カテゴリーアーカイブ:人生の達人

猫背近視製造機

2019年10月28日   岡本全勝

「猫背近視製造機」って、なんだか分かりますか。
先日、知人との飲み会で、スマートフォン批判で盛り上がりました。朝の電車中で、多くの人がスマートフォンの操作に没頭していること。その多くは、ゲーム、漫画、映画を見ていること。周囲に気配りできず、自分の世界に浸っていることなどです。
いつも、同じことを言っていますが。「丸ノ内線の新しい決まり」「君は間違っていない、しかし

もう一つの批判は、姿勢が悪くなることでした。小さな画面を注視するので、猫背になっています。さらに、近視も心配です。
NHKウエッブ「私たちの目が危ない “近視クライシス”

ある人曰く、「無言人間製造機です」とも。そうですね、満員電車で、無言で人をかき分けて降りていきます。一声「降ります」と声をかければよいのに。

新採職員の離職率

2019年10月26日   岡本全勝

2016年の卒業者のうち、就職後3年以内に仕事を辞めた人の割合は、大学卒業者は32%、高校卒業者では39%だそうです。(10月21日、厚生労働省発表共同通信ニュース
大卒では、1年にほぼ1割ずつ辞めて、2年で2割、3年で3割です。産業別の離職率は、宿泊業・飲食サービス業が50%、生活関連サービス業・娯楽業の47%、医療・福祉や小売業も離職の割合が40%近いです。
企業の規模別では、5人未満が58%で、規模が大きくなるに従って離職率が低くなっています。
高卒では、1年で約2割、2年で約3割、そして3年で約4割の人が辞めます。かつては、5割もの人が3年で辞めていました。半数です。

就職内定率が、大きくニュースとして取り上げられます。しかし、高卒で4割、大卒で3割の人が、3年で辞めていることを考えると、内定率の少々の変動より、こちらの方が問題です。それは、社会にとっても、各会社にとっても大きな損失ですが、本人にとってはもっと深刻です。
学生の就職率や内定には、学校も積極的に関与していますが、一度就職して辞めた人には、どのような支援があるのでしょうか。ハローワークでは、どのような扱いになっているのでしょうか。

猛烈社員が課長になると

2019年10月24日   岡本全勝

10月22日の日経新聞「私の課長時代」は、佐々木一郎・ブラザー工業社長です。
1995年に課長になられました。現在62歳なので、38歳のようです。

・・・非常に困ったというのが当時の正直な気持ちでした。それまでは技術者としての自分が世界でどこまで通じるか考えながら必死で仕事をしていました。仕事に熱中しすぎて体調が悪くなると3~4日休むといった、むちゃくちゃな働き方をしていたからです。
管理職は部下の育成や健康管理が仕事なので、自分が倒れてはいけません。まずは休まないことが仕事でした。困難な技術課題に率先して取り組むのが私のやり方でしたが、技術的な好奇心をグッとこらえて早く帰るようにしました。一方、徹夜や休日出勤した部下には差し入れをして労をねぎらいました・・・

・・・機械の開発は図面などで途中経過が一目で分かりますが、ソフト開発はそうはいきません。難しい仕事はうまくいかないと孤独を感じます。
あるとき、納期の直前に部下から間に合わないと打ち明けられました。色々手を尽くしましたが、どうにもなりませんでした。責任感の強い人ほど自分から言い出せず、最後まで頑張ろうとします。しかし、手の打ちようのない局面でトラブルを相談されるのはマネジメント側の負けです。

その一件を猛反省し、早い段階からトラブルを見つけるようにしました。まず部下が出勤すると必ず全員の顔つきを見ました。困っている人ほど表情が曇っています。声をかけたときの返事も重要な情報です。順調な人は声が弾んでいますが、そうでないと返事に元気がありません。どうすれば相手が気軽に打ち明けられるか考えながらコミュニケーションを取りました・・・

拙著『明るい公務員講座 管理職のオキテ』にも書きましたが、猛烈社員が良い課長にはなるとは限りません。自分で仕事することと、部下に能力を発揮してもらうこととは、別のことです。そのことに、早く気づくかどうか。日本の多くの職場で、管理職養成はしていません。

高校での国語教育の変更

2019年10月18日   岡本全勝

10月14日の朝日新聞教育欄「高校の国語、文学を軽視? 2022年度からの新指導要領に懸念 2氏に聞く」で、高校の国語教育の変更について勉強しました。

これまでは、「国語総合」が必修で、そのほかに選択科目として「国語表現」「現代文A」「現代文B」「古典A」「古典B」がありました。新しい学習指導要領では、「現代の国語」と「言語文化」が必修になり、選択科目として「論理国語」「文学国語」「国語表現」「古典探求」が選択科目になります。
新しい必修科目の「現代の国語」は、実社会で必要な議論や討議、説明資料をまとめる活動です。「言語文化」は、上代から近現代に受け継がれた日本の言語文化などだそうです。

私の理解では、「現代の国語」は実戦日本文で、「言語文化」は日本の文学ということでしょうか。そうだとすると、この変更は正しいことだと思います。実社会で必要なのは、自分で考えたことを日本語で的確に表現することです。若い職員を使う立場からすると、もっとこの点を教育してほしいです。できれば、手紙の書き方、習字もです。
文学に興味のある人は、別途、関心に応じて日本文学を勉強してください。

もちろん、社会のエリートを目指している人は、日本の古典を学ぶ必要があります。かつては、漢文も必須でした。今は、英語も重要です。しかし、全員がエリートになるわけではありません。まずは、日常の生活や仕事において、的確な日本語が話せて書けるように、教育してください。
どうも教育論議になると、特に高校や大学教育では、全員がエリートを目指すような議論が展開されて、実態とのずれが目立ちます。

電子メールアドレスなりすまし対策

2019年10月10日   岡本全勝

先日、私の電子メールアドレスがなりすましにあい、アドレスを変える必要があることを、このホームページに書きました。関係者に、その旨と新しいメールアドレスを通知したら、何人かの方から、次のような返事が来ました。
「了解しました。でも、このメールは「なりすましメール」ではないんでしょうね。なりすましかどうか、どうやって判断したらよいのでしょうか?」

この反応には、絶句しました。あり得ない話ではありません。そこで、専門家に質問しました。その答は、おおむね次の通りです。

「通常は文面と宛先を確認し、メールの送信者が間違いないものか判断いただくしかありません。
次のような方法で、ヘッダーの記載が怪しいものではないか確認するという方法がありますが、大量のメールをいちいち確認することは難しいです。
https://togeonet.co.jp/post-6135
プロバイダ契約等のサービスで、迷惑メールに関するサービスを受けていれば、ヘッダーに記載されているサーバー情報に疑義(詐称)があるので、業者から隔離情報を受けることとなると思います」

参考にしてください。なお、一番怪しいのは、自分宛に自分からメールが来ることだそうです。