カテゴリーアーカイブ:生き方

ある分野の第一人者

2015年7月5日   岡本全勝

川北稔著『私と西洋史研究』には、次のような発言もあります。先生は、ウォーラーステイン(近代世界システムで有名です)の翻訳で有名です。ある分野の第一人者としての自信が出ている発言です。こうなりたいものです。
・・・ところで、ウォーラースティンの『近代世界システム』第1巻の膨大な参考文献リストをみたとき、それが、私が学部のときから必死で読み込んできたもののリストとほとんど一致していることに気づきました。だから私は、いささか口幅ったいのですが、あれを訳す人間としては、私が最適であったと確信しています・・・(p146)。

家族サービスという言葉

2015年6月29日   岡本全勝

先日あるところで、指摘され批判されました。「家族サービスは大丈夫か?」というセリフです。
職場で仕事熱心な部下に対して、この言葉がでます。話している方(私)は、部下をいたわっているつもりです。でも、よく考えると、これは「夫は職場、妻は家庭」という固定観念に縛られた発言ですね。家族は、サービスする対象なのでしょうか。仕事を優先し、家庭は犠牲にしてもよいという発想からしか、出てこないセリフでしょう。という私も、家族サービスどころか夫や父親としての義務すら、果たしてきませんでした。すべてキョーコさんにお任せでした。今さら遅いですが、反省。

すごい職人

2015年3月25日   岡本全勝

朝日新聞夕刊の「凄腕つとめにん」は、毎回びっくりするような職人さんが出てきます。3月23日は、「飼育するゴキブリ、100万匹」のアース製薬・研究部生物飼育課係長、有吉立さんでした。世の中には、いろんな仕事があるものです。ゴキブリに罪はないのですが、毎月、殺虫剤の試験のため、1万匹が殺されるそうです。ゴキブリが好きという方以外は、食事中は、読まない方が良いですね。ゴキブリそのものの写真は載っていませんが。

復興に転身する中年

2015年3月16日   岡本全勝

3月11日の日経新聞夕刊に「ミドル、被災地にかける。第二の人生、復興が果実」が載っていました。
・・あるものは人生の挑戦として、あるものは故郷のために。東日本大震災から4年、復興の現場へ飛び込み、知恵と汗を絞る40~50代の会社員が増えている・・
WORK FOR 東北」も紹介されています。
・・被災地で働きたい民間人と、求人する組織を引き合わせる。1月下旬に都内で開かれた説明会では出席者55人の4割が40代以上だった。「次のキャリアを考え、今まで得たものを還元したいという人が多い」と、プログラムを担当する畔柳理恵さんは説明する・・
原文をお読みください。

高倉健さんと岡本行夫さん

2015年2月18日   岡本全勝

文春ムック『高倉健』(2015年、文藝春秋)を紹介します。尊敬する先輩である岡本行夫さん(外交評論家)が、贈ってくださいました。行夫先輩は、健さんと交友があり(これはびっくり)、この本に寄稿しておられます。内容は読んでもらうとして、こんな人間関係があるのかと、感激します。そして、行夫先輩の凜とした文章にも、引きつけられます。私が下手な文章で紹介することが、はばかられます。ぜひ、原文をお読みください。
私は、高倉健さんの映画を見たこともなく(というか、映画一般を見ないので)、そのお人柄も知りませんでした。しかし、この本を拾い読みするだけで、すごい人だったんだなと、驚きます。観客に感情移入させるだけの演技は、うわべだけではできないのでしょう。本物のすごみ、そして気配り。それを、ひけらかせずに行う。なかなかできないことです。