カテゴリー別アーカイブ: 生き方

生き様-生き方

妻の幸せ、夫の幸せ

22日の読売新聞のコラム「編集手帳」に、次のような話が載っていました。
・・2年前の調査で、全国の夫婦200組に「1週間で最も心地よい時間」をたずねている。回答の最上位は夫が「土曜の午後9時」、妻が「月曜の午前10時」であったという・・
なるほどね。亭主元気で留守がいい。はい。

帽子=昭和遺産

朝日新聞は、11日から「昭和モノ語り」を始めました。第1回目は、帽子です。戦前の男は全員帽子をかぶっていたこと、今や誰もかぶっていないことを取り上げています。男がかぶっているとすると野球帽であって、スーツに帽子姿は見かけませんねえ。
霞ヶ関で、出勤時に中折れ帽をかぶっているのは、どうも私一人のようです。私も、昭和遺産ですか。

熟年に残された使い切れない時間

5日の読売新聞「団塊退職の衝撃」は、「7万時間どう使う」でした。定年退職から80歳までに、一日のうち家事睡眠に使う14時間を除いた、自由時間の合計です。小学校から大学までに受けた授業時間の、3倍とのことです。
実は、私はこのような「人生時間」に、びっくりしたことがあります。39歳でフルートを始めました。まさに、40の手習いです。みんなから「今から始めてどうするんだ」と笑われました。でも、60歳まで続けると、20年になります。小学校でピアノを始めた子どもが、大学卒業まで続けても、6+3+3+4=16年です。もちろん上達度合いからすると、柔軟な子どもの時と、指も頭も固くなった中年とは違います。でも、「使用時間」「消費時間」からすると、同じ1年です。
あることに毎日1時間を使うとして、1年で365時間。10年で3,650時間です。1日8時間に換算すると、456日分になります。学校だと2年分ですね。それを有効に使うか、浪費するかの違いです。もちろん、ゆったりと時間を過ごすことも貴重ですが。もっとも私のフルートは、その後、冬眠に近いです。

2006.10.2

10月になり、官庁では衣替えです。と言っても、男性だけですが。クールビズから、ネクタイ姿になりました。クールビズは、すっかり定着しました。小泉改革の中で、最も評価の高いことの一つだと、私は考えています。「服装くらい、自分で決めればいいじゃないか」と思われるでしょうが、公の場では目上の人の前に、ノーネクタイでは出て行きにくいものです。上の人から変えてもらわないと。私のように、スーツでない=ジャケットと違う色のズボンの組み合わせだけで、「あんたはスーツ着ないのか」と聞かれる職場、商売ですから。

何を捨てるか

友人とのやりとりで、「全勝は、夏休みといっても、出かけて遊ぶとかゆっくり何もしないとか、できないのか」と指摘されました。はい。どうも貧乏人で、ゆとりある遊び方を知らないようです。職場では、時間の使い方が上手だと自慢しているのですが、プライベートではだめですね。何もしない休日とか、旅行してのんびりなんかは、できないようです。間違いなく、原稿か本を持ち込みますね。くたびれて寝ていることは、しばしばありますが。
子供の時、若いときは、そうでもなかったような気がします。年を取ってからの方が、いろんなことに追われているようです。手を広げすぎですね。何かを切り捨てないと、虻蜂取らずになってしまいます。本棚といい、自由時間といい、まだまだ切り捨てないといけないようです。
といったことを考えていたら、15日の日経新聞「地球回覧」に、夏休みに食事中、傍らに置いた携帯電話+携帯パソコンに何度もメールが送られてくるアメリカ企業の役員の話が載っていました。「毎日、仕事なのか休みなのか区分けが難しい。寝るとき以外は、常に仕事に追われている気がする」。もっとも、この人たちは仕事に追われているのであって、私の場合は仕事ではなく、自分で好奇心、副業を広げているのです。そして、彼らは数年で巨万の富を築くのに対し、こちらはお金は使うばかり。全然違いますね。