カテゴリーアーカイブ:生き様

秋の3連休

2024年10月14日   岡本全勝

3連休、皆さんはどのように過ごされましたか。多くの地方で、天気にも恵まれたようです。我が家のアサガオは、まだいくつか花をつけています。

私は、孫の都合で少ししか遊んでもらえず、新型コロナウイルス予防接種もしたので(翌日は結構だるい)、おとなしくしていました。
おかげで、連載「公共を創る」の原稿執筆に、集中することができました。この先の構成がまとまらず、困っていたのです。書いては読み返し、加筆することを繰り返しました。早朝から取り組むと、頭がさえていて進みます。午後は、だめですねえ。
まあまあ満足できる形になりました。右筆に見てもらいます。また、鋭い指摘があるでしょう。一人で悩んでいるより、一人で満足しているより、良いものができあがります。

肝冷斎は、野球観戦(こんな時期にやっているのだ)と、現地調査に精を出しているようです。

一つずつ、物事は片付く

2024年10月12日   岡本全勝

恒例の「ぼやき」です。深刻ではないので、笑いながら読んでください。
8日間も日本を留守にした報いもあり、仕事に追われています。市町村職員中央研修所の仕事は職員たちが計画的に進めてくれるので、私は相談に乗ることと了解することです。
忙しいのは、「副業」の方です。原稿と講義の準備に、追われているのです。なぜか、かつてより、それに取られる時間が増え、追いかけられている気がします。原因は何かと考えました。

1つ。月に3回の連載は、しんどい。
紙面では、1行(22字)×20行×3段+1行(22字)×28行×3段×3ページ≒6800字。400字詰め原稿用紙に換算すると、6800÷400字=17枚。毎週、よく書き続けているものです。随筆なら、もう少しお気楽に書けるのでしょうが。

2つ。同時に、分野の違うことをいくつも処理していることです。
連載では日本の行政を考えています。最近の講義では、外国の方に東日本大震災の経験や日本の行政を話します。国内では、公務員育成、管理職の役割、行政の変化、災害復興など。もう一つ、若手研究者に私の経験を話す会に呼ばれているのですが、これが意外とやっかいです。すっかり忘れているのです。
人間の頭は、同時に二つのことを考えることができません。これら雑多なことを同時並行で処理しようとすると、頭が機能を停止します。

3つ。いくつも仕掛品を抱えていると、精神衛生上、よくありません。
いくつも未完成があるので、「あれはどうしよう」「これで間に合うかな」と心配が募ります。つくづく、自分が小心者だと思います。
副業(執筆や講演)は、部下職員がいない「一人親方」「個人営業」です。組織として取り組んでいたら、部下と一緒に仕事をして、その進捗管理をしておれば良いのですが。骨子を考え、関係資料を集め、形にする。労力がかかります。で、うまく電子データにできないときは、職員に手伝ってもらっています。

いつも同じことを言っています。ところが、「完璧ではないけど、締め切りが来たから80点でも提出しよう」と提出すると、気が楽になります。後で見直して、加筆することもありますが。
これまで、締め切りに間に合わなかったことがないのです。もちろん、不完全な文章に手を入れてくれる「右筆」や編集長・校閲さんのおかげでもあります。
すると、この「ぼやき」の話は、いつも「一つずつ片付ければ進む」「完璧でなくても進む」という結論になります。「明るい公務員講座」に書いたことですね。

中央線の二階建て車両

2024年10月5日   岡本全勝

私が通勤で使う、総武線の幕張本郷駅。駅の北側から東側に、広い車両基地があります。さまざまな車両が止まっているのですが、先日から、見たこともない車両がたくさん止まっていることに気がつきました。
中央線快速電車の色をしているのですが、二階建てなのです。総武線快速には、二階建て車両があり、グリーン車です。

JR東日本の「お知らせ」を見つけました。
「10 月 13 日以降、中央線快速・青梅線 E233 系電車の東京寄りから4・5両目に順次グリーン車を連結し、12 両編成で運転します。
2025 年春のグリーン車サービス開始までの期間は、グリーン料金不要(普通車扱い)の「グリーン車お試し期間」として、快適な乗り心地をご体験いただけます。
順次グリーン車の連結を行うため、2025 年春までは 10 両編成と 12 両編成が混在します。」

道理で、四ツ谷駅の中央線快速電車のホームでは、乗車位置が変わって、空間ができています。

2024年イギリス旅行4

2024年9月29日   岡本全勝

2024年イギリス旅行3」の続きです。
旅行中、私以外に、中折れ帽などソフトハットをかぶった人を見かけませんでした。ホテルのドアボーイが山高帽をかぶっていたのと、王宮の職員が制服として白い平らなハットをかぶっていた(赤い襟の黒い制服とともに格好良かった)のを見たくらいです(2006年の経験)。
ホテルなどで、「いい帽子をかぶっていますね」と声をかけられました。「イギリスでは帽子をかぶった人を見ませんね」と言うと、「そうだ」と返事がありました。ウエストミンスター寺院(教会では帽子を脱ぎます)の入り口では係員が、帽子を褒めてくれた後、少し考えて「アメリカのギャングを想像する」と言われました。「ちがう、日本の紳士だ」と言ったら、「イエス」と笑っていました。

旅行とは、知らない土地を見ること、その歴史を知ること。そして、非日常を楽しむことです。
イギリス史については、「覇権国家イギリスを作った仕組み」で紹介した、近藤和彦著『イギリス史10講』(2013年、岩波新書)が一番の入門書でしょう。
かつては、知らない土地と料理がうれしかったです。ホテルの宿泊も。ところが、最近は、非日常を楽しむというより、日常の良さを再確認するために行っているようです。
何と言っても、おいしいのは日本料理。お酒を飲みながら、キョーコさんの料理を味わうのが一番です。そしてお風呂に入って、畳の上の布団で寝ること。

8日間も日本を留守にするので、事前にこのホームページの記事を書きため予約投稿しておきました。連載原稿にも、めどをつけて行きました。
パソコンを持っていき、電子メールのやりとりをしました。これは便利です。原稿のゲラの確認は、イギリスまで追いかけてきました。右筆さんに手を入れてもらった原稿の確認も。ただし私は、長い原稿の確認は、集中できる環境で、紙でないと見落としが多いので、最終確認は日本に帰ってからです。飛行機の中ではすることがないので、原稿を加筆したり本を読みましたが、ホテルではそんな気にはなりません。

8日の留守の間に、新聞が貯まっています。目を通し、気になる記事を切り取る作業を続けています。

2024年イギリス旅行3

2024年9月27日   岡本全勝

2024年イギリス旅行2」の続きです。
今回は、伝統的な建築物と、田舎の風景を楽しむ企画でした。
若いときにロンドンで、テムズ川の支流で小さなボートで川下りをし、マナーハウス(領主の館)の芝生でビールを飲んだことがあります。もう一度、あのようなのんびりした経験をしてみたいと思っていました。できれば、ナロウボートで運河を巡るとか。原稿の締め切りに追われる生活と、私の性格では、無理ですね。

コッツウォルズのマナーハウス(Charingworth Manor House)は、都市型ではなく、田舎の領主の館でした。広々とした牧草地の中にあります。いつ頃まで邸宅として使われていたのでしょうか。いつ頃にホテルの改装したのでしょうか。よく保存されています。石造りの家は壁や柱は壊れずに保たれるのでしょうが、木造の家もよく残っていますよね。シェイクスピアの生家とか。
湖水地方のウインダミア湖のほとりにあるホテル(Lakeside Hotel Windermere)もよかったです。もっとも、継ぎ足しをして拡張したらしく、初日の部屋は広いのですがたどり着くまで長い廊下と階段の上り下りが大変で、翌日は部屋を変えてもらいました。

建物では、ウインザー城、バッキンガム宮殿、ロンドン塔、ウエストミンスター寺院を見学しました。これらの紹介は省きます。
ブレナム宮殿は、チャーチル首相の祖先が国王から拝領した建物で、臣下の建物なのに「宮殿」と呼ばれるようです。とんでもない大きさです。そして周囲に広がる敷地も。
チャーチル首相は、スペンサー・チャーチル家の次男の長男なので、相続権はありません。しかし、実家であるこの家で生まれました。チャーチル首相の生まれた部屋や展示室もあります。「チャーチルは身長が150センチだった」との表示がありました。インターネットで調べたら、いろいろありますが168センチくらいだったようです。へえ。

コッツウォルズや湖水地方で、なだらかな丘陵、広がる牧草地を、車窓や船の上から楽しみました。高速道路の両側に広がる牧草地では、ところどころで羊と牛と馬が草を食んでいました。高速道路をまたぐ跨道橋を、羊の群れが渡っているのも見ました。
改めて、イギリスは広いなあと感じます。日本の方が面積は広いのですが急峻で、なだらかな風景は少ないです。傾斜地でも水田を切り開いたの、棚田のような風景になります。それはそれで美しいですが。牧草地や小麦畑に比べ、水田が多くの人を支えたので人口密度が高く、イギリスのようにのんびりしていないのです。

もし私が中世のイギリスに生まれ変わったら、どんな生活をしていたのだろうと、想像してみました。農夫かな、羊かな・・・。「その4」に続く。