「社会」カテゴリーアーカイブ

社会

自動運転車への期待

自動運転で動く自動車の開発が進められています。本当の「自動」車ですね。まだ解決しなければならない課題は、たくさんあるようですが。私は、過疎地の高齢者向けの車を優先的に開発してもらえればと、期待しています。バスの便も悪く、買い物などにも不便です。車を手放せないのです。しかし、高齢者の事故が増えています。そこで、自動運転車が活躍できるのです。
行き先は、数カ所を事前に登録しておけばすみます。病院とスーパーマーケットと自宅です。過疎地なので、対向車や飛び出してくる人も少ないです(イノシシが飛び出してくることはあります。ここは、偏見ですね。苦笑)。スピードも速くなくて良いです。都会や高速道路を走る場合より、設定は難しくないと思います。最初の内は、人間が運転するより自動運転車の方が危険だと想定されますが、高齢者の事故率と比べると自動運転自動車の方が安全になるでしょう。

 

日本語の先を行く福島弁

12月18日の日経新聞、井上史雄さんの「現代ことば考」によると、福島弁が、東京弁に影響を与えているのだそうです。詳しくは、原文を読んでいただくとして、福島弁が「合理化」を進め、それが東京でも使われるようになっているのです。
・・・ところで、福島県では江戸時代にアクセントの区別をなくし、またシ・スの区別をなくした。そのために、「牡蛎・柿」「梨・茄子」が同じ発音になった。福島県では、牡蛎を「ざがき」と言う。また、「梨・茄子」を「きなす・はたなす」と言う。これなら耳で聞いても分かる。福島弁は状況に応じてことばを変えた。
近頃首都圏の若者は、「飴じゃね」「雨じゃね」というときに、アクセントの区別をあいまい化し、平板化を進めている。福島の後追いをしているのだ・・

日本人のモラル

興味深い意識調査を教えてもらいました。日本損害保険協会協会が、2012年に行った保険金請求に関する消費者の意識調査です。
事故を偽装するなどの保険金不正請求については、8割以上の人が「絶対に許されない」としています。ところが、「友人から長く通院した方が慰謝料を多くもらえると言われたので、痛くなくても通院する」(46%)、「自動車を壁にぶつけた際、前からあった別の擦りキズについても今回の事故によるものと言って修理代を保険請求する」(47%)といった、事故に便乗して過大に請求する行為については、「絶対に許されない」と考える人の割合は5割弱になり、1割くらいの人は「場合によっては許される」と考えています。そしてこれらは、「噛んだガムをそのまま路上に捨てる」(絶対に許されない62%)や、「公園の花壇に植えてある花がきれいなので、抜いて持って帰った」(53%)といったことよりも、軽く考えられているのです。
日本人って、案外「ずるい人たち」なのですね。さらに、これは意識調査ですから、実際の行動より「正義らしく」答えている可能性もあります。

陸地が正しく表示される世界地図

オーサグラフって、ご存じですか。陸地の面積比と形状をほぼ正確に表記し、かつ海を分割することなく矩形の平面に収めた世界地図です。
これは優れものですね。ふだん見慣れている世界地図は、東西と南北は正しいのですが、面積が北に行くほど広くなっています。この地図だと、カナダがアメリカに比べてそんなに大きくなく、グリーンランドもオーストラリアより小さいことがわかります。もっとも、東西南北や海の広さが不正確になります。

辞書の販売部数の減

朝日新聞10月17日夕刊「辞書、紙の逆襲 読ませる英語、部数伸ばす」に、次のような数字が載っていました。
・・・全国出版協会・出版科学研究所の「出版指標年報」によると、1993年に約1500万冊だった紙の辞書の推定販売部数は、2000年代に入ると電子辞書に押されて急減。12年には約600万冊にまで落ち込んだ・・・
学生は昔も今も、辞書を買うと思うのですが。買わなくなった人は、どのような人たちでしょうか。(2016年10月20日)