カテゴリー別アーカイブ: 生き方

生き様-生き方

新幹線の人生修養道場

今日の盛岡出張は、企画も良く、また往復の新幹線の中で原稿執筆が進んだので、満足できるものでした。ところが、車中がいけません。
まず、行きの新幹線です。中年から若手の女性の軍団が、乗り込んできました。社内旅行のようです。先頭のおばさんは、片手で旅行鞄を引き、もう一つの手では自取棒で、自分たちを映しながら入ってきます。カメラに向かって解説をしながらです。彼女たちの後ろには、ほかの乗客の長い列ができました。
私の座席は1B。彼女たちは1~4あたりのCとDです。早速、1と2の座席は向かい合わせにして、おしゃべりに興じます。まあそれは、しかないとして。大きな手提げ袋とリュックを、網棚に乗せず、また1列の背もたれの後ろ、ドアの壁との間が空いているのにもかかわらず、通路に置きます。通路は半分がふさがります。時々揺れると、倒れて通路をふさぎます。そのうちに、靴を脱いで、その靴を通路に置きます。当然、通る客はそれをよけ、車内販売のワゴンが来たら、よけてもらわないと通ることができません。さらに、携帯電話で話し出します。
今どきこんな人たちが、グリーン車に乗っているのですね。注意したかったのですが、小心者の私は、黙って見ていました。この条件下で、どれくらい原稿が書けるかに挑戦しました。笑い。
彼女たちは、函館まで行くようです。私が盛岡駅で降りるときに、ちょうど車掌さんがいたので、「上手に注意してやってください」と伝えたら、「わかりました」と返事が返ってきました。

自分がコントロールできることとできないこと

朝日新聞2月27日朝刊スポーツ欄、西村欣也・編集委員の「スポーツというレンズがあったから」から。
・・・超一流アスリートを取材していて生き方を教わることがある。例えばイチローと松井秀喜だ。全く違う個性の2人から同じ言葉を聞いたことがある。
イチローが首位打者争いをしていた時、ライバルのその日の成績を伝えた。彼の言葉は「愚問ですね。彼の打率は僕にはコントロールできませんから」。
松井はヤンキース1年目、出だしでつまずいた。成績があがらない。ニューヨークのメディアは厳しい。「気にならないか」と松井に聞いた。「気にならないですよ。だって彼らの書く物は僕にコントロールできないもの」
つまり、自分にコントロールできることとできないことを分ける。コントロールできないことに関心を持たない。これは日常生活にも採り入れられる生き方だと思った・・・

負けに不思議の負けなし

今朝12月11日の朝日新聞「折々のことば」に、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」が取り上げられていました。私は、野村克也監督の言葉として覚えていましたが、松浦静山(平戸藩主)の言葉なのですね。
しかし私たち凡人は、勝ったときは自分の手柄だと自慢し、負けたときは誰か別の人のせいにするか、運が悪かったと言い訳します。反省。

園遊会

今日12日午後に、園遊会にご招待いただき、キョーコさんと参加してきました(NHKニュース)。広々とした庭園、着飾った人たち(といっても、男性はモーニングか紺のスーツで代わり映えしませんが)。非日常の世界がありました。
このような社交の場は、もっとほかにもあって良いと思うのですが。高級料理店も和洋中と、たくさん増えています。おじさんたちが集まって、酒を飲むだけではなく、一工夫欲しいですね。

出る杭は打たれる、あつれきが想像力を生む

10月31日の朝日新聞「あつれきが想像力生む」、ラグビー日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさんの言葉から。
・・・ジョーンズHCは日本を指揮した4年間を振り返り、「出る杭は打たれる、という言葉が日本のスポーツを表している」と、選手から国民性を感じたことを口にした。
就任当初、選手は質問されないようミーティングで下を向いていたが、次第に顔を上げてHCを見るようになり、議論するようにもなったと評価。「ラグビーはあつれきが想像力を生む」として、「この部分で成長したのが五郎丸。自分が考える作戦、意見を言えるようになった」と語った・・・