カテゴリーアーカイブ:人生の達人

民間企業からの職員の苦労

2015年3月14日   岡本全勝

復興庁には、民間企業から参加してもらっている職員もいます。先日、「私たちの苦労も、ホームページに載せてください」との要求がありました(かつては、職員の突き上げでしばしば載せていたのです)。仕事の流儀がまったく違う官庁に来て、苦労したと思います。感謝の気持ちを込めて、掲載します。今日は、まず2人を載せます。本人が書いてきた文章に、少し私が手を入れています。
(秋元君)
出身地でもある福島県を中心とした原子力災害地域の風評被害対策を担当しました。「風評被害に苦しむ地元の復興に貢献したい」という思いを汲んで、風評被害対策を担当させてもらいました。自身の強みである「地元の知識」や「経団連とのパイプ」を活かし、大臣などの視察の際の被災地産品のPRや民間企業への訪問活動等を行いました。
特に企業マルシェについては、経団連に大規模なマルシェ(10月3日)を開催頂いた他、福島関連のマルシェの開催数を増加(平成25年度43件→平成26年度4~12月約70件)させることができました。
(Y君)
正直、役所の作法や仕事のやり方に慣れるのにかなりの時間と労力を必要としましたが、復興庁の一員として復興に取り組めたことを誇りに思います。2年間の得難い経験を会社に持ち帰り、今度は自社の事業や商品を通して社会に貢献していきたいと思います。
次回は、残る2人を載せます。なお、この4人は本庁勤務です。3県においた出先機関(復興局)にも、たくさん来てもらっています。

1週間が終わりました

2015年3月13日   岡本全勝

今週も、怒濤のような1週間が終わりました。もっとも先週土日も出勤して資料整理などをしたので、1週間という気がしません。10日火曜日には官邸で復興推進会議、11日は4年目の記念日など、節目の時期だったので、大変でした。今日は、先週行ったイラク政府幹部への講義の第2回目。第1回目が好評だったらしく(?)、再度呼ばれました。
お昼に弁当を広げると、職員がそれを狙って入ってきます。「食べ終えられた頃、来ます。消化に悪い話ですから」と、いったん引き下がる職員もいます。その予告が、よけいに悪いです(苦笑)。「昼飯くらい、ゆっくり食べさせてくれよ」と言うと、「いえ、統括官がホームページに書いていたように、『仕事を終えたご褒美は、次の難しい仕事』です」と、反抗します!
ところで、私は、原則8:30出勤にしています。職員が出勤してくると、自分の時間を持てないので。多くの職員は9:30出勤です。ところが最近は、何人かの職員、特に参事官たち管理職が、8:30や9:00前に出勤してくるのです。そして、私の部屋に入ってきます。これでは、意味がありません(苦笑)。でも、世間では8:30出勤が当たり前ですから、喜ばしいことです。そこで、8:15頃に出勤するようにしたのですが。これを繰り返すと・・・。
問題は、17:15には退庁できないことです。国会開会中などは、早朝に答弁打ち合わせがあるので、関係職員は早く出てきます。そして、答弁資料に「28時」(午前4時のことです)と書いてある資料を、7時過ぎに説明することもあるのです。彼らのまさに献身的な労働があって、仕事は回っています。

人事評価への不満

2015年3月5日   岡本全勝

日経新聞3月3日人事面は、「人事評価に不満、4割」を解説していました。20~50代の会社員約千人を対象にインターネットで調査した結果です。
人事評価の仕組みについて、不満が38%、満足が19%です。どちらでもないが43%です。不満の理由(3つまで回答可)は、「評価基準が明確でない」が41%、「評価者の好き嫌いで評価される」が39%、「評価者が直属の上司しかおらず、評価が一面的」が25%です。
人事評価で知りたい項目(3つまで回答可)は、「評価された実績や行動、態度」が66%、「余り評価されなかった理由」と「改善が必要な職務行動、役割意識」が40%を超えています。
一般論ですが、高く評価されたら、評価制度には不満を持たないでしょう。低く評価されると、評価制度や評価者に不満を持つでしょう。
全員が優秀な部下という場合は少ないでしょう。また、全員を高く評価することはできません。すると、上司としては、「できる限り部下に納得させること」、そして「欠点を直してもらって、より優秀な職員になってもらうこと」です。そのためには、会話が必要です。愚痴っていても、改善されません。

高倉健さんと岡本行夫さん

2015年2月18日   岡本全勝

文春ムック『高倉健』(2015年、文藝春秋)を紹介します。尊敬する先輩である岡本行夫さん(外交評論家)が、贈ってくださいました。行夫先輩は、健さんと交友があり(これはびっくり)、この本に寄稿しておられます。内容は読んでもらうとして、こんな人間関係があるのかと、感激します。そして、行夫先輩の凜とした文章にも、引きつけられます。私が下手な文章で紹介することが、はばかられます。ぜひ、原文をお読みください。
私は、高倉健さんの映画を見たこともなく(というか、映画一般を見ないので)、そのお人柄も知りませんでした。しかし、この本を拾い読みするだけで、すごい人だったんだなと、驚きます。観客に感情移入させるだけの演技は、うわべだけではできないのでしょう。本物のすごみ、そして気配り。それを、ひけらかせずに行う。なかなかできないことです。

面接、本音を聞き出す。社員がやめる本当の理由

2015年2月12日   岡本全勝

日経新聞2月10日スポーツ欄、村井満・Jリーグチェアマンのコラム「スポーツピア」から。
・・リクルートホールディングスで人事担当役員を務め、その後、リクルートエイブリッック(現リクルートキャリア)で人材紹介、転職の支援に携わっていたので、数え切れないほど面接官をこなしてきた。面接では、相手に「実は」と言わせたら、私の勝ちと決めていた。「実は」は本音や真実を明かすときに使う言葉で、「実は子どもが3人いて、この給料では妻に反対されそうなんです」といような打ち明け話につながる・・
・・退職面談では「実は」がたくさん出てくる。その後に続く話に耳を傾けると、会社を辞める理由はたいてい本人の半径10メートル以内で起きている問題に起因していることがわかる。上司や同僚が自分を理解してくれていない、思いが通じていない。それが退職理由であり、会社にビジョンがないからとか、新しいことをやりたいからというのは、後付けであることが多い・・
詳しくは、原文をお読みください。