カテゴリーアーカイブ:人生の達人

楽観的な人は先延ばし癖が少ない

2024年7月9日   岡本全勝

6月26日の朝日新聞に「楽観的な人、先延ばし癖少ない? 東大院生ら、20~29歳の男女を調査」が載っていました。

・・・将来はストレスが少なくなると考える楽観的な人たちは、物事を深刻に先延ばしする癖が少ない。そんな研究結果を東京大学の研究グループが科学誌に発表した。「深刻な先延ばし癖を減らすには、未来に希望を持つことや、その支援を受けることが大切ではないか」と指摘している。
「深刻な先延ばし」とは、課題を先送りすることでよくない結果を招くことがわかっても先延ばししてしまうこと。幸福度が下がってストレスが増え、健康を損なったり学業成績が低下したりすることが知られている・・・

・・・オンライン調査で、20~29歳の男女296人(平均25・6歳)に、「過去10年」から「この先10年」の9段階の時間軸で、どれくらいストレスや幸せを感じるかを選んでもらった。同時に、12の質問をもとに、先延ばし癖が強い人たち、弱い人たち、中間層にわけ、ストレスや幸せの感じ方との関連を調べた。

ストレスの感じ方は4パターン。未来に行くほど、ストレスが減る「下降型」が18%、ストレスが増える「上昇型」が30%、今が一番ストレスが低く、過去や将来ほどストレスが増える「V字型」が38%、過去の一時点がストレスが最も高く、以降は減る「への字型」が13%いた。

下降型は、先延ばし癖が強い人たちが11%と、ほかの3グループの半分以下で統計上も明確に少なく、中間層の人たちが65%と多かった。下降型は未来に対して楽観的に考える人たちで、そういう見方が深刻な先延ばし癖を減らす可能性が示唆されたという・・・

人工知能、「記憶力の良い研修生」

2024年7月6日   岡本全勝

7月4日のiJAMP(時事通信社)に、塩光献・アブポイント日本法人代表取締役社長が「生成AI、現状では「記憶力の良い研修生」」を書いておられました。いくつも納得できる指摘がありますが、次の文章を紹介します。

・・・生成AI(人工知能)の登場は大きなことではあったが、職場では現状は「非常に記憶力の良い研修生」に例えられている。覚えは良いのだが、社内業務においてやって良いことといけないことがまだしっかり判断できない状態だ・・・

後段の「やって良いことといけないことが判断できない」は、重要な指摘だと思います。教えないと、善悪の判断を機械はできません。

退職した元職員の再雇用

2024年7月2日   岡本全勝

6月24日の日経新聞夕刊に「退職者カムバック、自治体も 都庁「アルムナイ」募集開始 公務員離れに危機感」が載っていました。ところで、「アルムナイ」という言葉は日本語に置き換えられませんかね。やはり、英語に憧れているのでしょうか。「元職員」ですよね。例えば「元職員再採用」ではだめでしょうか。

・・・中途退職した元職員を再雇用する「アルムナイ採用」が自治体で増えている。長野県や静岡県が2023年度に導入し、東京都も24年度から始めた。売り手市場で公務員人気に陰りがみえるなか、中途退職者を即戦力として見直す動きが自治体にも広がってきた。
都は「都庁版アルムナイ採用制度」と銘打ち、4月から中途退職者の再採用を始めた。1年以上の勤務経験があれば応募できる。選考は筆記試験を免除し、書類選考と面接のみとした・・・

・・・アルムナイは卒業生や同窓生を意味する英語で、人事分野では中途退職者を指す。転職は裏切りとする風潮がかつては強かったが、最近は組織風土や業務に熟知した即戦力として評価する企業が増えている。
アルムナイ採用の導入は企業が先行しており、リクルートの再採用代行サービスの利用企業は1月時点で100社超と1年前の4.5倍になった。
生え抜きを重視する傾向が強かった自治体でも都のように導入例が出てきた。19年度以降、茨城県や神戸市、大阪府寝屋川市などが開始している。

いずれも育児や介護を理由にした退職者に限定せず、転職者を対象に含めている。選考は新卒採用や中途採用で課す筆記試験を免除し、小論文や面接のみとする例が多い。復職後の給与は退職前の職級に準じて決める。
これまでも中途退職者を再雇用する制度を設ける自治体はあったが、出産や育児、介護などで職場を離れた女性の復職支援という意味合いが強かった。育児休暇制度が充実したこともあり、制度の利用もごく少数にとどまっていたとみられる。
転職者に門戸を広げたことで、応募が増えた自治体もある。北海道は21年度に育児や介護などやむを得ない理由での退職者限定で再採用を始め、23年度から転職者を対象に含めた。技術職と専門職に限っていた募集職種を行政職に広げたこともあり、21~22年度に4人だった応募者は23年度に17人まで増えた。
自治体でアルムナイ採用の導入が相次ぐ背景には、地方公務員のなり手不足への危機感がある。安定した就職先として人気の高い公務員も、求職者優位の「売り手市場」で採用に苦戦している・・・

半年の節目

2024年6月30日   岡本全勝

今日は6月30日、1年の折り返しです。いつの間に、半年が過ぎたのでしょうか。時間がたつのは、早いものです。
毎週、月曜日には「今週は長いなあ」と思うのに、金曜日には「もう1週間が経ったのか」と嘆きます。仕事で言うと(土日を除く)、1日を5日繰り返すと金曜日になり、それを4回繰り返すと1か月になります。それを6月、繰り返したのです。

時間は、切れ目なく続きます。私たちが意識しなくても、努力しなくても過ぎていきます。これは、ありがたいことでもあり、困ったことでもあります。
「仕事が片付かなかったら、時間が止まる」という世界では、出口がないですよね。出口のないトンネルのようです。しかし私たちの仕事は、たいがいのものは、時間が来れば出口が見えて、片付きます。不十分でも、それで進めるしかないのです。
他方で締め切りを意識して仕事をしないと、手つかずのままや、とても人前に出せない状態で、締め切りが来てしまいます。

放っておくと、だらだらと続く時間。節目は過去を振り返り、未来の予定を立てる、よい機会です。
あなたは、この半年で、満足できる成果を上げましたか。振り返ってみてください。細かな案件の積み重ねと(これは手帳に残っているでしょう)、中長期の課題の進捗との、両方を考えてください。それを踏まえて、後半の予定を立ててください。
仕事だけでなく、家庭、趣味なども重要なことです。
毎日積み重ねると、山のように堆積します。その例1例2例3
例4
は、月に3回なので、18回書きました。
草花も裏切りません。アサガオは蔓がどんどん伸びるので、毎日のように支柱に這わせる作業をしています。例5

仕事に満足している人ほど、生活の幸福度も高い

2024年6月27日   岡本全勝

6月21日の読売新聞「目覚めよJAPAN」は、対談「中小企業 人手不足時代を乗り切る!」でした。
須藤治・中小企業庁長官(福島での原発事故からの復興に苦労をかけました)が登場しています。記事に、次のような文章もついています。

・・・経営の現場では近年、自社の利益だけでなく従業員の幸せを追求する「ウェルビーイング経営」が注目されている。従業員の生産性や創造性の向上につながり、業績にも好影響を与えることがわかってきたからだ。

野村総合研究所は2023年に行った「日本人の生活に関するアンケート調査」で、働き盛りとされる25~54歳の就労者の回答(1296人)を分析した。
調査によると、現在の仕事に「とても満足している」と回答した人のうち、普段の生活での「幸福度」が高い(10点満点中8点以上)とした人の割合は65・7%に上った。一方、仕事に「まったく満足していない」と答えた人で、幸福度が高い人は5・9%にとどまった。座談会で解説役を務めた読売新聞東京本社の丸山淳一編集委員は「仕事に満足している人ほど、生活の幸福度も高い」と指摘した。

また、「働きがい」を重視する人は、仕事に満足している割合が高かった。同研究所は「ウェルビーイング経営では、働きやすさの追求だけではなく、働きがいを意識した取り組みが有効だ」としている・・・