらに仕事の状況も合わせて分析すると、直近では「単身で無職」の世帯が2017年に最多になったとの調査もある・・・

・・・大和総研の是枝俊悟研究員は、世帯と仕事との関係を時系列で分析した。世帯を人数だけでなく、働いている人がいるかどうかによって分類した。すると17年は「単身・無職」が最多になっているという結果が出た。30年前には全体の7%にすぎなかったが、17年には17%まで上昇した。5世帯のうち1世帯は「働いていない人の一人暮らし」になったという・・・

記事には、人数別、有業者別の世帯数割合が、グラフになって示されています。もう一つ衝撃なのは、1974年、1988年、2017年の変化です。この40年間の急速な変化に驚きます。
例えば、単身・無職世帯は、1974年には4%でした、それが2017年には17%になっています。4人世帯で1人が働いているのは、1974年は15%あったものが、5%に減っています。2人でともに無職という世帯も、14%に急増しています。
このような変化は、日本の社会を大きく変えることになります。それは、税収や財政支出という財政への影響や消費行動だけでなく、社会の活力、地域の力をです。
詳しくはグラフをご覧ください。

台風対策、交通機関とお店

2018年9月30日   岡本全勝

非常に強い台風24号が、日本に近づき、縦断しそうです。西日本から順次、鉄道が運転を取りやめています。
今日30日午後に、新宿に出かけました。JR東は、20時から在来線の運行を止めると予告しています。紀伊國屋では、18時で閉店すると館内放送をしていました。他のお店も、「18時で閉店します」と予告していました。
そうですよね、店を閉めて、交通機関が動いているうちに、職員が帰宅しなければなりません。

突然、鉄道が止まると、利用者は大変です。大震災の時に、帰宅難民が大量に発生しました。台風の接近は予報できるので、事前にこのような対応を取るのは、賢明です。
また、NHKニュースでは、英語ニュースを紹介しています。そうですよね、駅などでのお知らせも、日本語です。外国からの人には、わかりませんわね。

日本人は忖度好きか

2018年9月20日   岡本全勝

スマートでないスマートフォン」の続きです。

一時、忖度(そんたく)という言葉がはやりました。そして、日本人は忖度する民族だというような指摘がありました。おもてなし上手で、気配りもできるという指摘も。
私は違うと思います。辞書では、忖度とは「他人の心情を推し量ること、また、推し量って相手に配慮すること」と説明されています。
このページでしばしば批判するように、電車内や通路でスマートフォンやゲーム機に熱中している人がいます。ちっとも、周囲の人を配慮していません。多くの日本人は、忖度好きどころか、忖度できない人なのです。
では、なぜ、公務員や社員の忖度が取り上げられたか。それは、次のように説明することができます。

日本社会は、「身内」には親切ですが、「ソトの人」には冷たい社会でした(山岸俊男著『信頼の構造』1998年、東大出版会)。
身内には強い信頼関係を築きますが、世間一般では信頼関係はそれほど強くないのです。だから、役所や会社の中では、(特に)部下が上司の顔色をうかがいます。それは、日本に限ったことではありません。
違いは、日本における、ソトの人に対する配慮のなさと、身内への忖度との差が大きいことでしょう。

忖度の定義を、「身内や組織内の他人の心情を推し量ること、そして相手に(過度に)配慮すること」とすべきです。
同じように、おもてなしや気配りがよいという説も、身内と顧客に対してです。

女性校長が変える教育現場

2018年9月20日   岡本全勝

先日、「教員と校長の違い」と「日本の教育改革」を書きました。9月17日の日経新聞女性欄に、女性校長の活躍が載っていました。
・・・小中学校の教員の女性比率は高まっているが校長の大多数が男性。仕事と家庭の両立やキャリア構築に悩んだ女性校長らが自らの経験を生かし、学校教育の質の向上にもつなげようと働き方改革を目指し、奮闘する・・・
・・・原点は「ブラック職場だった」と振り返る新任で赴任した千葉市内の中学での経験だ。会議に合わせて教職員は早朝から出勤し、夕方に頭を下げて職場を後にする子育て中の女性教員が陰口を言われた。「深夜まで働ける男性優位の職場で、早く帰宅する女性は黒子だった」。47歳で小樽市立中学で初めて女性教頭になり、今は市内唯一の女性校長。「大人が楽しく生きる姿を生徒に見せて人生に希望を持ってほしい」と願う・・・

詳しくは、原文を読んでいただくとして。長時間労働が普通になっている教育現場、それを変えるにはこれまでにない考えが必要です。女性校長が経験を生かして、変えて欲しいですね。

次のような指摘もあります。
・・・教員が疲労感を覚えるのは、児童のトラブルや保護者への対応がほとんどだ。校長室の扉を開けて職員室の様子がいち早く分かるようにし、校長と教頭、教務主任らが教員からの相談や報告を一元的に把握する・・・

そうですね。大学では、これらの問題に対処する具体的研修は受けていないでしょう。経験少ない若手教員のみならず、教員を教育に専念できるように、これらの問題は校長や教頭が率先して対応すべきです。